除雪機械の1人乗り化
札幌市では、除排雪作業の効率化・省力化に向け、これまで2人乗車としていた除雪機械の1人乗り化に取組んでいます。
取組の背景
- 札幌市の除排雪作業は、除雪グレーダやタイヤショベル等の大型の除雪機械を使用しています。

幹線道路の除雪作業(除雪グレーダ)

生活道路の除雪作業(タイヤショベル)
- この除雪作業では、安全を確保するため、除雪オペレーター(運転手)の死角などを確認する助手を同乗させた「2人乗り体制」で作業を行っています。
- しかし、除雪オペレーターなどの従事者は、高齢化が進むと同時に、年々減少していくことが予測されており、今後必要な人数を確保することができなくなることが懸念されています。

札幌市の除雪従事者の将来推計(2017年)
取組内容
- 札幌市では、除雪従事者の不足などに対応するため、除排雪作業の効率化・省力化に取り組んでいます。
- 「除雪機械の1人乗り化」は、除雪機械にバックカメラやセンサーなどの安全補助装置を設置することで、除雪オペレーター1人でも安全を確保しながら作業を行える状態を整える取組です。

1人乗り仕様の除雪グレーダの導入例
- 札幌市で保有する除雪グレーダの老朽化による更新に合わせて、1人乗り仕様の機械を導入します。

1人乗り仕様の除雪グレーダ

死角を減らした運転席

後方確認用のバックモニター

障害物を感知するセンサー
既存除雪機械の1人乗り化例
- 既存の除雪機械(タイヤショベル、除雪トラック、凍結防止剤散布車)の1人乗り化に向け、安全性を確認しながら、バックカメラやセンサーなどの安全補助装置の設置を進めます。

安全装置を設置したタイヤショベル

後方確認用のバックモニター

人やモノを感知するセンサー