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更新日:2020年9月15日

地図整備事業

地図整備事業とは

 札幌市内には、法務局に備え付けられている地図(一般的には地積測量図)の年代や精度の不揃いが原因で土地境界の位置が分からず、広範囲で境界問題となっている地域が約3,000ha点在しており、札幌市ではこうした地域を『地図混乱地域』と位置付けています。

 地図混乱地域は、道路など市有地の維持管理に支障をきたすばかりでなく、個人の土地を管理する上でも、大きな障害となりますが、こうした問題を個人的な測量で解決を図ることは、非常に難しいことです。そのため、札幌市が主体となって地域の問題を解決するために『地図整備事業』を昭和62年度より実施しております。

 この測量では、対象地域に含まれる全ての土地境界を調査し、土地所有者の皆様からご確認・ご承諾を頂きながら土地境界確定作業を行い、その結果に基づいて法務局の登記を更新することによって、地図混乱の解消を目指します。

地図混乱の要因

 北海道では 、大正から昭和初期にかけて、土地境界を確定(査定)する『土地連絡調査』が行われ、この時に作成された地図を基に、その後の農地解放や市街地が発展することによって土地の細分化が進みました。

 その際に精度の低い測量や分筆が繰り返されたことにより、市内各所に地図混乱地域が出現し、現在も様々な境界問題の原因となっているものです。

土地連絡図、分筆図

※ こうした地図で測った土地の広さ(面積)や長さ(辺長)には大きな誤差が含まれています。

 

 

 地図混乱地域内ではこんなことに?

 境界付近での工事や地形・土質の影響で境界杭が元の位置からズレたり傾いたりしても、それに気づかず土地利用を続けた結果、隣の土地に越境していることが判明した事例も少なくありません。

 また、今後土地の売買等のときに測量作業が必要となった際には、土地境界を明確にすることが難しいため、お隣の方と揉めてしまったり、多額の費用がかかってしまうこともあります。 

境界石がずれた例

 

 

事業のメリット

 この事業は、広い範囲を精密に測量することによって、登記の内容と現地の違いを明確にし、公平な是正案をご提示いたします。また、土地所有者全員の合意のもと、現地復元性の高い図面で登記を更新するため、各土地境界の位置が明確になります。

 ≪事業の効果≫

  • 土地の境界が明確になり、将来的に境界紛争を防ぐことができます。
  • 今後、分筆や境界杭の設置、売買など個人で測量が必要となった際には、作業期間が短縮され、測量費用が軽減されます。
  • 公共用地の管理が適切に行えるようになり、市道認定事務や道路等のインフラ整備が進みます。
  • 災害等によって土地境界の位置が分からなくなった場合は、速やかに復旧することができます。

 

 

地図整備事業後の地積測量図

 

作業のながれ

  地図整備事業は一般的に初年度の測量と次年度の登記申請の二箇年で行ってます。

作業の流れ

 

測量作業写真、個別説明会写真

事業の実績

 市内の地図混乱地域では、これまで42箇所の地区に分けて地図整備事業を実施し、約1500haで事業が完了しており、事業が完了した地域では、市道認定が進み道路の改良工事が始まるなどの効果も上がっています。

 →事業実施地区一覧

地図整備事業に関する測量成果の交付申請

 これまでに地図整備事業を実施した地区では、次の資料を保管しています。

 測量成果が必要な方は、管理測量課地図地籍調査係へ申請してください。

  • 図根点(基準点)の位置図、成果、点の記
  • 各土地境界の座標値や長さが記載された図面
  • その他の測量成果(地区によって現存する成果が異なります。)

  詳細はこちら→申請方法について

その他の関連事業

  市内では、地図整備事業のほかに次の事業も実施しています。

 

このページについてのお問い合わせ

札幌市建設局土木部管理測量課

〒060-8611 札幌市中央区北1条西2丁目 札幌市役所本庁舎6階

電話番号:011-211-2562

ファクス番号:011-218-5185