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更新日:2026年3月19日

インタビュー事例紹介(ジェンダー協働ネットワーク)

ジェンダー・コレクティブ北海道

 

ジェンダー・コレクティブ北海道 

○インタビューした方:運営メンバー 森 さやか さん

○設  立:2024年1月

○従業員数:7名(男性2名、女性5名)

○事業内容:企業やNPO、ユース、自治体などに向けた啓発活動

      企業とNPOによる事業創出ワークショップの実施

      ジェンダー課題解決のための取り組みを集め、表彰する「NEW RAIL AWARD」の実施

○ホームページ:https://gchokkaido.syaa.jp

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立場を超えて協働する、ジェンダー平等へのチャレンジ

ジェンダー・コレクティブ北海道とは、どんな組織ですか?

 ジェンダー・コレクティブ北海道は、北海道におけるジェンダー平等の実現をめざして、企業やNPO、教育機関、学生をはじめとした若者たち、メディア、行政など多様な主体が一緒になって協働していくプラットフォームとして、2024年から活動を始めました。世界的にみても日本はジェンダーギャップが大きいと言われていますが、中でも北海道はとくに深刻な課題を抱えており、その解決にはより多様な立場の人を巻き込んだ実効性のあるアクションが必要だという問題意識が出発点となっています。

 発信力のあるメンバーや民間企業の関係者、若い世代も巻き込みながら、ジェンダー課題を“自分ごと”として捉えてもらうための枠組みづくりを模索してきました。

これまで、どのような活動を行ってきましたか?

 活動の1年目は、企業向けの勉強会やNPO同士の意見交換、ユース世代の声を聞く場づくりなどを通して、北海道のジェンダー課題の洗い出しや、取り組みの掘り起こしを行いました。札幌にとどまらず道内各地を訪ね、直接会って説明し、共感を得ながら仲間を増やしていくという地道な活動が、後の広がりにつながっていったと思います。各現場では「何から始めればよいか分からない」「自分たちの取り組みがジェンダー課題とどう結びつくのか分からない」といった声も多く、対話の積み重ねやより効果的な啓発機会をつくることの重要さが浮き彫りになりました。

 それが、2年目の活動の軸となる「NEW RAIL AWARD」につながっていきます。

「NEW RAIL AWARD」から、北海道のジェンダーギャップ解消へ

「NEW RAIL AWARD」について、教えてください。

 「NEW RAIL AWARD」は、企業やさまざまな団体、学校などが行っているジェンダー平等や多様性に関する実践を“見える化”し、外から光を当てて評価する仕組みとして企画したものです。現場での具体的な実践を集める「アクション部門」と、身近なジェンダー課題を動画や写真で伝える「動画・写真部門」を設けて募集したところ、2部門合わせて道内各地から120件ほどの応募があり、当初の想定を大きく超える反響をいただきました。

 その表彰式を2025年の12月に開催。関係者に限らずたくさんの方々に私たちの活動を知ってもらおうという狙いから、チ・カ・ホを会場に選びました。多様性をテーマとした音楽やマルシェ、大学生たちによるトークセッションも好評で、延べ約700人が来場。ジェンダーや多様性への取り組みが、もっと多くの方々の目に留まり、理解を深め、共有されていくことの意義をあらためて実感する機会となりました。新聞やテレビなどのメディアにも取り上げていただき、次回開催への期待の声も寄せられています。

これからの取り組みや、めざす目標は?

 今後は、「NEW RAIL AWARD」の参加者同士がつながる交流の場を設け、そのネットワークを道内各地へ広げていくことが目標です。札幌だけでなく旭川や函館など地域ごとに核となる動きが生まれ、企業や行政、大学などが連携しながら、それぞれの地域で主体的に取り組んでいけるようにできたらいいですね。

 ジェンダー課題を可視化することは、女性やLGBTQといった特定のテーマに限らず、誰もが生きやすい社会をつくるうえで重要な作業であり、楽しく前向きなかたちで発信していくことが大切だと思います。その積み重ねによって、働き方や暮らし方の選択肢を増やし、地域づくりや産業の活性化、人材の定着などにもつなげ、北海道全体のジェンダーギャップ解消に貢献していきたいと考えています。

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札幌市市民文化局男女共同参画室男女共同参画課

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