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更新日:2023年1月25日

実施プログラム(平成26年度:福住小学校)

福住小学校では、平成12年度~15年度まで学校・地域連携事業を実施し、その後も保護者や地域との連携を充実するため、学校開放運営委員会を組織し、年十数回の行事を開催してきたほか、開放図書館では土曜日に学校図書館を開館し、土曜公開講座を行うなど、家庭・地域に開かれた学校づくりを進めてきました。
平成26年度からは、サッポロサタデースクール事業のモデル校として、これらの内容を拡大して実施しています。

この取組により、平成26年度優れた「地域による学校支援活動」推進に係る文部科学大臣表彰を受賞しました。

第10回:雪中あそびの広場

「雪中あそびの広場」は、毎年、福住地区町内会連合会の主催で行われてきた取組で、今年度はサタデースクールとの共催で実施されました。町内会連合会の方々はこの日のために、数ヶ月前から準備を進めてきました。当日は、全体進行をコーディネーターが務め、町内会連合会のスポーツ推進委員の方が競技の進行を行いました。さらに、町内会連合会の方々が競技の準備や片づけ、児童への指示を行うなど、多くの地域の方々の協力のもと、進められました。
全員によるラジオ体操の後、町内会連合会の方々の協力により、障害物競走、ボブスレー、棒運びリレー、パン食い競争、宝探しがスムーズに行われていきました。時折、雪が吹き付ける天気ではありましたが、子どもたちは元気いっぱい、思い切り走り回っていました。その頃、家庭科室では、町内会連合会の婦人部の方々が300人分の豚汁を調理してくださっており、思い切り体を動かした後に、体育館に全員が集まり、友達・家族と輪になって豚汁をいただきました。
地域の多くの方の協力・見守りのもと、学校と地域が一体となり、体も心も温まる「雪中あそびの広場」となりました。

  • 日時:平成27年1月19日(月曜日)10時00分から12時00分
  • 参加者:児童・幼児172名、保護者86名(見学含む)

【プログラムの様子】
参加者が集まった全体の様子 障害物競走の様子 パン食い競走の様子
宝探しゲームの様子 婦人部が豚汁を調理している様子 参加者全員で豚汁を食べている様子

第9回:初歩のスキー講習会

3学期始業式の前日に「初歩のスキー講習会」が行われました。このスキー講習会は、毎年この時期に行われてきたもので、準備も運営面も先生方やボランティアの方の動きが素早く、また、きめ細やかでとても丁寧な指導が印象的でした。
今回は、初めてのスキー学習となる1年生から約60名、他学年も合わせると90名の児童が参加しました。当日は、スキーを着脱しやすいようにと、実施の1時間前以上前から、先生方がグラウンドの雪踏みをして準備してくださっていました。指導場面では、子どもたちを6グループに分け、各グループに先生を3~4名配置して行われました。また、多数の参加児童の保護者もボランティアとしてスキーの着脱のお手伝いなどをしてくださり、子どもたちは手厚い指導を受けていました。1年生は、最初はゆっくり歩く程度の子どもたちばかりでしたが、終了時には緩やかな坂道を上ったり滑り降りたりできるようになっていました。ある程度滑れる子どもたちは、斜面の上り方、曲がり方、止まり方の指導を受け、山の上まで上り、曲がりながら滑ることができるようになりました。
「最初は下手だったけど、やっているうちにうまくなりました。とてもうれしかったです。」という子どもの感想にあるように、3学期のスキー学習に向けて、子どもたちの自信につながったスキー講習会でした。

  • 日時:平成27年1月19日(月曜日)10時00分から12時00分
  • 参加者:児童90名

【プログラムの様子】
ボランティアがスキーの着用を手伝っている様子 子どもたちが雪山を登っている様子 ボランティアが補助している様子 子どもたちが平地を滑っている様子 子どもが雪山を滑っている様子 全体の様子

