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更新日:2025年7月17日

感染経路と感染予防方法

感染経路を知ろう

  • HIV感染症やエイズを防ぐには、一人ひとりが正しい知識を持つことが予防の第一歩です。
  • エイズはHIV(ヒト免疫不全ウイルス)の感染によって、平均10年の無症状の期間を経て発症します。
  • 無症状の期間でも性的接触などにより、パートナーに感染させる危険性があります。

~主な感染経路は3つ~

  • 性的接触による感染:日本国内で圧倒的に多い感染経路が性的接触によるものです。HIVは主に血液や精液、膣分泌液に多く含まれています。HIVは感染者の血液・精液・膣分泌液から、その性的接触の相手の性器や肛門、口などの粘膜や傷口を通ってうつります。
  • 血液感染:HIVが混入した血液により感染するケースです。注射器・注射針の使い回しや違法薬物の回し打ち、医療現場における針刺し事故などがリスクとして知られています。日本国内では現在、献血された血液は厳重な検査により最高水準の安全が確保されており、感染の可能性はきわめて低くなっています。
  • 母子感染:母親がHIVに感染している場合、妊娠中や出産時に赤ちゃんに感染することがあります。母乳による感染の例もあります。日本では、母親がHIV感染症の治療薬を飲むことや母乳を与えないことで、赤ちゃんへの感染を1パーセント以下に抑えることができます。

感染予防方法を知ろう

感染を防ぐために

性的接触に際して

~より安全なセックス(セーファーセックス)を心掛けましょう~
コンドームの使用は感染を予防するために有効です。コンドームをはじめから正しく使用すること、また、パートナーに使用してもらうことが重要です。

性的接触以外の日常生活では、感染の心配がないことを知ろう

HIVの感染力は非常に弱いため、性的接触以外の日常生活では心配はありません。

<たとえば次のようなことで感染の心配はありません>

  • 同じ皿の料理を食べる、飲み物を回し飲みする
  • 握手、ハグ、普通のキスから
  • イヌやネコなどのペットから
  • せき、くしゃみ、汗、涙から
  • シャワー、入浴、プールで
  • 地下鉄、バスの座席やつり手から

「レッドリボンスタディ」動画で学ぼう

令和4年度世界エイズデー予防啓発キャンペーンの一環として、学生向けHIVエイズ・性感染症予防啓発のための動画「レッドリボンスタディ」を作成しました。(令和4年11月作成)

レッドリボンスタディ 2022

作成:世界エイズデー札幌実行委員会

学生さん以外の方も閲覧する事ができます。
HIV/エイズなど性感染症の正しい知識や感染予防について、授業形式の動画で学べます。ぜひご活用ください。

「レッドリボンスタディ」リンク先アドレス一覧

  タイトル 長さ

リンク先アドレス(YouTube)

画像をクリックするとご覧いただけます。

第1回 HIVとエイズ 3分31秒

第1回

第2回 HIVの感染経路 7分56秒

第2回

第3回 予防の方法 12分09秒

第3回

第4回 クループワーク 6分04秒

第4回

第5回 検査・感染後の生活 8分45秒

第5回

第6回 U=U、まとめ 8分12秒

第6回

総集編(第1回~第6回全話一括)

41分7秒

総集編

「わたしたちの医療医TV」で学ぼう

HIV感染症についてテレビで紹介されました。

  • 放送日:令和6年11月23日(土曜日)11時40分から11時45分
  • 番組名:わたしたちの医療医TV【正しく理解しよう「HIVとエイズ」】
  • 放送局:北海道テレビ放送(HTB)

HTB医TV公式YouTubeチャンネルから放送内容を視聴することが可能です。

なお、HIV感染症に関連の深い性感染症である「梅毒」についても同番組で取り上げられました。詳しくはSTD(性感染症)のページをご確認ください。

PrEP(プレップ)について

PrEP(プレップ、Pre-exposureprophylaxis、曝露前予防内服)とは、性的接触の前から抗HIV薬を内服し、HIV感染のリスクを減らす予防方法です。

令和5~7年度厚生労働科学研究費補助金(エイズ対策政策研究事業)の一環として、2025年9月30日内服分まで、札幌・沖縄限定でPrEPキャンぺーンが開催されています。検査費、診察費、PrEP1か月分を3,300円で開始でき、キャンペーン期間中は必要な検査を受けることで同じ価格で続けることができます。

リーフレット表面リーフレット裏面

プレップキャンペーンチラシ(PDF:354KB)

PrEP(プレップ)について詳しいことを知りたい方は下記の外部サイトをご参照ください。

【参考】

PrEP利用の手引き・利用者ガイド(日本エイズ学会WEBサイトガイドライン・提言)

PrEPinJAPANサイト

 

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このページについてのお問い合わせ

札幌市保健福祉局保健所感染症総合対策課

〒060-0042 札幌市中央区大通西19丁目 WEST19ビル3階

電話番号:011-622-5199

ファクス番号:011-622-5168

※ 緊急の対応が必要な場合は、直接お電話にて御連絡を願います。