開催日:令和5年(2023年)9月11日(月曜日)
場所:市役所本庁舎10階市長会議室
出席者名簿(PDF:81KB)
次第
1.本部長(市長)挨拶
2-1.ユニバーサル推進体系及びユニバーサル推進本部等の設置について
2-2.(仮称)ユニバーサル展開プログラムの策定及び(仮称)共生社会推進条例の制定について
3.各局からの情報提供
4.今後の対応(本部長指示)
本部長(市長)挨拶
昨年、札幌市は市政100周年という節目を迎えましたが、今後、札幌の少子高齢化はさらに進み、2040年代には高齢者人口が全体の4割を占めると推定されています。加えて、価値観の多様化や外国人住民の増加も想定されており、年齢や性別、国籍などが多様化する中で、全ての市民がそれぞれの立場を理解し尊重して活躍していける、札幌をそういった街にしていかなければなりません。札幌がより成熟した社会、街として発展していくために、ユニバーサル(共生)という概念を、行政だけでなく、市民の皆様、企業の皆様とともに深め、社会全体の価値観を高めていく必要があると考えております。
ユニバーサル(共生)という概念は、様々な分野に関わってきますので、庁内においても部局横断的に取り組んでいきたいと思っておりますし、市民の皆様や企業の皆様とともに取り組んでいく、そういった裾野を広げていかなければならないとも考えており、行政の中だけではなく、外部との関係、協働ということをより強く意識して進めていきたいと思っております。そういった意味では、市民、企業など、様々なセクターと協力し、オール札幌の体制の中で、より住みやすい街に、色々な方が訪れても魅力のある街にしていく、そういう取組をしっかりと進めてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いします。
今後の対応(本部長指示)
「(仮称)ユニバーサル展開プログラム」の策定趣旨にもありますように、多様性が強みとなる社会を作っていくため、様々な事業を展開していきたいと思っております。各局からの報告の中にもあったように、例えば地下施設などについて、トイレの場所やエレベーターの場所がわかりづらいということ、これは身体に障がいのある方のみならず、初めて札幌に来た方や海外の方はもとより、市民であっても普段から訪れる場所でなければ同じような状況となります。誰もがわかりやすい案内表示であったり、先日も車いす街歩きイベントがありましたが、ANAグループと連携して進めているUniversal MaaSの取組のような情報提供ということも重要になってくると認識しております。関係施策については、多岐にわたって様々な視点が出てくると思いますが、庁内一丸となって取り組んでいただきたいと考えておりますので、次の4点を指示します。
一つ目は、まちづくり戦略ビジョンの重要な概念である「ユニバーサル(共生)」、このプロジェクトを確実に実施していくため、関係事業を計画的に実施すること。
二つ目は、(仮称)共生社会推進条例の制定を始めとして、関係施策・事業の実施に当たっては、市民・事業者・行政が一体となり、協働しながら共生社会を実現していけるよう、多様な意見をしっかり聞き取ること
三つ目は、市民・事業者と一緒に取り組んでいくにあたっては、まずは市職員がこういった考え方を率先して取り入れていかなければならないため、市職員を対象とした職員研修の実施等を通じて、市役所内部においても共生社会の実現に向けた意識醸成を強く進めること。
四つ目は、このユニバーサル施策の推進は複合的な課題でありますので、市役所内部の部局間連携はもとより、市民あるいは事業者、様々な市民団体の皆様と協働で事業を進め、早期の実現に向けて尽力すること。
以上、お願いいたします。
会議資料
【資料1】ユニバーサル推進体系及びユニバーサル推進本部等の設置について(PDF:354KB)
【資料2】(仮称)ユニバーサル展開プログラムの策定及び(仮称)共生社会推進条例の制定について(PDF:280KB)
【資料3~8】各局からの情報提供資料(PDF:1,184KB)


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