ここから本文です。
オンブズマン制度~より開かれた市政を目指して~
■オンブズマンとは?
スウェーデン語の「OMBUDSMAN」が原語であり、代理人などと訳されています。一般には、市民の権利と利益を守る代理人として行政の監視を行う任務を持つ職とされています。1809年にスウェーデンで創設されたオンブズマン制度は、国民と行政のかかわりが増大していく中、1970年代に入ると急速に各国へ普及しました。
■オンブズマン制度導入まで
札幌市では、市民の価値観が多様化し、複雑化する社会状況に対応した、より透明性の高い行政運営を行うとともに、市民と行政が一体となったまちづくりをさらに進めていくために、平成12年12月12日に札幌市オンブズマン条例を制定し、平成13年3月1日、札幌市オンブズマンを設置しました。
■オンブズマン制度の目的
この制度は、市民の権利利益を擁護し、市政を監視し、市政の改善を図ることにより、開かれた市政を推進し、市民の市政に対する理解と信頼を得て、市民の意向が的確に反映された市政運営に役立てることを目的としています。
また、平成18年10月に制定された「札幌市自治基本条例」第20条においても、「市は、行政運営における市民の権利利益を擁護し、並びに行政を監視し、及び行政の改善を図るため、別に条例で定めるところにより、オンブズマンを置くものとする。」と明確に位置づけられました。
■オンブズマンの仕事
札幌市オンブズマンは次のことを行います。
1.市の業務に関する苦情の申立てを受け、簡易迅速に調査します。
2.市政を監視し、市政に関する事がらを、自ら取り上げて調査(発意調査)します。
3.調査の結果、市の業務に是正すべきことがあれば、是正措置を勧告することができます。
4.制度の改善を求めるための意見を表明することができます。
5.勧告、意見表明などの内容を公表します。
なお、オンブズマンの活動状況については、毎年、市長と議会に報告し、皆さまに公表しています。(活動状況報告書について)
■札幌市オンブズマン
田村智幸(たむらともゆき)(弁護士)
神谷奈保子(かみやなほこ)(民事調停委員)
梶井祥子(かじいしょうこ)(大学教授)
このページについてのお問い合わせ
Copyright © City of Sapporo All rights Reserved.