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更新日:2024年8月21日

建物の維持管理

転落注意のイラスト

 

 近年、子どもがベランダなどから転落する事故や老朽化した屋外階段の崩落事故が多発しています。

 また、広告板等や外壁材の落下による事故も起きています。

 屋外階段や外装材、支持部材等の劣化は地震等の災害時に被害が拡大する危険性がありますので、慎重に調査を実施し、事故を未然に防止しましょう。

建物からの転落予防 

 子どもがマンションの窓やベランダなどから転落する事故が多発しています。事故を予防するためには、子どもの見守りとあわせて、事故が起きにくい環境づくりが重要です。管理しているマンション等において、適切な手すり等が設置されているか、支持部材が劣化していないかなどの確認を行い、事故の予防に努めましょう。

 また外廊下やベランダなどに子どもがよじ登れるような物が置かれていないかなどの点検も行い、住民にも注意喚起を行いましょう。

※ 令和6年7月、札幌市のマンション屋外階段にある手すり壁の隙間から子どもが転落したと考えられる事故が発生しました。

安全・安心な建物の維持管理~マンションの窓やベランダ等のからの転落にご注意ください~(PDF:222KB)

 国土交通省 国土技術政策総合研究所が運営する「建物事故予防ナレッジベース」では、建物に関連する日常事故事例や対策がまとめられておりますので、点検を行う際に参考にしてください。

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老朽化した屋外階段の点検と対策 

 屋外階段が老朽化等により崩落し、住民などが転落する事故が起きています。

 日頃から点検を行い、危険な場合は早めの対策を講じるようにしましょう。

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広告板等の落下対策 

建築物の外壁に取り付けられている広告板や、エアコンの室外機等の機器類は、本体や支持部材にさびや腐食が発生すると、強風時や地震時に落下する恐れがあります。

さび・腐食・取り付け不良等がないか、双眼鏡等を使った目視やテストハンマーによる打診等により確認しましょう。

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外壁材の落下対策 

外壁材は、老朽化が進むとひび割れや浮き上がり、腐食等が発生します。

老朽化等が進んでいない建築物でも、地震により外壁材が落下して思わぬ事故を起こすことがあります。

日頃から点検、診断し、異常が認められたときは早急に補修、改修をしましょう。

 

※ 令和2年9月、札幌市中央区の商業施設で乾式工法による石貼りの外装材が落下する事故が発生しました。

 湿式工法、乾式工法に関わらず外装材の落下を防ぐために、日頃から点検・診断を行っていただきますよう、お願いいたします。

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窓ガラスの落下対策 

窓ガラスが落下すると、鋭い破片は室内に居る人や道路を歩いている人を傷つけます。

はめ殺し窓がパテ止めの場合は、触診によりパテが硬化していないか確認しましょう。

また、はめ殺し窓が網入りガラスではない場合は、ガラス面に飛散防止用フィルムを貼ったり、窓を交換する等の対策をしましょう。

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大規模空間を持つ建築物の吊り天井の落下対策 

地震等の影響により、屋内プールや音楽ホール等の吊り天井が落下する被害が発生しています。

日頃から、天井面のゆがみや垂れ下がりがないか、また、点検口等から天井裏の天井材の外れ等がないか目視点検を行いましょう。

落下の恐れがある場合は、早急に安全対策や脱落防止対策を行ってください。

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このページについてのお問い合わせ

札幌市都市局建築指導部建築安全推進課

〒060-8611 札幌市中央区北1条西2丁目 札幌市役所本庁舎2階

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