第8回:クリスマスお楽しみ会

2学期終業式の放課後に、開放図書館のボランティアの方々による「おおきいツリーちいさいツリー」の読み聞かせペープサートとハンドベル演奏を主とした「クリスマスお楽しみ会」が行われました。
会場には素敵な装飾が施され、開放図書館ボランティアの演奏隊「マザーズベル」の方々も赤い衣装でクリスマスらしさを演出。ハンドベル・トーンチャイムによるクリスマスメドレーでは、会場が幻想的な雰囲気に包まれていました。また、演奏曲「赤鼻のトナカイ」では演奏に合わせて全員で歌ったり、声を合わせて参加できる読み聞かせを行ったりするなど、体験的な活動も交えながら進行していきました。最後には、ボランティアの方が扮するサンタクロースが登場して、子どもたち一人一人に手作りのプレゼントを手渡していました。
今回は平日の放課後に実施したため、サタデースクールに参加したことのなかった児童もたくさん参加し、200名以上の児童が参加しました。子どもの感想に「とても楽しかった。また、興味のあるプログラムや将来に役立つプログラムがあったら参加したい。」「歌も歌えて楽しかった。また参加したい。」とあるように、サタデースクールが身近な取組として多くの児童や保護者に認知されたようでした。

  • 日時:平成26年12月25日(木曜日(※))12時00分から12時30分
    ※土曜日等の教育プログラムの一環として実施
  • 参加者:児童204名、保護者8名

【プログラムの様子】
開放図書館ボランティア紹介の様子 開放図書館ボランティア演奏の様子 ペープサート サンタクロースが登場した時の様子 サンタクロースが挨拶している様子 手作りのプレゼント

第7回:タイムスリップ!福住ヒストリア!

福住の歴史を、昔にタイムスリップしたような気持ちで学ぶことができる三部構成のプログラムが開催されました。
第一部は、地域開放図書館「こひつじ広場」のボランティアによるオリジナルの大型紙芝居「かしわの木は見ていた」の実演です。福住地区が六軒村と呼ばれていた頃から今日に至るまでの様子を、かしわの木が語る設定で紙芝居が進められました。ボランティアの方の絶妙な語り口に、照明や効果音が加わり、子どもたちは真剣に聞き入っていました。
第二部は、地域にお住まいの小西和夫さんによる講話で、蓄音機や収穫したリンゴを詰める箱、ランプの実物(福住開拓記念館の収蔵品)を紹介しながら、昔の暮らしの様子を語って下さいました。蓄音機からレコードの音が出ると、会場からは驚きの声があがりました。
第三部では、元山鼻南小学校長で北海道教育大学岩見沢校特任教授の田山修三さんによる特別授業が行われ、時計台や道庁赤レンガ庁舎の歴史などを楽しく解説していただきました。クイズや手品を取り入れたユーモアの溢れる授業展開に、子どもたちも大人も時間が経つのを忘れるような気持ちになりました。
子どもたちにとっても、保護者にとっても、地域を知ることのできる良い機会となりました。

  • 日時:平成26年11月15日(土曜日)9時30分から12時00分
  • 参加者:児童36名

【プログラムの様子】
講師等が整列している様子 スクリーンの投影を見ている子どもの様子 講師がスクリーンを内容を説明している様子 展示物に触れる子どもの様子 講師による説明の様子 オリジナル紙芝居の様子

第6回:切って、貼って、塗ってコラージュ遊び

今回は、子どもたちが家庭から持ってきた様々な紙や布をいろいろな形に切って、大きな模造紙に張ったり、色を塗ったりする、大型のコラージュづくりを行いました。講師は、福住地区にお住まいで、ふくずみまちづくり通信に「福住の名人紹介」として掲載された、画家の竹生洋子さんです。
子どもたちは異学年でグループを作り、どんな作品にしようか、どんな物を貼ろうかと話し合い、作品作りにとりかかっていきました。最初は、何を貼るか素材選びで悩んでいましたが、講師やコーディネーター、ボランティアの方々の適切なアドバイスによって、勢いよく布や色紙が貼られていきました。さらに、その模様に合うように大きな模造紙に絵具ローラーやブラシを使って色が塗られていきました。自分たちが工夫して作り上げた作品はどうなのだろうと、図工室の机の上に乗って、床に広げられた作品を上から鑑賞する子どもたち。「わあ、きれい」と改めて自分たちの作品の出来栄えに感動していました。さらに、「作品の大きさを2倍にしたい。」「大きな作品作りに新しいグループで挑戦したい。」と、子どもたちは、意欲的に創作活動を行っていきました。
「知らない人ばかりで、うまくできるか心配だったけど、作っていると、仲良くなっていけたからよかった。」という児童の感想にあるように、異学年同士の友情も深まっていった心温まる活動でした。

