ここから本文です。

更新日:2019年7月24日

展示物のご紹介(実物展示)

※故・貝澤幸司さんの作品を除き、作品名はすべてアイヌ語です。

シンボルオブジェ

空間のシンボルとして、アイヌ文様を彫刻した大木の上に、翼を大きく広げたシマフクロウのオブジェ(高さ約2.5m・幅約2.4m・奥行約0.7m)を展示。

IWOR-UN-PASE-KAMUY(イウォルン パセ カムイ)

  • 日本語訳:その場所を見守る尊い神様 
  • 英語訳:Revered deity who protects each person’s sacred spaces

シンボルオブジェ

作家

貝澤 徹
KAIZAWA TORU

作品概要

アイヌ文様を彫り込んだ木の柱は、北海道平取町二風谷を流れる沙流川の下流域の水田から出土した樹齢400~500年の埋もれ木。その木の上で、シマフクロウが大きく翼を広げています。コタン(村)の守り神、コタンコㇿカムイです。私たちを見守りながら、新しい時代に向かって羽ばたいています。


4人の作家によるアート作品

道内作家によるアート作品(4作品)を、さまざまな角度から鑑賞できるよう、ガラスケース2基を用いて展示。

CUK RERA(チュ レラ)

  • 日本語訳:秋の風
  • 英語訳:Autumn Winds

チュクレラ

作家

荒木 繁
ARAKI SHIGERU

作品概要

季節は9月の初め。空は晴れ渡り、穏やかな風が吹く秋の日に、サケが力強く川を遡上してくるイメージを表現した作品。

ぬし

  • 英語訳:Master

ぬし

作家

故・貝澤 幸司(1962-2014)
KAIZAWA KOJI

作品概要

アメマスが、海の底で葉巻をくわえながらパソコンを広げ、釣りの疑似餌であるルアーを検索している。釣り好きだった貝澤氏らしい、ユーモアたっぷりの個性溢れる作品。

retar(レタ

  • 日本語訳:白い
  • 英語訳:White

レタラ

作家

貝澤 珠美
KAIZAWA TAMAMI

作品概要

オリジナルデザインによるアイヌ文様を、白い布にグラデーションが施された糸で刺しゅうした作品。ほのかな光が文様を照らし出し、見る角度によってさまざまな表情を見せてくれる。

KENI TUK(ケニ トク)

  • 日本語訳:芽吹き
  • 英語訳:Sprout

ケニトウク

作家

下倉 洋之
SHIMOKURA HIROYUKI

作品概要

この作品を制作していた時、大事な人を立て続けに亡くして、しばらく手を動かすことができなかったという下倉氏。友人の助けもあり、生み出すことができた作品で、「長い冬を越え新たに命を爆発させる、その起点にある作品」と語っている。

このページについてのお問い合わせ

札幌市市民文化局市民生活部アイヌ施策課

〒060-8611 札幌市中央区北1条西2丁目 札幌市役所本庁舎13階

電話番号:011-211-2277

ファクス番号:011-218-5153