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更新日:2024年3月12日

結核の基礎知識

結核とはどのような病気なのでしょうか。

結核は、結核菌の空気感染により引き起こされる「感染症」です。

<症状>
結核の症状は、カゼによく似ています。
次のような症状が2週間以上続いたら、医師の診察を受けましょう。

セキ、たん・血たん、胸痛
発熱、やせる、だるい

<感染経路>
結核が進行した患者さんが咳やくしゃみをすると、飛まつ(しぶき)と一緒に周囲に結核菌が飛び散り、その空気を周囲の人が吸い込む事により感染します。
結核は空気感染のため、患者さんの使われた物や食べ物、洋服等に付着して次の方に感染させることはありません。
また、特別に消毒なども必要ありません。

「感染」と「発病」は違います

感染の段階では結核を発病したわけではなく、結核菌を人にうつす事もありません。
しかし免疫の力だけでは結核菌を完全に殺すことができず、体内で眠り続けます。
やがて、結核菌が体の中で活動し始め、病巣ができることを「発病」といいます。
通常は、免疫の働きで結核菌の増殖が抑えられるため、感染していても、生涯を通して8~9割の人は結核を発病しません。
ただし、病気などで免疫力が低下すると、結核を発病する可能性があります。

結核は過去の病気ではありません

現在でも、全国で年間約1万5千人、札幌市でも年間約130人ほどの方が新たに結核を発病しています。
感染症(細菌やウイルス等による病気)の中ではいまだに我が国最大の病気です。

お問い合わせ先

札幌市保健所感染症総合対策課
電話011-622-5199

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