ホーム > 教育・文化・スポーツ > 文化・芸術 > 創造都市ネットワークの活用 > 関連プロジェクト・イベント情報 > メディアアーツ創造都市札幌の人材育成ワークショップ「Creative Knock 2022-ゼロからはじめるCG制作-」 > 第3回「Creative Knock 2022-ゼロからはじめるCG制作-」開催報告(2022年8月20日)
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札幌市は2013年にユネスコの「メディアアーツ創造都市」に認定され、若手創造人材の育成に取り組んでいます。
2022年度は市制100周年を記念して、札幌圏域の学生を含む若手市民を対象に、「100年後のさっぽろの風景」を考えCGモデルを制作するワークショップ「Creative Knock 2022」を実施しています。
今回は、8月20日に開催された第3回目のワークショップの様子をお知らせいたします。
※第1回の様子はこちら。
※第2回の様子はこちら。
前回の講義で出た、「自分のオリジナルロボットをつくってくる」という課題。
今回の講義でもまず初めに、自分の課題を参加者自ら発表していきました。
前回学んだ金属やガラスの表現をしっかり習得して、一段とレベルアップした完成度のロボットたちが画面に映し出されます。
なお、このワークショップでは、参加者の皆さんに復習用動画を提供しています。
都合により前回の講義に参加できなかった方もいましたが、講義の要点がまとめられた動画で自習を行うことで、課題を完成させることができていました。
「未来のさっぽろでもスポーツが盛り上がっていて欲しい、それを撮影してくれるロボットはこんな形だと嬉しい」
「荷物を運ぶロボットで、エンジニアの調整を終えてちょうどこれから働く場面です」
このように、背景や設定まで作り込まれた素晴らしい作品が揃いました。
皆さんの作品は、動画で紹介しています(本ページ下部)。
さらに、最終課題である「自分の考える100年後のさっぽろにあるもの」の中間報告を、既に制作を進めている参加者から発表しました。
「狸小路のご当地ロボとして、狛犬ならぬ狛狸というタヌキロボをつくります」
「宇宙ステーションにもなっている未来のテレビ塔は、夜にはホログラムで光ります」
…など、第1回のグループワークで挙がったアイディアを元に構想を練っている様子。
参加者の皆さんはこのワークショップ終了後、9月末までの自主制作期間に入り、自分が作りたい100年後のさっぽろにあるものを作ります。
提出されたデータは「100年後のさっぽろの風景」に組み込まれ、ひとつの作品として11月に発表予定です。
そこにはどのような風景が広がっているのでしょうか。
完成映像にご期待ください!
後半はCG制作のハンズオンワークショップを行いました。
今回は「ロボットを動かそう」というテーマで、CGアニメーションを学んでいきます。
前回制作したロボットモデルが、実際に動けるようになる設定をしていきます。
「キーフレーム」「ボーン」「ウェイトペイント」…。1枚の静止画にはなかった、動画アニメーションならではの新しい概念や操作が一気に増えていきます。
難しいアニメーション設定に苦戦しながらも、参加者同士で教え合いながら理解を深める場面が多く見られました。
こうして無事ロボットが手を上げて挨拶するアニメーションが完成!
また、自分自身で手を動かしながら制作を学ぶことで、これまで映画などで当たり前に見ていたCG作品が、どれほどの労力をかけて作られているのか実感する機会になりました。
作品を生み出すクリエイターへのリスペクトと、自分も作品を生み出したいというモチベーションが一層高まった様子でした。
ワークショップ終了後は、会場を移動してスペシャルゲストを招いたネットワーキングイベントを行いました。
第3回目のゲストは「100年後のさっぽろの風景」で制作統括を担う株式会社ランドスキップCTO(最高技術責任者)の中農 稔さんでした!
中農さんには「メンドクサイをやっつける」というテーマで、モデリングの先にある映像制作やゲーム制作における効率化についてお話いただきました。
「モディファイア」「プログラミング」「ジオメトリノード」「プロシージャル」による効率化の実例を見せてもらい、こんなこともできるんだ、との驚きの声が会場に響きました。
今回で、「Creative Knock 2022-ゼロからはじめるCG制作-」における全3回のワークショップは終了です。
参加者の皆さんの最終課題を組み込んだ「100年後のさっぽろの風景」は、11月に実施予定の成果展にて完成披露を行う予定です。
成果展のレポートもお楽しみに!
第3回目のワークショップの様子をダイジェスト動画にまとめています。
札幌市は、文化芸術に代表される創造性を活用し産業振興・まちづくりを進め、人材育成・集積を図ることで、まちを活性化し都市ブランド向上にもつなげる「創造都市さっぽろ」の取組を進め、新しいテクノロジーを活用する「メディアアーツ都市」としてユネスコからも認定を受けています。
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