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更新日:2024年4月26日

SAPPORO未来デザイントーク 楽しく無駄なくキッチンライフpart2

インタビュイー

坂下 美樹(さかしたみき)
料理研究家、管理栄養士、製菓衛生師、フードコーディネーター。
藤女子大学大学院生活学研究科食物栄養学専攻修士課程修了。

実母で料理研究家の坂田蓉子(さかた料理研究室主宰)に師事後、料理教室を主宰し現在に至る。
札幌市中途難失聴者協会、道新文化センター料理教室講師。
カフェ営業(2008年11月〜2019年7月)。
料理本出版のほか、道新ポケットブック、ホクレンGreen等の料理制作担当。
現在、北海道新聞くらし面「今日の一品」執筆、北海道テレビ「イチオシ!!」に出演

動画バージョン

※本動画は、令和5年度に実施した、さっぽろ 省エネ家電で家計を応援キャンペーン事業で作成したコラム動画です。補助金情報など古い情報が含まれている場合がありますのでご容赦ください。

文章バージョン

味付けや食材のひと工夫

●調味料のビンで冷蔵庫をいっぱいにしない
冷蔵庫の素材で手作り合わせ調味料調味料は、いつも使う基本の調味料でいろいろなお料理を作るように心がけると、余分なスペースを使わず、あまり使わない調味料を無駄にすることがありません。基本の調味料をベースに、辛味など何か1つプラスして味のバリエーションをつけていくと、調味料のビンで冷蔵庫がいっぱい!ということが防げると思います。

●足りない材料は、同じ部類の食材に置き換え
レシピに書かれた材料が1つ2つ足りないという時は買い足しに走るのではなく、同じような材料に置き換えましょう。買い足しに行くと、得てして余計なものまで買ってしまい無駄が出てしまいます。例えば、ゴボウが足りないといった場合には同じ根菜類で余っているものを活用すると、調理法も大体同じなのでレシピに沿って作ることができます。

IHクッキングヒーターの効率の良い使い方

●火力は控えめにIHクッキングヒーターの上手な使い方
IHクッキングヒーターを使い始めたばかりの方は、火が見えないこともあってか火力を最大にしがちですが、そうすると焦げついてしまったり、電気代がたくさんかかったりとあまりいいことがありません。最初は少し控えめな火力で調理を始めて、もう少し強いほうがいいかなと思ったら徐々に大きくしていく、そんなふうに段階的に火力を上げていただけるといいでしょう。

●フライパンやお鍋の選び方で、電気代を節約
IHクッキングヒーターの場合、フライパンやお鍋の底が直径20〜26cmぐらいのものを選ぶと、ヒーター部分の大きさとマッチして効率よく熱が回ります。

また、フライパンやお鍋を選ぶ際には材質もチェッIHで使える調理器具の特徴クしましょう。底に磁石がつくものであればどんなものでも使えるのですが、底面だけでなく、側面も磁石がつく一枚物の素材で作られたものを選ぶと、熱伝導の効率がよく全体がすぐに温まり、調理時間を短縮できます。例えば、薄焼き卵を数枚焼く場合に、最後の1枚は早めにヒーターのスイッチを切っても余熱で焼き上げることができ、電気代が節約できます。購入時にはフライパンやお鍋をひっくり返して、プレートが底に貼ってあるものではなく、側面まで継ぎ目のない一枚の素材で作られたものを選ぶといいでしょう。

節水に貢献する無洗米

無洗米はヌカが全部取れた状態になっているので、名前のとおり、まったく洗う必要がありません。通常米と無洗米、いずれも栄養価や美味しさに変わりがなく、どちらを選ぶかはお好みによりますが、時間と手間がかからず、節水につながるのが無洗米のいい部分といえます。無洗米の利用について

頑張りすぎずに、楽しく実践!

キッチンでの節約や省エネは小さなことの積み重ねです。毎日のことだけに「頑張りすぎずに楽しく!」が大事なポイントだと思います。わたしの場合は、何も買い物に行かずに冷蔵庫の中の残ったもので「これだけできた!」という時がすごく楽しくなるのですが、そんなふうに楽しみながら無駄のないキッチンライフを送っていただければと思います。

頑張りすぎずに楽しく

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