ホーム > 教育・文化・スポーツ > 文化・芸術 > 創造都市ネットワークの活用 > 関連プロジェクト・イベント情報 > メディアアーツ創造都市札幌の人材育成ワークショップ「Creative Knock 2023-ゼロからはじめるCG制作-」 > 第2回「Creative Knock 2023-ゼロからはじめるCG制作-」開催報告(2023年8月6日)
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札幌市は2013年にユネスコの「メディアアーツ創造都市」に認定され、若手創造人材の育成に取り組んでいます。
昨年度に引き続き、さっぽろ連携中枢都市圏域の学生を含む住民を対象にしたCG制作ワークショップ「Creative Knock 2023(クリエイティブ・ノック2023)」を実施いたしました。本年度のワークショップはCG制作に加えて、最先端のAIを活用したクリエイティブにも触れる内容にアップデートされ、土日2日間での連続開催となりました。
今回は、8月6日に開催された2回目のワークショップの様子をお知らせいたします。
ワークショップ2日目では「ロボットを動かそう」というテーマで、アニメーションの内容にも踏み込んでいきます。フレームレートやキーフレーム、スケルタルアニメーション(ボーンアニメーション)など基本的な概念と操作を学んだ後は、いよいよ自分が作ったロボットを実際に動かしていきます。自動アニメーション生成アプリ「Mixamo(ミクサモ)」を使い、制作したCGモデルデータをアップロードして、自分の好きな動きをつけます。画面上で生き生きと踊るロボットをみて、参加者からは「命が吹き込まれたみたい!」と驚きの声が上がっていました。
後半は会場のレイアウトが大きく変わり、机が開けられたステージにはカメラが設置されます。登場したのはYOSAKOIソーラン祭りより「平岸天神」の現役ダンサーさん!実際の踊りのAIモーションキャプチャーに挑戦します。撮影した動画をAI解析してしばらくすると、しっかり踊りの動きをアニメーションデータとして保存することができました!ドキドキしながら結果を待ってうまく動いた時は、思わず会場から喜びと安堵の声がもれました。
次にAIモーションキャプチャーに成功したアニメーションデータを、ロボットモデルに適用します。こちらも無事成功して、YOSAKOIソーランを踊るロボットが画面に映し出されました。ここで参加者に最終課題が発表されます。最終課題は「未来のYOSAKOIソーラン祭りを踊る私のロボット」、参加者全員で未来のYOSAKOIソーラン祭りを踊るロボットチームをつくります!どのような作品が出来上がるのでしょうか、完成をご期待ください。
ワークショップ全工程の終了後は、ネットワーキングイベントでのクロストークセッションを行いました。昨年参加者で今年TAを担ってもらった菊池さん、渡邉さん、高堂さん、浅沼さんの4名に登壇いただきました。それぞれ驚くような完成度の高い作品づくりや活動をされており、素晴らしい刺激になりました。学習や制作の心構えやノウハウも共有いただき、参加者の制作意欲もグッと高まった印象でした。
ワークショップの様子をダイジェスト動画にまとめています。
札幌市は、文化芸術に代表される創造性を活用し産業振興・まちづくりを進め、人材育成・集積を図ることで、まちを活性化し都市ブランド向上にもつなげる「創造都市さっぽろ」の取組を進め、新しいテクノロジーを活用する「メディアアーツ都市」としてユネスコからも認定を受けています。
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