ホーム > 教育・文化・スポーツ > 文化・芸術 > 創造都市ネットワークの活用 > 関連プロジェクト・イベント情報 > メディアアーツ創造都市札幌の人材育成ワークショップ「Creative Knock 2022-ゼロからはじめるCG制作-」 > 第1回「Creative Knock 2022-ゼロからはじめるCG制作-」開催報告(2022年7月30日)
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札幌市は2013年にユネスコの「メディアアーツ創造都市」に認定され、若手創造人材の育成に取り組んでいます。
2022年度は市制100周年を記念して、札幌圏域の学生を含む若手市民を対象に、「100年後のさっぽろの風景」を考えCGモデルを制作するワークショップ「Creative Knock 2022」を実施しています。
今回は、7月30日に開催された第1回目のワークショップの様子をお知らせいたします。
20名の方にご参加いただいている、Creative Knock 2022。
参加者の方々にそれぞれ自己紹介をしていただいたあと、早速A~Dの4グループに分かれて「100年後のさっぽろの風景」を考えるコンセプトワークショップを行いました。
用意されたヒントカードを参考にしながら、ふせんにアイディアを書き出し、貼っていきます。
「テレビ塔は宇宙ステーションになっているかも」
「雪まつりは残っていて欲しいけど、100年後も雪ってあるのかな」
「ロボットが街にいてコミュニケーションができるのでは」
「ドローンだけじゃなくて、市電も空を飛ぶといいよね」
…など、各グループとも話し合いの中で様々な意見が出ていました!
30分間ディスカッションした結果をプレゼンシートに記入して、チームごとに発表を行いました。
それぞれ異なる切り口から未来のさっぽろのあり方が考えられていました。
このコンセプトワークショップで出たアイデアを取りまとめて、最終的に100年後のさっぽろの風景をCGで完成させていきます。
図:ワークショップにて使用したシート(株式会社ランドスキップ制作)
100年後のさっぽろの風景。そこではビルや建物は・・・
グループA 「ドームに覆われていて、テレビ塔は宇宙までつながっている(ホログラム)」
グループB 「建物は地下に入り、地上で自然(緑・雪)を管理」
グループC 「二重構造(屋上農園と商業空間)」
グループD 「状況によって形が変わる」
になっており、街のなかでは・・・
グループA「狸小路が長くなっている、ご当地ロボ」
グループB「環境整備のロボット」
グループC「空を移動できる車」
グループD「空飛ぶポラリス(市電)」
が走っている/歩いている。自然や動物は・・・
グループA 「野生のクマと共存(話せる)、地上は牧場」
グループB 「アウトドアで野生感が残りつつも管理されている」
グループC 「コミュニケーションのとれる動物型ロボ」
グループD 「ZOOM ZOO的な」
の形で街と共に生きており、札幌らしい・・・
グループA 「鮭の登る豊平川」
グループB 「大通公園、小さな町の集合体、雪まつり」
グループC 「冬の雪景色と農業」
グループD 「緑の多い公園、視界の開けた」
の風景が残っている。まとめると100年後のさっぽろは・・・
グループA 「大きくなっている!」
グループB 「最新技術で自然を管理して、共存していく」
グループC 「ヒト × 自然 × ロボ」
グループD 「イケてるデジタル田園都市」
後半はCG制作のハンズオンワークショップを行いました。
今回は「雪だるまをつくろう」というテーマで、CGモデリングの基礎を学んでいきます。
CG制作ソフトはオープンソースのCG制作ソフト「blender」を使用しました。画面に集中して向き合う方やスキルを活かして応用する方、お互いにわからないところを教え合う様子も見られました。全くの初心者からある程度の経験者まで、参加者のCG制作レベルは様々でしたが、皆さん無事にワークショップを完走しました。
次回までの課題は、「自分のオリジナル雪だるまをつくってくる」。
参加者の皆さんは一体どのような雪だるまを作ってくるのでしょうか。
ワークショップ終了後は、会場を移動してスペシャルゲストを招いたネットワーキングイベントを行いました。
第1回目のゲストは「ギャルによるギャルのための電子工作ユニット」を率いるギャル電(きょうこ)さんでした!
ギャル電さんからは、新しい技術を恐れずに「とりまやるしか」とはじめる気持ちや、はじめた後に挫折しないためのストリートノウハウをご教授いただきました。
参加者は熱い「バイブス」を受け取り、引き続きCG制作に取り組みます。
次回ワークショップは8月6日(土曜日)に行います。第2回目のレポートもお楽しみに!
第1回目のワークショップの様子をダイジェスト動画にまとめています。
札幌市は、文化芸術に代表される創造性を活用し産業振興・まちづくりを進め、人材育成・集積を図ることで、まちを活性化し都市ブランド向上にもつなげる「創造都市さっぽろ」の取組を進め、新しいテクノロジーを活用する「メディアアーツ都市」としてユネスコからも認定を受けています。
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