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更新日:2023年1月27日

第4回道央都市圏パーソントリップ調査

パーソントリップ調査の概要

図:調査対象範囲(道央都市圏)_調査対象範囲である道央都市圏は、札幌市、小樽市、江別市、千歳市、恵庭市、北広島市、石狩市の一部(旧石狩市域)、当別町、南幌町、長沼町で構成されています。パーソントリップ調査は、「どのような人が、いつ、どこからどこへ、どんな目的で、どんな交通手段で移動しているか」を把握することを目的とした調査です。

パーソントリップ調査では、札幌市を中心に、通勤・通学や買い物など交通面でつながりの強い地域を「道央都市圏」として調査対象範囲を設定しています。

この「道央都市圏」では、昭和47年(1972年)の第1回目のパーソントリップ調査から、概ね10年おきに調査が実施されており、平成18年(2006年)に実施した調査が第4回目の調査になります。

なお、パーソントリップの「トリップ」とは、下図のとおり人がある目的のため、出発地から到着地まで移動することを指し、交通計画を検討する際の単位として使われます。

 

イラスト:トリップの考え方(通勤の例)_例えば通勤目的の場合、出発地である自宅から終着地である勤務先までの徒歩、バス、鉄道などによる一連の移動を1トリップと考えます。

調査実施機関

札幌市、北海道

調査実施地域

札幌市、小樽市、江別市、石狩市の一部(旧石狩市域)、北広島市、千歳市、恵庭市、当別町、南幌町、長沼町

 

 

調査結果の活用例

パーソントリップ調査の結果を分析することにより、調査対象範囲(道央都市圏)における交通の現状・課題が明らかになります。さらに、それらを踏まえた将来の交通に関わる様々な計画を検討するための基礎データとして活用されます。

<参考>パーソントリップ調査の結果を用いた計画の例alt=""

  • 高齢者や障がいがある方など、誰もが利用しやすいバスや鉄道などの公共交通機関について
  • 冬期間における安全でスムーズな移動の確保について
  • CO2(二酸化炭素)の削減など、地球にやさしい交通のあり方について
  • 北海道経済の活性化に寄与する道路ネットワークについて

イラスト:冬期の交通問題イメージイラスト:地球環境問題イメージ

 

道央都市圏「都市交通マスタープラン」の策定(平成22年3月策定)

alt=""「都市交通マスタープラン」は、パーソントリップ調査結果等をもとに、道央都市圏における交通の現状や将来の課題を把握し、あるべき将来像を実現するための交通のあり方をまとめたものです。

「都市交通マスタープラン」は、都市圏の目指すべき将来都市像を実現するための、望ましい交通体系の姿であり、長期的(概ね20年間)に実現を目指す骨格交通網や、取り組むべき各種施策(ハード・ソフト)を取りまとめています。

ただし、「都市交通マスタープラン」は、将来の望ましい総合交通体系・交通計画について示したものであり、各自治体の総合計画などとは異なります。

 

 

「道央都市圏総合交通体系調査協議会」の設置

パーソントリップ調査において策定される「都市交通マスタープラン」は、道路網と大量輸送機関(地下鉄・ジェイアール)を含めた総合的な交通体系を示すものであることから、調査範囲の自治体をはじめ、産・学・官からなる「道央都市圏総合交通体系調査協議会」(以下、協議会)を設置し、調査・検討を行いました。

協議会は産:交通事業者(東日本高速道路、北海道旅客鉄道、札幌地区バス協会)、学:大学・研究所(北海商科大学、北海道大学、室蘭工業大学、北海学園大学、寒地土木研究所)、官:行政機関(北海道開発局、北海道運輸局、北海道、北海道警察、各市町)で構成されています。協議会の下には幹事会、ワーキング会議、事務局が設置されています。

イラスト:調査のイメージ_交通実態データ、将来交通量の予測、様々な方からの意見などイラスト:会議イメージ_学識者や関係機関からなる協議会で議論

 

協議会等の開催経緯

開催経緯と議題

会議

開催日

議題

第1回協議会 平成18年4月12日 ●パーソントリップ調査の枠組み
●検討の方向性
●道央都市圏の交通課題
●実態調査体系案
●家庭訪問調査の方向性
第1回幹事会 平成18年4月24日

