ホーム > 健康・福祉・子育て > 福祉・介護 > 福祉のまちづくり(バリアフリー) > 福祉のまちづくりの取組 > 優しさと思いやりのバリアフリー > 危険施設等通報システム > 平成22年度(平成22年9月~平成23年3月)
ここから本文です。
危険施設等通報システムの運用が開始された平成22年9月から平成23年3月の間に、システムの対象とはならないものも含め、27件の情報提供がありました。障がい者、高齢者及び関係課長で組織する危険施設等審査委員会において、システムの対象となると判断されたものは6件、そのうち危険施設等に該当するとされたものは5件、該当しないと判断されたものは1件でした。
このシステムは主に建築物を対象としており、道路、公園に関するもの、また具体的な危険ではなく、意見・要望的な性格のものは対象としておりません。そのため、システムの対象とならないものは21件でしたが、いずれも貴重なご指摘、ご意見として関係部局や関係企業・団体にお伝えし、対応あるいは検討をいただいております。
地下鉄南郷7丁目駅のホームにある柱は、床などと同色に見えてしまい、識別が非常に困難であり、ぶつからないかと不安を感じる。
対応前
対応後
交通局では、柱の目線の高さに黒いテープを貼付しました。今後、抜本的な対策も検討していくこととしております。
地下鉄二十四軒駅は、エレベーターでホームに降りると、すぐ前に地下道の階段があり、危険ではないか。
なお、交通局が調査したところ、ほかにも「大谷地駅」「自衛隊前駅」が同様の状態でした。
車いす使用者が後ろ向きで降りる場合があることなどを考えると、好ましい形態でないことは確かです。階段までの距離がどのくらいあれば危険がないと言えるかは難しいところですが、危険施設等審査委員会では、国のガイドラインによる基準(1.8m)を満たしていることもあり、このシステムにおける危険施設等には該当しないものと判断いたしました。
交通局では、御指摘を踏まえ、エレベーターの箱内と外部操作盤付近に、右の注意喚起の表示を行っております。
MNビル南東角の入口の段差が必要以上にせり出しているため、段差につまずいてしまう可能性がある(通報者は、実際に5年ほど前に転倒し骨折)。
ビルの管理会社に伝えたところ、残念ながら、すぐに抜本的な対策を講ずることは難しいとのことですが、指摘があったことについて気を配ってまいりたいとの回答がありました。
NHK近くのオーロラタウン入口に段差があり危険である。
危険施設等審査委員会では、段差は、水の侵入を防ぐ意味もあり必要なものではありますが、段鼻の色や警告ブロックの敷設の仕方がまちまちなのはわかりづらいとの意見もあり、整備基準等を考えるうえで、今後、検討が必要との意見も出されました。
管理者である(株)札幌都市開発公社からは、段差の解消について、指摘があったことを踏まえて内部で検討したいとの回答がありました。
地下鉄すすきの駅の改札からススキノラフィラ入口の間に階段(3段)があり、明度差もないため、弱視者にとって危険である。また、スロープを曲がってすぐガラス戸があるのも危険である。
対応前1
対応後1
(滑り止めを濃い色に変更)
対応前2
対応後2
(ガラス壁に衝突防止のためのラインを貼付)
ビル管理会社では、階段の滑り止めを明度差のあるものに替えるとともに、ガラス壁に衝突防止のためのラインを貼るなどの対応をしました。
地下街3丁目から昇るエスカレーターの降り口(狸小路3丁目)に段差があり危険である。4丁目側は段差がない。
段差はありますが、明度差もあり、点字ブロックも敷設されています。管理者である(株)札幌都市開発公社によると、すぐ横に店舗入口があり、現段階では、すりつけやスロープの設置は困難とのことです。しかし、(株)札幌都市開発公社からは、指摘があったことを踏まえ、音声案内も含めて内部で検討したいとの回答がありました。
このページについてのお問い合わせ
Copyright © City of Sapporo All rights Reserved.