  • 日時:平成26年10月25日(土曜日)9時30分から12時00分
  • 参加者:児童49名

【プログラムの様子】
全体の様子 子どもたちが画用紙に色を塗っている様子 子どもたちが画用紙に色々な素材を貼っている様子

第5回:ふくずみふれあい音楽祭

「ふくずみふれあい音楽祭」は例年、「こひつじネット」という学校開放運営委員会が開催しており、今年度はサタデースクールとの共催で行われました。福住小学校スクールバンドの保護者会の方々の適切な企画・準備・運営により、当日はスムーズに音楽祭が進められました。
地域の学童保育所「ひまわりクラブ」による和太鼓演奏、開放図書館ボランティアの演奏隊「マザーズベル」によるハンドベルやトーンチャイムの演奏、福住小学校スクールバンドによる演奏と、音楽にたっぷりと浸ることのできる内容でした。また、演奏を鑑賞するだけでなく、演奏に合わせて歌ったり、ゲスト講師の手島慶子氏が演奏するマリンバにリズムを合わせてマラカスを振ったり、スクールバンドの演奏「ようかい体操」の曲に合わせて踊ったりと、体験・参加型の活動も取り入れられ、子どもたちは一層楽しく音楽に触れていました。
開放図書館ボランティアの方のフルート演奏やスクールバンドの迫力ある演奏など、「音楽のもつ美しく、力強い魅力に感動しました。」という感想にもあるように、演奏している側も鑑賞している側も心が一つになって、音楽の良さを実感した音楽祭でした。

  • 日時:平成26年9月20日(土曜日)9時30分から12時00分
  • 参加者:児童80名、保護者85名

【プログラムの様子】
ひまわりクラブの和太鼓演奏の様子 マザーズベル紹介の様子 マザーズベルのハンドベル演奏の様子 講師のマリンバ演奏の様子 演奏を聞く子どもたちの様子 スクールバンド演奏の様子

第4回:Let'sなわとび!ホップ☆ステップ☆ジャンプ!

夏休み最終日になわとび教室が開催されました。今回の講師は、さっぽろっこ体力向上推進事業の縄跳び師範DVDにご出演されている北海道大学大学院の上家卓さん、あいの里西小学校の吉川博人教諭のほか、福住小学校の先生方です。
短縄に挑戦するホップタイム、長縄に挑戦するステップタイム、記録を残すジャンプタイムの3部構成で進行され、ホップタイムでは、講師の先生方にアドバイスを受けながら交差跳びや二重跳びなど個人の目標に向かって練習に取り組み、ステップタイムでは、長縄に挑戦しながら異学年との交流も深めていました。最後のジャンプタイムでは、自分の記録に挑戦したり、他のグループと競い合ったりして、コツをつかんだ実感を得つつ、喜びながら楽しんでいました。2学期に向け、いいスタートが切れました。

  • 日時:平成26年8月19日(火曜日)9時30分から12時00分
  • 参加者:児童68名

【プログラムの様子】
準備運動の様子 子どもがなわとびをしている様子 講師が教えている様子 とぶ練習をしている様子 大なわとびをしている様子

第3回:世界おもしろ体験!