<本体調査>
●抽出率の算定(案)
●ゾーニングの方針(案)
●配布回収方法の方針(案)
●回収率向上に関する検討
<付帯調査>
●付帯調査の実施方針(案)

第1~2回ワーキング会議

第2回幹事会 平成18年6月15日

<本体調査>

●抽出率の確認
●ゾーニングの方針の確認
●配布回収方法の確認
●回収率向上策については引き続き検討
<付帯調査>
●付帯調査実施方針の確認
<広報関連>
●広報計画の確認

第3~6回ワーキング会議

第3回幹事会 平成18年7月21日 <本体調査>
●ゾーニング、本体調査票、回収率向上策の確認
<付帯調査>
●日曜調査票、ライフスタイル調査票の確認
<広報関連>
●各種広報デザインの確認
第2回協議会 平成18年8月8日

<本体調査>
●抽出率、ゾーニング、配布回収方法、調査票、回収率向上策の承認
<付帯調査>

●調査票の承認
<広報関連>
●広報計画の承認

第4回幹事会
平成18年12月13日
<本体調査>
●秋期調査結果の概要(速報)
<付帯調査>
●冬期調査内容の確認
<その他>
●今後の議論の進め方

第7回ワーキング会議

第3回協議会

第5回幹事会

合同会議

平成19年9月3日 <平成18年度交通実態調査活動の報告>
●交通実態調査活動報告
●マスターデータの作成
●基礎集計、分析の速報値
<パーソントリップ調査の進め方>
●全体スケジュール等
第6回幹事会 平成19年12月17日 <道央都市圏の交通現況>
●現況分析の進め方
●交通現況と問題点・課題の提案
<都市交通マスタープランの事前検討>
●マスタープランの体系イメージ
<PI・PR活動>
●交通状況の変化に関する資料
●交通の課題や方向性に関する資料

第8回ワーキング会議

第7回幹事会 平成20年3月4日 <全体スケジュール確認と活動報告>
●今年度の活動経緯報告
<課題と将来ビジョン>
●解析結果から整理した計画課題
●将来の計画理念および都市圏構造イメージの提案
第4回協議会 平成20年3月26日

<全体スケジュール確認と活動報告>
●今協議会・幹事会・全体ワーキング・検討部会の活動概要
●グループインタビュー報告
●都市圏人口フレームの検討状況
<課題と将来ビジョン>
●道央都市圏の将来像検討の流れ
●将来ビジョン検討の進め方
●都市圏の現状と計画課題の提案
●道央都市圏の将来像(素案)
<今後のスケジュール>

●今後のスケジュール確認

第9~10回ワーキング会議

第8回幹事会 平成20年8月6日 ●全体スケジュールの確認
●都市交通マスタープランの枠組み(全体構成)イメージ
●都市圏の将来像
●将来交通計画の検討プロセス(中間報告)
第5回協議会 平成20年9月1日 ●全体スケジュールの確認
●都市交通マスタープランの枠組み(全体構成)イメージ
●都市圏の将来像
●将来交通計画の検討プロセス(中間報告)

第11~12回ワーキング会議

第9回幹事会 平成20年12月25日 ●将来都市圏構造について
●将来交通需要予測と評価指標
●都市交通マスタープラン(素案)の方向性

第13~16回ワーキング会議

第10回幹事会 平成21年7月15日 ●都市交通マスタープランの全体像について
●都市交通マスタープランのうち、骨格交通体系に関する設定の内容、および検討結果
●評価指標・目標値
●都市交通マスタープランのうち、ソフト施策等(ネットワーク評価以外)の記載内容

第6回協議会

第11回幹事会

合同開催

平成21年9月18日 ●全体スケジュールの確認
●都市交通マスタープランとりまとめの方向性について
●パブリックコメントの実施方法について
第12回幹事会 平成21年12月7日

●都市交通マスタープランの取りまとめの方向性及び報告書概要版(案)について

●パブリックコメントの実施方法およびパンフレット(案)について

第7回協議会
平成22年1月14日

●都市交通マスタープラン(案)について

●パブリックコメントの実施方法およびパンフレット(案)について

第8回協議会

第13回幹事会

合同開催

平成22年3月30日 ●パブリックコメント実施に関する結果報告
●都市交通マスタープランについて

 

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