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更新日:2024年7月26日
褥瘡とは、寝たきりなどによって、体重で圧迫されている場所の血流が悪くなったり滞ることで、一般的に「床ずれ」ともいわれています。皮膚の一部が赤い色味をおびたり、ただれたり、傷ができてしまうことです。
自分で寝返りができず長期間寝たきりで、栄養状態が悪い、皮膚が弱くなっている人が、圧迫だけでなく摩擦やずれなどの刺激が繰り返されている場合は褥瘡になりやすいといえます。
当院では、入院時より患者さんの状態に合わせ、「医師・看護師・栄養士・理学療法士・薬剤師」など多職種で褥瘡を予防するケアを行っています。
(1)新規圧迫創傷(褥瘡)発生率
2023年度 | |
当院平均値 | 0.03 |
他院平均値 |
0.74 |
(2)新規医療関連機器圧迫創傷(MDRPI)発生率
2023年度 | |
当院平均値 | 0.01 |
他院平均値 |
0.34 |
(3)持ち込み圧迫創傷(褥瘡)率
2023年度 | |
当院平均値 | 0.98 |
他院平均値 |
1.38 |
MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)は、院内感染対策上重要な菌です。
MRSA検出割合は、感染対策の指標の一つです。院内検出(入院してからMRSAが検出された)の中には、元々保菌していた例、他の患者から伝播した例が含まれます。検出患者の感染経路を検索し、院内感染を防止するために適切な感染対策を講じています。
入院中は体調の変化、慣れない生活環境、薬の副作用等により、転倒や転落の危険性が高くなります。入院中の履物は転びにくい靴タイプのものを使用していただいています。また、本来の疾患や治療に関すること以外で、日常生活動作を低下させることのないように、患者さんの状態に合わせて、歩行介助や見守り、環境整備、服薬管理、リハビリなどの転倒・転落予防を行っています。
2023年度 | |
当院平均値 | 1.85 |
他院平均値 | 2.56 |
インシデント・アクシデントが生じた場合、原因を調査し、防止策をとることが求められるため、当院では、インシデント・アクシデントの報告体制をとり、情報の共有化や防止策を講じるなどの対策を図っています。
2023年度 | |
当院平均値 | 45.9 |
他院平均値 | 50.1 |
当院に救急車(ヘリコプターでの搬入を含む)で来院し受診した患者さんの件数です。
2023年度 | |
当院平均値 | 76 |
他院平均値 | 80.9 |
クリニカルパスとは、疾患(病気)の治療や検査、看護師のケアや薬剤師・管理栄養士による指導などの標準的な経過をスケジュール表にまとめたものです。効率よく、無駄なく、品質の良い医療を受けていただけるよう、科学的根拠に基づいて関係職種で協同して作成しています。患者さん用と医療者用があり、同じ目標に向かい、毎日共に確認しながら医療をすすめていきます。患者さん用クリニカルパスの一部はホームページから見ることができます。
(年度)
2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | |
当院 | 73.2 | 73.9 | 74.4 | 74.1 | 68.2 |
当院での分娩件数です。産婦人科医が常に当直をしており、正常分娩からハイリスク分娩まで24時間対応できる体制をとっています。
2023年度 | 4-6月 | 7-9月 | 10-12月 | 1-3月 |
当院 | 49 | 46 | 50 | 55 |
他院(中央値) | 45 | 36 | 36 | 30 |
道央圏内の総合周産期母子医療センター新生児内科部門が多職種と連携しながら治療にあたっています。看護師は2~3名でパートナーを組み、専門的な看護を提供するとともに、赤ちゃんが穏やかに過ごせるよう、一人一人の個性に合わせたケアを行っています。
2023年度 | 4-6月 | 7-9月 | 10-12月 | 1-3月 |
当院 | 17 | 19 | 17 | 19 |
他院(中央値) | 8 | 7 | 6 | 6 |
地域医療より紹介があり、救急車等で入院となった母体(妊婦)の搬送受け入れ件数です。
※母体搬送とは、母体・胎児管理を行うため、妊婦を高度医療機関に搬送することです。
2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | |
当院 | 123 | 108 | 142 | 124 | 128 |
患者サポートセンター「がん相談支援センター」には、相談員(看護職員、医療ソーシャルワーカー)を配置し、がんの治療や療養生活全般に関する不安や悩みについて対面や電話でご相談に対応しています。
「がん相談支援センター」で行いました1年間の相談件数・相談内容と対応した件数です。
相談件数 (年度)
2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | ||
総数 | 774 | 902 | 757 | 856 | 938 | |
新規 | 393 | 318 | 284 | 281 | 422 | |
継続 | 381 | 583 | 472 | 575 | 515 | |
不明 | ― | 1 | 1 | 0 | 1 |
※「新規」「継続」については、匿名での電話相談等により不明な場合があります
