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疾患に応じて以下の方法で検査を行っています。
疾患の分類または名称 |
測定対象 |
検査方法 |
アミノ酸代謝異常症(6疾患) 有機酸代謝異常症(9疾患) 脂肪酸代謝異常症(8疾患) |
アミノ酸13種類 アシルカルニチン22種類 |
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ガラクトース血症 |
ガラクトース ガラクトース-1-リン酸 ガラクトース関連酵素2種類 |
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先天性甲状腺機能低下症 |
TSH/FT4 |
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先天性副腎過形成症 |
17-OHP ステロイド5種類 |
札幌市で、ガラクトース血症を除く代謝異常症23種類やステロイド5種類の検査に使用しているのが下の写真の「タンデム質量分析計(タンデムマス)」という高性能の分析器です。タンデムマスによる物質の検出における主要なプロセスは下図のようになります。
ろ紙血中に含まれるガラクトースの量を定量キットを用いて測定しています。生成したレゾルフィンから得られる蛍光を測定し、ガラクトース量を調べています。
検査の様子
検査試薬
ELISA法とはサンプル中に含まれる微量の目的物質を、酵素標識した抗体または抗原を用い、抗原抗体反応を利用して定量的に検出する方法です。測定原理の違いからサンドイッチ法(非競合法)と競合法の二つに大別されます。
FT4と17-OHPの測定キットは競合法を、TSHにはサンドイッチ法を採用しています。
競合法
サンドイッチ法
反応後のプレート
検査で使う機械(プレートウォッシャー)
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