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■身体障がい者団体の意向調査
人にやさしい札幌駅前通地下歩行空間の計画づくりを進めるため、障がいのある方々に既存の地下歩行空間を移動してもらいながら、新しい地下歩行空間をつくるときに配慮するべき事項をお聞きしました。
調査実施日:平成13年1月13日
調査対象者:(社)札幌市身体障害者福祉協会及び(社)札幌市視覚障害者福祉協会からそれ
ぞれ5名の方に参加していただきました。
調査方法 :肢体に障がいのある方々と視覚に障がいのある方々に、既存の地下歩行空間を
実際に移動していただきながら、問題点等を指摘してもらい、その後、会議を開い
て意見をお聞きしました。
調査場所 :地下鉄大通駅構内、地下街オーロラタウン
車椅子の方の調査風景
目の不自由な方の調査風景
階段調査の様子
公衆電話調査の様子
階段や、公衆電話などの施設について配慮するべき事項を指摘いただきました。
■いただいた意見の概要
●札幌駅前通地下歩行空間ができた際の整備効果について
○札幌駅、大通駅の両地域で買い物等をしたいというニーズもあるので、1人で自由に移動できる
ことにより買い物などで選ぶ自由が増え、生活の質が高められる。
○信号を渡らなくても済むので移動時間が短くなり、安心して歩けるようになる。
○地下歩行空間は、車椅子の人などの上下移動の手段が確保されていれば、雪や雨の影響が
なく使いやすい。
●地下歩行空間計画を進めるうえでの主な留意事項
通路 |
○床は凹凸(おうとつ)を少なくしてできるだけ平坦にしたほうがよい。 |
扉 |
○扉は自動ドアを設けたほうがよい。 |
音 |
○歩行空間内で音が反響すると、現在位置や方向がわからなくなることがあるので、反響しないつくり方をしたほうがよい。 |
点字ブロック |
○点字ブロックの曲がり角は、方向感覚がなくならないよう、直角に設置したほうがよい。 |
段差 |
○段差や高低差のある部分は、スロープやエレベーターの設置が必要。 |
トイレ |
○男女の別がわかるよう、案内点字が必要。 |
案内表示 |
○案内表示は背景と字のコントラストを強調して、見やすくする必要がある。 |
補助施設 |
○手すりなどは、段差のおわりまできちんと設ける必要がある。 |
その他の施設 |
○休憩スペースはたくさん設けるとよい。 |
会議の様子
会議では、参加した方々から、それぞれ配慮すべき事項について発表していただきました。
このなかでは、問題点の指摘のほか、逆に良い点として地下歩行空間にも採用するべきことなど、貴重な意見をいただきました。
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