相談内容 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | ||||
一般医療情報 | がんの治療 | 84 | 95 | 44 | 48 | 131 | |||
がんの検査 | 0 | 2 | 1 | 5 | 5 | ||||
症状・副作用・後遺症 | 93 | 47 | 46 | 41 | 113 | ||||
医療機関情報 | セカンドオピニオン一般 | 86 | 23 | 18 | 24 | 18 | |||
セカンドオピニオン受入 | 35 | 44 | 37 | 23 | 14 | ||||
セカンド他へ紹介 | 51 | 100 | 57 | 33 | 36 | ||||
治療実績 | 4 | 1 | 0 | 0 | 3 | ||||
受診方法・入院 | 118 | 154 | 118 | 128 | 172 | ||||
転医・転院 | 14 | 177 | 111 | 126 | 12 | ||||
臨床試験・先進医療 | 0 | 4 | 0 | 1 | 2 | ||||
医療機関の紹介 | 76 | 39 | 11 | 20 | 75 | ||||
予防・検診 | 12 | 0 | 1 | 0 | 4 | ||||
在宅医療 | 102 | 253 | 194 | 244 | 157 | ||||
ホスピス・緩和ケア | 226 | 299 | 187 | 249 | 220 | ||||
日常生活 | 症状・副作用への対応 | ― | ― | ― | ― | ― | |||
食事・栄養 | 28 | ― | ― | ― | ― | ||||
食事・服薬・運動等 | ― | 5 | 5 | 5 | 59 | ||||
介護・看護・療養 | 68 | 27 | 12 | 20 | 147 | ||||
社会生活 | 57 | 25 | 16 | 18 | 46 | ||||
医療費・社会保障制度 | 140 | 140 | 204 | 270 | 129 | ||||
補完代替療法 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | ||||
生きがい・価値観 | 10 | 2 | 13 | 5 | 34 | ||||
不安・精神的苦痛 | 295 | 440 | 490 | 516 | 577 | ||||
関係性 | 告知 | 0 | 0 | 0 | 0 | 9 | |||
医療者との関係 | 56 | 123 | 87 | 110 | 108 | ||||
患者-家族間の関係 | 21 | 32 | 47 | 57 | 31 | ||||
友人・職場の人間関係 | 1 | 1 | 2 | 4 | 3 | ||||
ピア情報 | 患者会・家族会 | 17 | 5 | 3 | 5 | 9 | |||
その他 | その他 | 0 | 6 | 3 | 13 | 3 |
※相談件数は延べ件数です
精神医療センターに新規で入院した延べ患者さん(措置・鑑定入院を除く)のうち、3ヶ月以内に在宅に退院した患者さんの割合です。
できるだけ住み慣れた環境に戻って生活ができるように支援しています。
(年度)
在宅移行割合 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 |
当院 | 46.1 | 49.1 | 46.4 | 53.7 | 59.3 |
精神医療センターに新規で入院した患者さんのうち、医療保護・措置・緊急措置・応急入院を必要とした患者さんの割合です。緊急性・医療度の高い患者さんを積極的に受け入れています。
(年度)
医療保護入院等割合 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 |
当院 | 80.7 | 80.5 | 57.1 | 63.9 | 70.1 |
応急入院とは、緊急に入院治療を行う必要があるにもかかわらず、本人が入院を拒否している場合でも、精神保健指定医の診察の結果、72時間にかぎって入院させることが許されている入院のことです。
その他、行政の主導による措置入院や緊急措置入院も受け入れています。
(年度)
応急入院等受入れ件数 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 |
当院 | 13 | 6 | 1 | 5 | 5 |
当院は、地域の第一線で診療するかかりつけ医の先生方と役割分担し、患者さんを地域全体で治していく「地域完結型医療」を担う中核的病院です。
紹介率と逆紹介率をみると、他の医療機関と連携しながら医療を提供していることが分ります。
紹介割合とは、初診患者さんのうち、地域のかかりつけ医の先生や他の医療機関から紹介状を持参されて来院した患者さん及び救急車で搬送された患者さんの割合です。
2022年度 | 2023年度 | |
当院平均値 | 89.2 | 96.7 |
QI平均値 | 83.1 | 92.0 |
逆紹介割合とは、当院から地域のかかりつけ医の先生や他の医療機関へ紹介させて頂いた患者さんの割合です。
2022年度 | 2023年度 | |
当院平均値 | 60.92 | 66.75 |
QI平均値 | 62.73 | 65.69 |
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