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「学習障がいとは、基本的には全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算する又は推論する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示す様々な状態を示すものである。学習障がいは、その原因として、中枢神経系に何らかの機能障がいがあると推定されるが、視覚障がい、聴覚障がい、知的障がい、情緒障がいなどの障がいや、環境的な要因が直接的な原因となるものではない。」
「ADHDとは、年齢あるいは発達に不釣り合いな注意力、及び/又は衝動性、多動性を特徴とする行動の障がいで、社会的な活動や学業の機能に支障をきたすものである。また、7歳以前に現れ、その状態が継続し、中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定される。」
「高機能自閉症とは、3歳位までに現れ、他人との社会的関係の形成の困難さ、言葉の発達の遅れ、興味や関心が狭く特定のものにこだわることを特徴とする行動の障がいである自閉症のうち、知的発達の遅れを伴わないものをいう。また、中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定される。」
なお、近年、アスペルガー症候群や、広汎性発達障がいということばを聞くことがあります。これらについて最終報告においては「アスペルガー症候群とは、知的発達の遅れを伴わず、かつ、自閉症の特徴のうち言葉の遅れを伴わないもの」「なお、高機能自閉症やアスペルガー症候群は、広汎性発達障がいに分類されるもの」と示されています。
(文部科学省ホームページ「小・中学校におけるLD(学習障がい)、ADHD(注意欠陥/多動性障がい)、高機能自閉症の児童生徒への教育支援体制の整備のためのガイドライン(試案)」より抜粋)
札幌市では、市立幼稚園・学校に校内学びの支援委員会を設置し、LD・ADHD・高機能自閉症等を含めた特別な教育的支援を必要とする子どもへの適切な指導と効果的な支援に努めています。
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