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札幌市が行うまちづくり事業の中には、道路、公園、上・下水道及び地下鉄などの都市基盤整備、あるいは、区民センターや児童会館といった地域に密着した施設をはじめ、札幌ドームや札幌コンサートホールなどの大規模公共施設の建設があります。こうしたまちづくり事業の貴重な財源となっているのが市債(地方債)です。
公共施設の建設などには、一時的に多額のお金がかかることから、それを賄うために市債を発行し、その返済を長期間分割して行うことによって、財政負担の平準化を図り、さらには長期にわたって使用される公共施設については、世代間の負担を公平にする効果があります。
一方で、過去に発行した市債の返済等に要する経費である公債費は、人件費や扶助費と並んで義務的な経費であることから、限られた財源の中で行政サービスを行う地方公共団体にとって、過度な市債の発行は、財政を圧迫する要因になっていることも事実です。こうしたことから、市債の発行は、それを充てる事業の性格や、事業年度における世代の負担、そして後年度の世代に与える負担といったことを総合的に判断して行う必要があります。
なお、市債は、原則としてこのようなまちづくり事業(建設事業)に充てるためのものですが、近年は、国の制度に基づいて、地方交付税の一時的な代替財源として地方が発行する特別な市債(臨時財政対策債など)もあります。ただし、これらの特別な市債については、償還時に国から地方交付税が措置されることとなっています。
市民の皆様にご購入いただける市債は、5年・10年の2種類の満期がありますので、資金の状況に合わせてご活用ください。(20年満期などの市債もございますが、こちらは主に機関投資家向けとなっております。)
なお、もう少し広い意味での市債(地方債)の種類には、大きく分けて、公的資金、民間等資金があります。
民間等資金については、銀行などから直接借り入れするものと、銀行・証券会社等を通じて債券により広く投資家の資金を募るものがあり、後者については、市民の皆様も購入することができます。このように、市民の皆様に購入していただくことができる市債を一般には市場公募債といいます。
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