ここから本文です。

更新日:2020年11月27日

児童虐待を防ぐための取組

取組の背景

令和元年6月、市内で2歳の女の子が亡くなる事案が発生しました。

札幌市では、「児童虐待防止緊急対策本部」を立ち上げ、速やかに、再発防止策の検討と実施に着手いたしました。保健センターでの乳幼児健診の未受診者の状況を確認する緊急点検や、児童相談所の夜間・休日対応体制を強化したところです。

また、同時に外部の専門家の方々に事案の検証をお願いし、令和2年3月には検証報告書として手交を受け、再発防止に向けた様々な提言を受けました。提言では、「協働の視点」や「支援を受ける側の立場になって問題を理解する観点」など、市役所のすべての職場に関わる仕事の取組姿勢についても、指摘がありました。

令和2年4月には、全庁一丸となって児童虐待防止に取り組んでいくため、新たに「児童虐待防止対策推進本部」を設置しました。検証報告書で指摘を受けた内容をしっかりと受け止め、第三者による評価もいただきながら、児童虐待防止に向けた具体的な対策などを、議論していきます。

さまざまな課題がありますが、子どもの命を守ることを最優先に考え、痛ましい事案が二度と繰り返されることがないよう、全庁を挙げて再発防止に取り組んでまいります。

検証報告の七つの提言に対応した札幌市の取組

「令和元年6月死亡事例に係る検証報告書」では、事例の支援経過における問題と課題を踏まえて、七つの提言が示されました。
札幌市では、それぞれの提言に対応した取組方針を定め、児童虐待防止を推進していきます。

検証報告書の内容等は、「児童虐待による死亡事例の検証」のページをご覧ください。

提言1 区及び生活圏を単位とした支援体制の強化の必要性

  1. 子ども家庭総合支援拠点を整備するなど、区を単位とした相談支援体制を整え、妊娠期から出産・育児まで切れ目のない支援を行う。
  2. 家庭児童相談室を中核とした各区の要対協の機能強化を図るとともに、児童相談所との連携強化を進める。
  3. 子ども福祉分野において生活支援担当が果たすべき役割を明確化し、組織における方針を徹底する。
  4. 子どもと関わる機関や地域の支援団体とのつながりを深め、顔の見える関係性を構築し、地域全体で子どもを重層的に見守る環境を整える。
  5. 保育施設における虐待事案への対応を強化する。

提言2 母子保健体制の見直し、乳幼児健診の改善の必要性

  1. 保健師の基本的な支援活動や乳幼児健診が果たす役割を再認識し、日常的業務の徹底を図る。
  2. 地域住民の健康増進に寄与する保健師活動体制のあり方を検討する。
  3. 母子保健活動の中での地域精神保健の役割を強化する。

提言3 アセスメントと支援方針の共有を軸とする協働体制の構築と進行管理の徹底の必要性

  1. 要対協を有効に運用するための機能強化や運用方法の見直しを進める。
  2. 児童虐待調査や支援の過程における在宅支援アセスメントシートの活用の徹底を図る。
  3. 各職場単位での組織マネジメントの徹底を図る。
  4. 各職場単位で管理職を中心とした職員の意識の向上を図り、協働の文化を醸成する。
  5. 切れ目のない支援を行うとともに、ニーズやリスクの変化に対応した適切な進行管理を徹底する。

提言4 児童相談所における介入機能と役割の明確化の必要性

  1. 介入と支援に対応した調査体制を強化するとともに、専門性を生かした体制の構築を図る。
  2. 児童相談所と警察との連携のあり方、調査方針、役割分担の明確化を図る。
  3. 休日・平日夜間時の通告に対する調査実施体制を強化する。
  4. 児童相談所と各区の有機的な協働体制を構築する。

提言5 専門的力量を持つ職員を育成する体制の構築

  1. 区や児童相談所の体制強化に向けた児童福祉司の採用、育成と人事異動を行う。
  2. 地域の保健福祉活動全般を担うための保健師の育成を図る。
  3. 組織の中心的な役割を果たす中堅職員の育成を図る。
  4. 実施手法の工夫や効果測定により、職員研修の実質的な機能の強化を図る。

提言6 思春期・若年期に焦点を当てた支援の枠組みの創設の必要性

  1. 10代後半の女性にみられる諸課題に対応した、新たな支援の枠組みを構築する。
  2. 高等学校との連携による支援体制を構築する。
  3. 児童虐待とDVの特性を踏まえた連携体制を構築する。

