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更新日:2021年1月18日

Sapporo Media Arts Workshop 2020-2021 第1回開催報告(2020年12月13日)

SMAWSイメージ画像

開催概要

  • 日時:2020年12月13日(日曜日)13時00分~17時55分
  • 会場:インタークロス・クリエイティブ・センター クロスガーデン(札幌市白石区東札幌5条1丁目1-1)

開催レポート

2020年は新型コロナウイルス感染症によりさまざまな活動に大きく制約がかかり、今までの「当たり前」が崩れた1年でした。創造的な領域においても、発信する場所や交流する機会が失われ、先行きが不透明な中で新たな手段の模索が必要になりました。

一方で、いわゆる「おうち時間」の発生により、「自分の手で何かを作りたい」「新たな技能の習得に挑戦したい」というような創造欲求が最もふくらんだ1年でもあったのではないでしょうか。

そんな2020年の終わりから2021年の初めにかけて、この1年で得た創造欲求に火をつける機会ともいうべきワークショップが札幌で設けられました。

オーディオリアクティブな(音に対応して変化する)映像の制作方法を学ぶ”Sapporo Media Arts Workshop 2020-2021”全2回のうち、第1回(2020年12月13日開催)のレポートです。


会場の様子01

様々な機能の箱(ノード)を繋ぎ合わせる「ノーコード」形式の映像制作ツール・TouchDesigner(タッチデザイナー)の使い方を学びながら、最終的には「『札幌の景観色』を使ったオーディオリアクティブな映像」を制作します。

TouchDesignerはいわば、専門スキルが無くても「いじってみる」ことができるツール。とはいえ、ひとりでイチから実践していくのはなかなか難しいもの。困っても質問できなかったり、集中できず投げ出してしまったり…。だからこそ、ハンズオン形式で集中的に学ぶ機会は重要です。今回は感染対策の関係から会場参加の定員は10名。募集開始後すぐに定員到達となったため、急遽オンライン参加枠も設けられ、オンラインも含めて合計26名が参加しました。札幌市のインタークロス・クリエイティブ・センター(ICC)に設けられた会場では1つの机を1人で独占使用。集中したい個人作業と三密回避、相性が良いかもしれません。

会場の様子02

講師には、クリエイター同士の交流や知識・技術の共有を目的としたコミュニティを運営しているTokyo Developers Study Weekend(TDSW)からYuki Narumiさん・Yasushi Haradaさんが登壇。第1回(12月13日)の講義では、TouchDesignerの基礎を教えていただきます。今回は感染状況等の関係で、講師陣はオンライン登壇。次回は会場で会えるといいですね…!

講義の前に、講師・参加者の皆さんの自己紹介から和やかにスタート。映像制作経験のある方から初心者の方まで幅広くご参加いただきました。オンライン登壇の講師陣に対し、次回の来札に備え札幌のオススメ飲食店も皆さんに教えていただきました。

会場の様子03

自己紹介が終わり、いよいよ講義スタートです。最初はNarumiさんからTouchDesigner概論。参加者は実際に手を動かし、映像を作りながら基礎操作を学びます。

ディスタンスに配慮された会場では、モデレーターのさのかずやさんが参加者をサポート。同時にDiscordというチャットツールを展開し、オンライン参加者も交えて情報共有しながら進めていきます。分からない部分をすぐにチャットで解説してもらい、リアルとオンラインの良いとこ取りで効率よく学ぶことができました。

会場の様子04

最初に制作したのはバナナが回転する映像。複数のノードを繋ぎ、0°から360°まで数値を変化させます。回転速度や背景色なども自由に設定でき、極彩色の背景と高速回転するバナナの映像が出来上がりました。

会場の様子05

講義は徐々にレベルアップ。立方体や球体が動く映像、さらに、「パーティクル」という粒子が拡がっていく映像の制作へ。できることの幅が目に見えて広がっていくのは、見ている側もワクワクします!
皆さん素晴らしい集中力を発揮して、2時間半で立体的な映像の作り方まで来ました。色味や動きの大きさなど、映像に個性が出てきます。

会場の様子06

講義中、印象的だったのはモデレーター・さのさんと講師陣の細かいフォロー。基礎部分を学ぶワークショップだからこそ、遠慮なく質問できる環境づくりを意識されていたように思います。会場の様子を見て「〇〇の部分から作業が遅れた人が多いので、もう1回説明してもらっていいですか?」と、難しい部分を再度説明してもらうなど、オンライン講座では振り落とされてしまいそうな部分もしっかりとフォロー。リアルな場の良さを改めて感じられる、楽しく刺激的な時間でした。

会場の様子07

TouchDesigner概論の終了後、勉強法についてのお話も。TDSWのYouTubeチャンネルや解説書、Instagramのハッシュタグ#TouchDesignerなどお役立ち情報を共有していただきました。Narumiさん曰く「他人の作品を見てレベルの差を意識するより、自分も楽しく制作できるようになることの方が大事」とのこと。楽しく制作し表現することで、健やかに暮らしたいものです。第2回(2021年1月17日開催)まで約1ヶ月。参加者の皆さんは今回学んだことを反芻して次回に臨みます。

会場の様子08

次回はいよいよ課題制作。果たしてどんな作品が出来上がるのでしょうか。完成した映像作品は、札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)の北2条広場サイネージ空間で上映される予定です。ぜひご注目ください!

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