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さっぽろシャワー通りは、札幌駅前通に接し、沿道の店舗の数も多く、歩行者の往来も多い通りです。しかし、一般車の迷惑駐車や荷さばき駐車が多く、交通面、安全面での問題が生じているとともに、道路整備から20年以上が経過し、舗装の老朽化が進んでいました。
そこで、さっぽろシャワー通り商店街が中心となって、再整備に向けた検討を進め、社会実験を実施し、効果を検証しました。
その後、シャワー通りの再整備を行い、快適な歩行空間の確保と荷さばき駐車の対策を合わせて行いました。
再整備による安全・安心な歩行空間の確保と駐車対策を進めることを目的として、タイムシェアリングによる荷さばき専用スペースの設置と歩行空間を拡する実証実験を行い、効果を検証しました。
(1)日時:平成17年9月13日(火曜日)~9月21日(水曜日)
(2)内容:荷さばき専用スペースの設置(タイムシェアリング)と歩行空間の拡幅
(3)実施結果:荷さばき専用時間帯に集中して荷さばきが行われ、めいわく駐車等がなくなり、安全な歩行空間が創出されました。
社会実験の様子(平成17年)
社会実験の結果を踏まえ、平成18年にシャワー通りの再整備を行いました。再整備の概要は以下の通りです。
(1)歩道の拡幅と車線の1車線化
既存北側歩道を2m拡幅し、車道は5.5mから3.5mに縮小し、1車線化
(2)車止めの設置
歩道縁石に沿って3m間隔で車止めを設置し、違法駐車を抑制
(3)荷さばきのタイムシェアリング
荷さばきの時間帯を21時半から11時半までに限定し、それ以外の時間は歩行者の空間として活用
(4)インターロッキングブロックによる車道舗装
車道舗装をカラー舗装からインターロッキングブロックに変更
再整備の整備費については、札幌市とシャワー通り商店街が分担して負担することで、ロードヒーティングの継続やインターロッキングブロックの採用など、質の高い空間を創出することが可能となりました。
さっぽろシャワー通り 整備後の様子
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