提言7 過去の検証報告書の進捗状況についての検証機会の必要性

  1. 過去の検証報告書における提言を踏まえた児童虐待防止対策の進捗管理や検証を行う。

取組の状況

令和2年11月9日:令和2年度第2回札幌市児童虐待防止対策推進本部会議を開催しました

令和2年度第2回となる札幌市児童虐待防止対策推進本部会議を開催しました。

児童相談所における児童虐待通告の状況報告や、検証報告書の提言に対する具体的な取組の内容について協議を行い、本部長である秋元市長から指示が示されました。

会議資料等

令和2年6月24日:札幌市子ども・子育て会議児童福祉部会が開催されました

6月24日に、「札幌市子ども・子育て会議児童福祉部会」が開催され、令和2年度第1回札幌市児童虐待防止対策推進本部会議の結果について、報告が行われました。

なお、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、審議は書面会議で行われました。

会議の経過や概要は、「児童虐待による死亡事例の検証」のページをご覧ください。

令和2年5月13日:令和2年度第1回札幌市児童虐待防止対策推進本部会議を開催しました

令和2年度第1回札幌市児童虐待防止対策推進本部会議を開催しました。

本部長である秋元市長から指示が示されたほか、児童相談所における児童虐待相談の対応状況の報告がされ、今後の取組方針が協議されました。

会議資料等

令和2年5月8日:児童虐待防止対策マニュアルのダイジェスト版を作成しました

児童相談所にて、保育所等の保育士や幼稚園・小中学校等の先生のみなさんなど、子どもと日常的に関わる方々向けに、「児童虐待防止ハンドブック」のダイジェスト版を作成しました。全4ページとコンパクトな内容で、手元に置いてすぐに見ることができるようになっています。

「児童虐待防止ハンドブック」のダイジェスト版は、「児童相談所」のページをご覧ください。

令和2年4月24日:札幌市児童虐待防止対策推進本部を設置しました

令和元年度中に行った緊急対策や検証報告書の提言を踏まえて、児童虐待防止に関する対策を全庁的に推進し、組織横断的な取組とその進捗管理を進めていくため、新たに市長を本部長とする「札幌市児童虐待防止対策推進本部」を設置しました。

令和2年4月1日:児童相談所や保健センターの組織体制を強化しました

4月1日付の機構改革で、児童相談所や区の組織体制を強化しました。

児童相談所に担当局長を新設し、組織マネジメント体制の強化を行ったほか、虐待通告などの初期調査を行う職員を増やして、休日や夜間も含めて、24時間、虐待通告に対応できる体制としました。また、6つの区にて、「要保護児童対策地域協議会(要対協)」の事務局を担っている家庭児童相談室の職員を増員しました。

保健センターでは、新たに母子保健相談員を配置し、妊婦支援を充実するとともに、心理相談員を増員しました。

令和2年3月19日:札幌市議会に検証報告書を報告しました

札幌市議会の文教委員会に、札幌市子ども・子育て会議児童福祉部会から手交された「令和元年6月死亡事例に係る検証報告書」を報告しました。

令和2年3月18日:市長から職員向けにメッセージが出されました

市長から市職員に向けたメッセージが、庁内イントラネットメールにより発出されました。

令和2年3月17日:第3回札幌市児童虐待防止緊急対策本部会議を開催しました

第3回札幌市児童虐待防止緊急対策本部会議を開催しました。

会議に出席した秋元市長から指示が示されたほか、本部長からの指示事項に対する対応状況について報告があり、今後の対応方針が検討されました。

会議資料等

令和2年3月11日:市長あてに検証報告書が手交されました

「札幌市子ども・子育て会議児童福祉部会」の松本伊智朗部会長から、札幌市長あてに、「令和元年6月死亡事例に係る検証報告書」が手交されました。

検証報告書の内容等は、「児童虐待による死亡事例の検証」のページをご覧ください。

令和2年3月6日:札幌市子ども・子育て会議児童福祉部会が開催されました

女児死亡事案について、検証ワーキンググループでの計12回に及ぶ審議を経て、「令和元年6月死亡事例に係る検証報告書(案)」が取りまとめられ、「札幌市子ども・子育て会議児童福祉部会」において審議をしました。