フィンランド日本教育協会北海道オフィス(北海道大学内)のユハ・トゥィスクさん、ジャンベ太鼓演奏家の茂呂剛伸さん、錦水流水引第三代宗家の川渕幸江さんをお迎えし、和の文化や世界の文化に触れることのできる3種類の講座が開催されました。
3つの講座を順番に回る構成で進行され、ユハさんには、フィンランドの言葉や国の様子、サンタクロースのことなどを写真や動画を使って話していただき、茂呂さんには、子どもたちが実際にふれたり叩いたりしてジャンベ太鼓を体験したあと、演奏を披露していただきました。川渕さんには、子どもたち同士で教え合いながら水引を結べるように指導していただきました。
どの講座も子どもたちは、集中して聞いたり体験したりして、夢中になって楽しんでおり、「フィンランドに行ってみたい」、「草原で動物が走っているようなイメージがわいた(ジャンベ太鼓)」、「日本の文化を学べて良かった(水引)」などの感想が寄せられました。

  • 日時:平成26年7月12日(土曜日)9時30分から12時00分
  • 参加者:児童62名

【プログラムの様子】
講師が整列している様子 フィンランドに関する説明をスクリーンを使ってしている様子 子どもが太鼓をたたいている様子 子どもたちが手拍子をしている様子 子どもたちが制作している様子 作成した水引

第2回:オリンピアンがやってくる!!

観光文化局スポーツ部のオリンピアンズキャラバン事業を活用し、1994年リレハンメルオリンピックのスキー・ノルディック複合団体で金メダルを獲得した阿部雅司さん、2009年にベルギーで開催されたIAU100Kワールドカップで日本代表として男子団体戦総合優勝を果たした作田徹さんをお迎えし、講演会とランニング教室が開催されました。
阿部さんにはオリンピックの舞台裏やこれまでの競技人生から学んだことについてお話をしていただき、作田さんには、グラウンドでランニングの指導をしていただきました。子どもたちは真剣に腕振りやもも上げに取り組み、最後は約1kmを走り抜いたほか、実際に金メダルに触らせていただくこともでき、目を輝かせていました。走ることの楽しさや夢を持つことの大切さを学ぶことができたようです。

  • 日時:平成26年6月28日(土曜日)9時30分から12時00分
  • 参加者:児童108名、保護者43名

【プログラムの様子】
講師の挨拶 講師が説明する様子 説明時のスクリーン 準備運動の様子 ウォーキングの様子 ランニングの様子

第1回:動物園を作ろう!(紙工作教室)

美術館などで子ども向けのワークショップをされている造形作家の内田よしえさんをお迎えし、色画用紙から動物を作る紙工作教室が開催されました。内田さんは5年ほど前から、様々な子どもの造形活動を提案し、継続して土曜公開講座を開催してくださっていたため、子どもたちとの交流もスムーズで、生き生きと製作に取り組む子どもたちの姿が窺えました。子どもたちは熱中した様子で、楽しそうに思い思いの動物を作り、イメージを広げてそれぞれが表現した動物園を作り上げていました。

  • 日時:平成26年5月17日(土曜日)10時00分から12時00分
  • 参加者:児童68名

【プログラムの様子】

講師が教えている様子 制作風景全体の様子 制作指導の様子 子どもたちが制作している様子 制作した作品 制作作品と子どもの記念撮影

 平成26年度優れた「地域による学校支援活動」にかかる文部科学大臣表彰

地域全体で次代を担う子供たちを育成するために、地域と学校が連携・協働し、地域の教育力の向上を図り、社会総掛かりでの教育の実現を目指すことを目的に、幅広い地域住民等の参画により、地域全体で未来を担う子供たちの成長を支え、地域を創生する活動のうち、その内容が他の模範と認められるものとして、文部科学大臣表彰を受賞しました。

表彰式

日時 平成26年12月8日(月曜日)14時00分から17時30分
場所 文部科学省東館3階講堂(東京都千代田区霞が関3年2月2日)

平成26年度文部科学大臣表彰式の様子 平成26年度文部科学大臣表彰式の様子

受賞報告会

日時 平成26年12月16日(火曜日)10時00分から10時30分
場所 札幌市教育委員会教育長室

報告に訪れたコーディネーターから、「長い活動のなかで、子どもに対する地域の人の眼差しが変わってきたと感じており、地域の教育力が高まってきたと思う」という感想があり、町田教育長は、日々の活動への感謝とお祝いの言葉を贈りました。

平成26年度文部科学大臣表彰式の様子 平成26年度文部科学大臣表彰式の様子

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札幌市教育委員会生涯学習部生涯学習推進課

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