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ゲートキーパーとは、悩んでいる人に気づき、声をかけ、話をきいて、必要な支援につなげ、見守る人のことです。ゲートキーパーになるために特別な資格はいりません。
わたしたちにできること(冊子版)
【冊子作成方法】
印刷設定を、両面(短辺綴じ)、A4、シートごとのページ数を「2」に設定してカラー印刷する。二つ折りにするとA5版冊子ができる。
【STEP1】
きづく
~家族や仲間の変化に気づいて、声をかける~
あなたの周りの方の様子が、「何かいつもと違うな」と感じたときは、
声をかけてみて、「心配している」というメッセージを伝えましょう。
まずは大切な人のこころのサインに気づくことが大切です。
【STEP2】
きく
~本人の気持ちを尊重し、耳を傾ける~
話をきくときには、相手の話を批判せず、じっくり耳を傾けることが大切です。
「話をきいてもらうだけで安心した」という方も多くいるのです。
【STEP3】
つなぐ
~早めに専門機関に相談するよう促す~
自らいのちを絶ってしまう要因には、さまざまなものがあります。
話をじっくりときき、本人の気持ちを受けとめてから、
必要があれば、医療機関や専門機関へ相談をつなげてください。
【STEP4】
みまもる
~温かく寄り添いながら、じっくりと見守る~
身体やこころの健康状態について、
以前と変わらない自然な雰囲気で声をかけましょう。
期待どおりに回復しなかったり、逆戻りしているように見えても、
焦らずに声をかけながら、程よい距離感で見守っていきましょう。
悩みを言葉にして話してくれなくても、いのちの問題につながる深刻な状態は、次のような形であらわれることがあります。これらのうちいくつあてはまれば該当する、というものではありませんが、複数あてはまる場合は、周囲が注意してみてあげる必要があります。
出典:厚生労働省「こころの耳」(https://kokoro.mhlw.go.jp/families/)
専門家の支援につなげることも大切ですが、メンタルヘルスの問題を持つ人に対して、専門家でなくとも実行できる対応法として「メンタルヘルス・ファーストエイド」というものがあります。「メンタルヘルス・ファーストエイド」は、5つの基本ステップで構成されています。頭文字をとって、「りはあさる」と覚えましょう。
⇒どれくらい危険性(リスク)があるか確かめましょう。自殺の可能性について尋ねることは、自殺の危険性を高めることにはなりません。むしろ問題を軽く見ず、真剣に聞いていることが伝わることが多いです。
(例)自殺の方法についてどれくらい具体的に考えているか尋ねてみる。
「消えてしまいたい、死にたい」と思っているの?」と尋ねてみる。
⇒どんな気持ちなのかを話してもらい、否定せずに聴きましょう。決して責めたり、弱い、怠けていると決めつけないようにしてください。周りの人がじっくりと話を聴くこと自体が極めて重要な支援です。
⇒現在の問題は、弱さや性格の問題ではなく、医療が必要な状態であること、決して珍しいことではなく、適切な治療で良くなる可能性があることを伝えましょう。
⇒適切な専門家のもとへ行くよう伝えましょう。具体的には、専門機関への相談や、心療内科や精神科の受診を勧めるなどです。
⇒気持ちを和らげるために自分でできる対処法を勧めましょう。
(例)アルコールをやめる、軽い運動をする、リラクゼーションを行う、身近な人に話をするなど
こころの健康相談統一ダイヤル | 0570-064-556 | - |
札幌こころのセンター こころの健康づくり電話相談 (札幌市民の方のみ) |
011-622-0556 |
平日9時~17時(土・日・祝日を除く) ※上記以外の時間は、こころの健康相談統一ダイヤルで対応 |
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