なお、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、審議は書面会議で行われました。

会議の経過や概要は、「児童虐待による死亡事例の検証」のページをご覧ください。

令和2年2月19日:区の家庭児童相談室の情報システムを新規開発しました

児童相談所にて、区の家庭児童相談室で使用する「家庭児童相談システム」を新規開発し、児童相談所と家庭児童相談室が相互にシステム内の情報を閲覧し、共有できるようにしました。

令和元年12月14日:児童相談所の情報システムを改修しました

児童相談所にて、「児童相談システム」を改修し、虐待通報にあたって支援中の世帯に関する情報の検索機能を強化しました。

令和元年11月13日:乳幼児健診の未受診者対策を強化しました

保健所にて、保健センターで実施する乳幼児健診の診査マニュアルを改定しました。

経過観察も含めた未受診者全員について原則目視により状況確認するとともに、課内会議により全ての対象者の情報共有と、対応方針の検討を行うよう変更しました。

令和元年10月1日:児童相談所の組織体制を強化しました

10月1日付の機構改革で、児童相談所に「緊急対応担当部長」及び「緊急対応担当課長」を新設しました。

虐待通告事案に対する組織的判断をより迅速かつ円滑に行うことができるようにするため、虐待通告の初期調査業務を担当する部門におけるマネジメント体制を整備しました。

令和元年7月20日:第1回検証ワーキンググループ会議が開催されました

第1回の検証ワーキンググループ会議を開催し、座長、副座長を選出した後、事案の経過報告及び今後の検証ポイント等について審議を行いました。

なお、検証にあたっては、個人情報保護の観点から非公開で行われています。

会議の経過や概要は、「児童虐待による死亡事例の検証」のページをご覧ください。

令和元年7月19日:乳幼児健診の未受診者等の再点検を完了しました

各区の保健センターにて、平成30年度に実施した1歳6か月児健診、3歳児健診、精密健康診査未受診者のうち、日常的に子どもの状況を把握できていないケースの再点検を行い、全ての児童の安否確認を完了しました。

令和元年7月16日:第2回札幌市児童虐待防止緊急対策本部会議を開催しました

第2回札幌市児童虐待防止緊急対策本部会議を開催しました。

本部長指示事項に対する対応状況、検証ワーキンググループの設置による事案の検証について報告があり、本部長から新たに指示事項が示されました。

会議資料等

令和元年7月8日:児童相談所の休日・夜間の体制を整備しました

児童相談所にて、休日や平日夜間においても通報等への緊急時の対応を行うことができるよう、職員の勤務体制を整備しました。

令和元年6月26日:札幌市議会に事案の概要等を報告しました

札幌市議会の文教委員会に、事案の概要や札幌市児童虐待防止緊急対策本部の取組状況、検証組織の設置について報告しました。

令和元年6月20日:札幌市子ども・子育て会議児童福祉部会が開催されました

女児死亡事案について、児童虐待の防止等に関する法律に基づく検証組織として位置づけている「札幌市子ども・子育て会議児童福祉部会」において審議をしました。

事案の具体的な検証にあたっては、外部有識者で構成される検証ワーキンググループを設置し、検証を行うこととしました。

会議の経過や概要は、「児童虐待による死亡事例の検証」のページをご覧ください。

令和元年6月10日:第1回札幌市児童虐待防止緊急対策本部会議を開催しました

女児死亡事案の発生を受け、直ちに緊急対応の体制を組んで対応する必要があったことから、町田副市長を本部長とする札幌市児童虐待防止緊急対策本部を設置するとともに、第1回札幌市児童虐待防止緊急対策本部会議を開催しました。

児童相談所から事案の概要等について報告があり、本部長から指示事項が示されました。

会議資料等

令和元年6月5日:事案が発生

令和元年6月、市内で2歳の女の子が亡くなる事案が発生しました。

 

Adobe Acrobat Readerのダウンロードページへ

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。

このページについてのお問い合わせ

札幌市子ども未来局子ども育成部子ども企画課

〒060-0051 札幌市中央区南1条東1丁目5 大通バスセンタービル1号館3階

電話番号:011-211-2982

ファクス番号:011-211-2943

札幌市子ども未来局児童相談所

〒060-0007 札幌市中央区北7条西26丁目1-1

電話番号:011-622-8620

ファクス番号:011-622-8701

札幌市保健福祉局保健所健康企画課

〒060-0042 札幌市中央区大通西19丁目 WEST19ビル3階

電話番号:011-622-5151

ファクス番号:011-622-7221