公共施設等総合管理計画

札幌市市有建築物及びインフラ施設等の管理に関する基本的な方針の改定について

札幌市では、公共施設等の総合的かつ計画的な管理を推進するための計画として、平成29年3月に「札幌市市有建築物及びインフラ施設等の管理に関する基本的な方針」を策定しました。
この度、今後の取組方針や将来の施設総量に関する目標と試算、事業費の見込みや長期的な財政見通し等を盛り込み、改定を行いました。

策定の趣旨
資料
計画の構成
公共施設等（建物）情報の「札幌市ICT活用プラットフォーム　DATA-SMART CITY SAPPORO」への掲載

策定の趣旨

札幌市ではこれまで、人口の増加や市街地の拡大など、量的な拡大を背景に計画的なまちづくりを進め、公共施設をはじめとする都市基盤施設の充実や基礎的行政サービスの向上を図ってきました。しかし、今後、人口減少や超高齢社会の到来など、かつて経験したことのない社会情勢の変化が見込まれるとともに、都市基盤の老朽化が進み、公共施設等においても更新需要が本格化します。

厳しい財政状況が続く中、この課題に対応するため、これまで札幌市では、市有建築物については「市有建築物の資産管理基本方針」により長寿命化等の取組を既に行っており、「札幌市市有建築物の配置基本方針」において配置、総量等のあり方についての方向性を示しています。さらに、その他のインフラ施設や、公営企業における各種施設についても、それぞれの計画により、更新、長寿命化等に関する基本的な考え方を定め、当該計画や、中期実施計画などに基づき計画的に取組を進めてきました。

今後、札幌市の実情にあった将来のまちづくりを進めるため、現在の計画を整理し、国から策定要請のあった「公共施設等総合管理計画」に相当するものとして、「札幌市市有建築物及びインフラ施設等の管理に関する基本的な方針」を策定し、これまで以上に公共施設等を総合的かつ計画的に管理していきます。

令和5年度末に、公共施設等総合管理計画の不断の見直し・充実等が求められていることから、本方針が公共施設のマネジメントにおける本市の基本的な考え方や取組方策を示すものであることの位置付けはそのままとし、基礎的な数値の更新及び本市の取組状況を踏まえた表記の時点修正を主とした改定を行っています。

資料

計画の構成

第1章　札幌市市有建築物及びインフラ施設等の管理に関する基本的な方針について

方針策定の目的、本市の計画体系における位置づけ、施設等の対象範囲や方針の取組期間等について記述しています。

第2章　公共施設等の現況及び将来の見通し

本市の人口見通しや、現在本市が所有している施設等の中長期的な維持管理・更新等の経費の見込み等について記述しています。

第3章　公共施設等の総合的かつ計画的な管理に関する基本的な方針

市有建築物、道路橋りょう、公園、水道、下水道、交通といった本市の主要な施設における、維持管理・更新の際の基本的な考え方を記述しています。

第4章　目標と将来試算

今後の取組方針、将来の施設総量に関する目標と試算、事業費の見込みや長期的な財政見通し等について記述しています。

第5章　計画推進に向けて

本計画を推進していくための取組体制や、最小の経費で最大の効果を挙げる取組、市民との情報共有についての考え方を記述しています。

公共施設等（建物）情報の「札幌市ICT活用プラットフォームDATA-SMART CITY SAPPORO」への掲載

本市では、平成29年3月に策定した「札幌市ICT活用戦略」に基づく、オープンデータの利活用を推進する取組として、「札幌市ICT活用プラットフォーム」を構築しています。
この度、公共施設マネジメントの取組として、当該プラットフォームに施設情報（令和4年3月末時点）を掲載しています。以下のリンク先からご参照ください。

札幌市公共施設等（建物）一覧（『札幌市ICT活用プラットフォーム　DATA-SMART CITY SAPPORO』内）