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発寒西小学校では、「ハッチャムホリデー」という名称で平成16年度~19年度まで学校・地域連携事業を実施し、その後も土曜開放事業として、地区に住む児童の健全な成長を支えることを目的に、学校と児童の保護者、PTAや近隣町内会、社会福祉協議会、体育振興会、子ども会など児童に関わる様々な団体が協力し、年十回程度の行事を開催してきました。
平成26年度からは、サッポロサタデースクール事業のモデル校として、これらの内容を拡大して実施しています。
この取組により、平成26年度優れた「地域による学校支援活動」推進に係る文部科学大臣表彰を受賞しました。
町内会、PTA、福祉のまちづくり協議会の地域の3つの団体の協力により、毎年行われている「冬の陣」が今年度も開催されました。この取組は、冬の屋外、屋内での遊びを通じ、体を動かすこと、「お餅つき」による、手作りの課程を実際に体験することを目的としています。
前半は、雪遊びとして「しっぽ取り」、「スノータワー」、「おたまリレー」の3種類のゲームをローテーションにより実施。保護者参加型のゲームもあり、親子で雪遊びを楽しむことができました。後半は、地域の方々と一緒にお餅つきを行い、子どもたちは枡の重さやお餅の柔らかさを実感したようでした。お餅ができた後、地域の方々が作ってくださった、お雑煮・おしるこ・みたらし団子を皆でいただき、最後は、地域の方々や異学年同士でつなひきを行い、交流を深めました。
【プログラムの様子】
日頃、テレビゲームなどで遊んでいる子どもたち。今回は、講師オリジナルの「カードゲーム」を使って遊びます。まず、講師の方からゲームのルールについて説明がありました。初めのうち、子どもたちは少々戸惑いがちで試行錯誤しながら取り組んでいました。難解だと思われるルールでしたが、始めてみると子どもたちはすぐにルールを飲み込み、友達とわいわい楽しんでいました。1、2年生は簡単なたし算を使う「トランピ」というゲームに、講師や保護者からアドバイスを受けながら取り組んでいました。3~6年生グループは、プラスとマイナスの概念を理解していく「バロ」というゲームに、友達と頭を悩ませ、考えながら取り組んでいました。最後は、子どもたち全員で円を作り、賑やかにかるた大会をしました。
子どもたちからは「面白かった」「とても楽しかった」という声がたくさん聞かれ、未知のカードゲームにテレビゲームとは異なる新鮮さを感じたようでした。
【プログラムの様子】
発寒西小学校では、毎年様々な国の外国人をお招きし、異文化交流を行っています。今年度は札幌市内で飲食店を営むベルギー王国出身のデューニンク・ウォールターさんをお招きし、ベルギーのことについて学習。ウォールターさんはオランダ語と日本語を使い分け、お話して下さいました。
前半は、スライドやベルギーから持参した地図・漫画・電話機などを用いて、ベルギーの国の様子や文化について、ユーモアを交えながらお話していただきました。子どもたちは、ベルギーで使われている物に興味津々な様子で見入っており、「ベルギーは日本からどれくらいの距離ですか?」、「ベルギーのあいさつを教えてください」などの質問が寄せられていました。
後半は、専用の器具を使ってワッフルを焼いて下さいました。ウォールターさんがワッフルを完成させたときには、歓声が上がり、子どもたちは本物の味に感動していました。
【プログラムの様子】
今回は4種類の体験教室(竹とんぼ作り、望遠鏡作り、パンプキンクッキング、フラワーアレンジメント)が開催されました。講師は講座順に、発寒商店街の阿部一博さんと岩清水誠さん、小樽商科大学保田ゼミの学生を中心に活動しているボクマチスクールの荒谷沙織さんと續木翔子さん(同大4年生)、地域にお住まいの三谷敬造さん、そして、西区琴似地区の生花店「花の店花時計」の佐藤さんご夫妻と林加奈子さんです。
竹とんぼづくりでは、濡らした木材を火にかけながらねじり、紙やすりで微調整して形を整え、体育館で飛ばしました。望遠鏡づくりでは、虫眼鏡を使って望遠鏡を工作。大学生の進行のもと、和気あいあいとした雰囲気で楽しそうに取り組んでいました。パンプキンクッキングでは、おしるこやかぼちゃ団子を親子で一緒に調理。季節の料理がおいしくできました。フラワーアレンジメントでは、花の種類などを教わりながら、プロの指導のもと綺麗にお花を生けることができました。
どの講座においても、目新しい体験に子どもたちは興味津々な様子で、目を輝かせていたとともに、今回も地域の大人との豊かなふれあいや親子の微笑ましいふれあいがたくさん見られました。
【プログラムの様子】
夏休み中の8月11日(月曜日)に中神治夫さんによる一人語り芝居が開催されました。中神さんは学生時代に演劇の勉強をし、15年ほど前から一人芝居を始められました。一人語り芝居とは、物語を暗記し、一人でその世界を演じるもので、レパートリーは絵本、童話が中心となります。発寒西小学校は3年ぶり5回目の出演でした。視聴覚室での会場準備は中神さんの関係者2名以外は先生やボランティアの方々によって行われ、まさに手作りの一人語り芝居でした。本日の演目は「三枚のお札」と「葉っぱのフレディー」「たからげた」。大人も子どもも、中神さんの身振り手振りを交えた迫力ある演技に引き込まれ、酔いしれていました。最後には、演技が上手になる動作を子どもたちと一緒にやっていただき、会場の皆さんから大喝采を浴びていました。
【プログラムの様子】
町内会、子ども会、PTAの3団体が合同で毎年行っている「七夕祭り」が開催されました。全校児童の6割以上、保護者も含めると約800人が参加という大々的な催しで、今年度からはサタデースクールということで、お祭りの中で七夕飾り製作会を行いました。親子で短冊に願い事を書く姿、ボランティアの方と一緒に飾り作りをしている姿、友達同士で協力しながらやなぎの木に短冊や飾りを結んでいる姿など、豊かなふれあいがたくさん見られました。最後には、仮装盆踊りが行われるなど地域と一体となった七夕祭りでした。
【プログラムの様子】
発寒体育振興会から指導者をお迎えし、多数の保護者の見守りのもと、スポーツ教室が開催されました。スポーツの種類は、ミニバレー、卓球、バドミントンの3種目で、子どもたちは1種目を選択し、指導を受けながら、夢中になってスポーツを楽しんでいました。子どもたちからは、「前よりも上手にできるようになった」などの感想がたくさん寄せられました。
【日時・参加者】
【プログラムの様子】
地域全体で次代を担う子供たちを育成するために、地域と学校が連携・協働し、地域の教育力の向上を図り、社会総掛かりでの教育の実現を目指すことを目的に、幅広い地域住民等の参画により、地域全体で未来を担う子供たちの成長を支え、地域を創生する活動のうち、その内容が他の模範と認められるものとして、文部科学大臣表彰を受賞しました。
日時 | 平成26年12月8日(月曜日)14時00分から17時30分 |
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場所 | 文部科学省東館3階講堂(東京都千代田区霞が関3年2月2日) |
日時 | 平成26年12月16日(火曜日)10時00分から10時30分 |
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場所 | 札幌市教育委員会教育長室 |
報告に訪れたコーディネーターから、「長い活動のなかで、子どもに対する地域の人の眼差しが変わってきたと感じており、地域の教育力が高まってきたと思う」という感想があり、町田教育長は、日々の活動への感謝とお祝いの言葉を贈りました。
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