ホーム > 市政情報 > 人事・職員採用 > 職員採用情報 > 仕事紹介 > 仕事紹介パンフレット > 仕事紹介(消防吏員) > 先輩職員紹介(消防吏員)
好きな街で働いて、もっと、大好きになった。
札幌市職員採用
ここから本文です。
消防局中央消防署警防課救助三担当 日下 弦樹
現在、私は特別高度救助隊の隊員として勤務しています。救助隊の任務は、各種災害や事故に対応するため、様々な救助器具を活用し、要救助者を安全迅速に救助する専門部隊です。災害現場は活動が制限され、安全な場所はありません。そのため、体力、気力はもとより、どのような状況であっても対処する知識や技術を身につけなければなりません。
日常業務では様々な災害を想定した訓練を行いますが、過酷な訓練を通して学んだことが、直接、実災害における人命救助に繋がっていくことにやりがいを感じています。
以前は水難救助隊の潜水救助員として勤務をしていました。札幌市は海に面していませんが、河川や湖沼での水難事故に出動し、潜水救助や流水救助活動を行っていました。
訓練では増水時期の豊平川を泳いで横断したり、厳寒期における氷下での潜水活動など、救出技術だけでなく、強い身体能力と精神力が必要とされました。潜水して救助活動を行えるのは資格を持った潜水救助員のみです。そのため、水難救助活動現場における責任は重大ですが、それ以上に自分たちにしかできないという強い使命感を持って勤務できる部隊です。
生まれも育ちも札幌市であり、故郷を災害から守っていきたいと思ったことから、札幌市職員の消防吏員を目指しました。勤務してみると、自分の知らなかった「札幌市」の素晴らしさを再発見することができ、ますます自分の故郷が好きになりました。
日頃の勤務で心がけていることは二つあります。
一つ目は、常に周りを意識することです。先輩方の会話や動きの中でやるべきことをいち早く感知したり、消防車両や資機材の状態等の変化を見逃さないようにしています。日常業務でのアンテナを張った意識や気遣いが、災害現場で生きてくると思います。
二つ目は、危険を予測することです。災害現場では一瞬の油断が自分や仲間の命や怪我に関わります。私たちの仕事は市民の生命と財産を守ることです。怪我をしてしまうとその業務を遂行できません。そのためにも何事も油断は禁物です。
怪我などと怖いことをいろいろ書きましたが、現場には頼れる上司や先輩方がたくさんおり、何かあれば助けてくれる仲間がいます。皆さんと一緒に仲間として働けることを楽しみにしています!
※所属や仕事等の掲載内容については、平成29年3月現在のものです。
このページについてのお問い合わせ
Copyright © City of Sapporo All rights Reserved.