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更新日:2021年11月9日

「生活道路の新たな除雪方法」を試行します。

札幌市では、将来にわたり持続可能な雪対策を目指し、そのための1つの取組として、生活道路の新たな除雪方法への変更を検討しており、令和元年度から一部地域で試行を行っています。

試行を行う背景

除排雪を取り巻く環境として以下のような課題があり、今後「出入口部分の雪かきが困難になる方が増える傾向」「これまでの夜間一斉出動ができなくなる可能性」があると考えています。

※「出入口部分」:車の出入口や玄関前

【地域の課題①】出入口部分の雪かきに対する負担感

除雪が入った後に、玄関前などに置かれる雪について、多くの声が寄せられています。

出入口部分の雪かきに対する負担感

【地域の課題②】高齢単身世帯の増加

少子高齢化により、地域の高齢単身世帯の増加が予測されています。

高齢単身者世帯の増加

【除雪事業者の課題①】除雪従事者の厳しい労働環境

除排雪作業の最盛期には、時間外労働が多くなり、休日も取りづらくなっています。

残業時間・休日日数

 

 

 

【除雪事業者の課題②】除雪従事者の減少

市全体で降雪があり、夜間一斉出動を行うと、非常に多くの人や機械が必要になりますが、今後は除雪従事者の減少が推計されています。

除雪従事者の減少

 

 

 

 

令和3年度に試行する新たな除雪方法の内容

今年度は、市内の一部地域(10区20地域程度)で試行し、検証を行う予定です。

なお、試行地域においては、地域内の全戸に案内チラシを配布(ポスティング)し、周知を行います。

 

これまでの除雪方法

【主たる作業】:新雪除雪
10cm以上の降雪を目安
とし、夜間に、往復の「かき分け除雪※」を実施。

かき分け除雪:路面の積雪を道路の両脇に寄せる作業

【補完的な作業】:整正作業
道路がザクザク、ガタガタになり、通行に著しい支障があるとき
人や車の通行を確保するため、急遽圧雪路面を削る「整正作業を実施。

新たな除雪方法

R3主たる作業(整正)

【主たる作業】:整正作業
路面の荒れ※が目立つとき
デコボコやワダチなど、通行に著しい支障が出る前に、計画的に圧雪路面を削る「整正作業」を実施。

※路面の荒れ:凹凸、段差、ワダチ、すり鉢状、かまぼこ状など

【大雪時の応急対応】:新雪除雪
20cm以上の大雪時など、
夜間に「踏み固め除雪※」「片道によるかき分け除雪※」を実施。


踏み固め除雪
 
路面の積雪を専用の装置で踏み固める作業。
  道路脇に寄せられる雪の量が大幅に減ります。

片道によるかき分け除雪
  道路の中央を一方向で行うかき分け除雪。
  道路脇に寄せられる雪の量が減ります。

 

新たな除雪方法の長所と短所

長所 

【出入口部分の雪かきの負担軽減】(地域の課題①に対して)

主たる作業を「整正作業」とし、「新雪(かき分け)除雪」の頻度を減らすこと、また新雪時の作業方法を「かき分け除雪」から「踏み固め除雪」や「片道によるかき分け除雪」に変更することにより、玄関前などに寄せられる雪処理の負担軽減が図られます。

雪かき

【生活環境の改善】(地域の課題②に対して)

整正作業の頻度を増やすことで、路面の圧雪が厚くなりにくくなるため、マンホール上の穴ぼこや、暖気・降雨による路面の崩壊(ザクザク状態)の軽減が図られます。 

【作業の効率化・省力化】(除雪事業者の課題①に対して)

これまでは、夜間一斉作業を行うため非常に多くの人や機械を必要としました。これを計画的な作業に切り替えることで、作業の効率化・省力化が図られ、将来的な従事者の減少に対応することができます。

【労働環境の改善】(除雪事業者の課題②に対して)

これまでは、降雪に応じた出動(新雪除雪)が主であり、夜間の不規則な勤務で、身体的にも心理的にも過酷な労働環境でした。これを計画的な作業に切り替えることで、従事者の負担の軽減につながります。

短所 

大雪時を除き、降雪に応じた新雪除雪は控えることになるため、一定量の降雪があった翌朝などは、一時的に通行しにくい状況になる可能性があります。

整正作業の際には、出入口部分には極力雪を置かないよう留意し、左右の雪山に振り分ける作業を行うため、道路脇の雪山は大きくなる可能性があります。

整正作業など、昼間に行う作業が多くなりますので、一時的に通行に支障となる可能性があります。その際はお声掛けください。

降雪後の状況

降雪後の状況(令和2年2月4日6時)

自然に踏み固められた状況

自然に踏み固められた状況(令和2年2月4日11時)

整正作業による「雪置き」について、ご理解をお願いします。

除雪作業で生じる雪は、運び出すことができないので道路脇に置くことになりますが、「整正作業」においては、路面を削った固くて重たい雪が生じることになるため、「出入口部分※」には極力置かないよう留意し、それ以外の場所に振り分けます。(下図参照)

一方で、「出入口部分」以外の場所については、民間排雪を行っている場所やロードヒーティング設置場所などについても、周囲と同様に雪を置くことになります。(タイミングが悪ければ、民間排雪等を行った直後のきれいになった場所にも置くことになりますが、ご理解のほどお願いします。)

 

「出入口部分」:車の出入口や玄関前1

 

「出入口部分」:車の出入口や玄関前2

道路脇に雪を積みきれなくなった場合は、簡易排雪を行います。

試行地域では、除雪作業で生じた雪が道路脇(歩道上)に積みきれなくなった場合や、道路幅員の確保が難しくなった場合など、道路状況に応じて、必要最低限の雪を運び出す簡易的な排雪(以下、簡易排雪)を試行します。

パートナーシップ排雪とは異なり、簡易排雪は道路脇(歩道上)の雪山の排雪は行わないため、雪山は大きい状態が続くことが考えられます。

 

 

令和元年度に試行した地域における住民アンケート結果概要

【調査対象】
  2区3地域
   ● 西区(1町内会、道路延長約3km)
   ● 手稲区(4町内会、道路延長約12km)

【回収結果】
   ● 配布数:2,183戸(西区:970戸、手稲区:1,213戸)
   ● 回収数:716件(回収率32.8%)

【家の前の雪かきについて】

R1家の前の雪かき 

【シーズンを通した歩きやすさについて】

 R1歩きやすさ

 令和2年度に試行した地域における住民アンケート結果概要

【調査対象】
  10区13地域
   ● 29町内会、道路延長約96km

【作業実施状況】

 

試行地域

隣接地域

新雪除雪回数(回)

4.9 

11.5

路面整正回数(回)

4.6

2.5

【回収結果】
   ● 配布数:17,644戸
   ● 回収数:4,394件(回収率24.9%)

 

【家の前の雪かきについて】

 R2家の前の雪かき

【シーズンを通した歩きやすさについて】

R2歩きやすさ

 

 

このページについてのお問い合わせ

札幌市建設局雪対策室計画課

〒060-8611 札幌市中央区北1条西2丁目 札幌市役所本庁舎8階

電話番号:011-211-2682

ファクス番号:011-218-5141