ここから本文です。

更新日:2023年1月25日

研修会(平成30年度)

第1回研修会

日時

平成30年8月21日(火曜日)9時30分~11時30分
場所 STV北2条ビル6階A・B会議室(中央区北2条西2丁目)
参加人数 53名(コーディネーター等21名、教職員32名)

実施校における実践事例発表

山鼻南小学校サタデースクール事業運営協議会(山鼻南小学校)より、プログラムの企画から実施後までを時系列にして、コーディネーター、協議会メンバー、教職員の役割がどのように分担され、連携しているかについて事例を紹介していただきました。

活動プログラム企画にあたり、子どものニーズに合わせる、ニーズを生み出すために、運営者全体で知恵を絞り協議を重ねていること、プログラム実施後の成就感をもたらす振り返りと次回のプログラム参加者数の増加につなげる工夫として、サタデースクールニュースを作成する取り組みなど発表していただきました。

グループ協議・情報交換

札幌国際大学佐久間章教授の進行のもと、コーディネーター・協議会メンバーと教職員のグループに分かれて、悩みごとや困りごと、工夫した取組などについて情報交換を行ったあと、各グループから意見などを発表し、情報共有を図りました。

コーディネーターからの主な意見 教職員からの主な意見
  • 運動関係や食が関わるプログラムには参加者が多い傾向がある。
  • スタッフ不足解消に、PTAやおやじの会と協働するにはどう進めたらよいか。
  • 周知度を上げるために、活動後のお便り作りは、是非参考にしたい。
  • PTAの活動で重なる部分を、事業に生かしたい。
  • 委託料の効果的な使い方を知りたい。
  • 地域主体でやっていくことや、人が変わっても継続するにはどう整理すべきか。
  • 働き方改革と言われている中、やることが増えて、負担に感じることがある。

 

 

講話

札幌国際大学佐久間章教授から、地域学校協働活動の推進にあたり、事業の意義やあり方について講義があり、次代に生きる子どもたちに必要となる、自分で判断し行動する力やコミュニケーション力を、多様な関わりの中で多様な活動・体験を通して培うこと、活動を長く継続するために、無理なく、息の長い取り組みとすること、教職員は異動などで変わっても、地域は変わらないため、地域が推進エンジンとなって取り組む必要があることなど講話がありました。

その他

市教委からの連絡事項として、委託料の取扱に係る注意事項や平成30年度から試行的に派遣している統括コーディネーターについて説明を行いました。

参加者の感想(アンケートより一部抜粋)

  • とても可能性を感じる事業と思うので、良い企画を続けて、定着していくとすばらしい。
  • いろいろな興味深い話を聞くことができたので、教職員や保護者、地域とのつながりにつなげていきたい。
  • 柔軟に考えると、事業として成立しうる内容のものが、まだまだたくさんあることがわかった。
  • 事業の取組を学校が仕切っている現状もあるので、講義にあった「地域が推進エンジン」という事業に変容させていけると、より良い事業になると考える。

当日の様子

平成30年度第1回研修会の様子 平成30年度第1回研修会の様子 平成30年度第1回研修会の様子

第2回研修会

日時

平成31年2月20日(水曜日)9時30分~11時30分
場所

STV北2条ビル6階会議室A・B(中央区北2条西2丁目)

参加人数 33名(コーディネーター15名、教職員18名)

実施校における実践事例発表

  1. 統括コーディネーター取組事例(新琴似北小)
    派遣先である新琴似北小学校における年間活動を紹介し、楽しくかつ日常では味わえない出来事を体験・感じることのできる企画を実施できたことを発表。また、取組を担う人材を探すことが大変であるなど課題がある中でも、保護者や地域の方も参加して、みんなが楽しみでワクワクして待ち遠しいような取組にするためにも、大人が学校に関わるよう変わっていく必要があると述べられました。
  2. 幼保小連携なかよしキャンプ事業との共同プログラム(もみじの丘小、西野第二小)
    就学前の幼児と児童が体験活動を通して交流を深め、学び合う「なかよしキャンプ事業」と共同したプログラムを紹介。なかよしキャンプ事業において、児童にとって上級生としての自覚や責任感が育まれ、サタデースクール事業において、地域全体で子どもを育てる環境づくりにつながっており、共同した取組で相乗効果が図れることを発表いただきました。

企業・市民団体による提供プログラム紹介

  1. (株)シェアデザイン(NoMapsジュニアプログラミングワールド参加企業)
    ピンポン玉程度の大きさのロボットOzobotを用いたプログラミング体験教室を実施。動く指示は色で行う仕組みとなっており、パソコンやタブレットがなくとも、紙と色ペンを使って、プログラミング的思考を学べる体験をしていただきました。
  2. 市民活動団体
    さぽーとほっと基金に登録している団体のうち、環境教育、音楽教室、アート体験など活動プログラムが充実するような団体の情報を提供しました。

グループトーク・意見交換

小学校と中学校・特別支援学校にグループを分け、お薦めのプログラムについて情報交換を行いました。

お薦めプログラムに関連して、PTAやおやじの会と連携する、保護者なども参加できる企画とする、地域で行ってきた行事と共催するなど企画や運営関係の意見も話し合われました。

参加者の感想(アンケートより一部抜粋)

  • 他校の実践交流や実践発表が参考となりました。「何をやる」だけでなく、「どのように行うか」といったノウハウも参考になりました。
  • 多種多様な事例・講師候補があると助かります。また統括コーディネーターのような相談窓口を知らせてほしい。
  • どのような活動を進めていくか悩んでいたので、グループトークで取組や工夫などいろいろな話を聞けて良かった。

当日の様子

平成30年度第2回研修会の様子 平成30年度第2回研修会の様子 平成30年度第2回研修会の様子

このページについてのお問い合わせ

札幌市教育委員会生涯学習部生涯学習推進課

〒060-0002 札幌市中央区北2条西2丁目15 STV北2条ビル5階

電話番号:011-211-3872

ファクス番号:011-211-3873