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更新日:2021年3月25日

環境マネジメントシステムとは

 環境マネジメントシステム(EMS:Environmental Management System)とは、PDCA(Plan:計画→Do:実施→Check:点検・評価→Act:改善・見直し)のサイクルを繰り返すことによって、組織が自主的にその活動や提供する製品、サービス等が環境に与える影響を低減し、環境保全の取組を継続的に改善する仕組みです。
 環境マネジメントシステムの運用は、環境面のパフォーマンスを向上するだけでなく、同時に経営面のムリ・ムダ・ムラを排除することができ、経営や業務の改善にもつながります。

以下に主な環境マネジメントシステムについてまとめました。
 詳細についてはそれぞれの団体のホームページを参照してください。

PDCAイメージ図

 

 

区分 EMS名称 関係機関等 概要
国際規格 ISO14001 (財)日本適合性認定協会※1 「組織の体系的な環境管理の仕組み(環境マネジメントシステム)」の国際規格であり運用に関する基本的なルールを定めている。
国内規格 エコアクション21 (財)地球環境戦略研究機関持続性センター 広範な中小企業、学校、公共機関などに対して、環境への取組を効果的・効率的に行うための方法として、環境省が策定したエコアクション21ガイドラインに基づく、事業者のための認証・登録制度。
グリーン経営 交通エコロジー・モビリティ財団 グリーン経営推進マニュアルに基づいて一定のレベル以上の取組を行っているトラック・バス・タクシー・旅客機・内航海運・湾港運送・倉庫事業者に対して、審査の上認証・登録を行う制度。
北海道環境マネジメントシステムスタンダード(HES) エイチ・イー・エス推進機構 中小企業や各種団体等多くの組織が環境マネジメントシステムに容易に取組めるローカルスタンダードとして構築された。ISO14001を基本として、内容や表現を平易なものとし、2段階に分け、組織の実態に即した取組が可能な認証・登録制度。
エコステージ 有限責任中間法人エコステージ協会 ISO14001の意図を踏まえつつ経営とリンクした環境管理システムで、5段階のステージを持ち、段階的にステージアップすることにより、CSRも視野に入れた経営改善支援ツール。中小規模の組織でも体力に応じて取り組むことができる認証・登録制度。
市条例 環境保全行動計画・自動車使用管理計画 札幌市環境局 「札幌市生活環境の確保に関する条例」に基づき、一定規模以上※2の事業者が、事業活動から生じる環境への負荷を継続的に低減するため、事業の内容や形態に応じて、自ら二酸化炭素の排出の抑制その他の環境への負荷の低減に取り組むための計画を策定・実施し、その状況を報告するとともに、公表に努める制度。

※1:(財)日本適合性認定協会は認定機関であり、各組織への認証は各認証機関が実施

※2:規模要件未満であっても、任意で取組可能

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