好きな街で働いて、もっと、大好きになった。
札幌市職員採用
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西区保健福祉部健康・子ども課 伊藤 有香
乳幼児やその家族の健康を支援する仕事です。赤ちゃんの家庭訪問、乳幼児健診、妊婦さん向けの教室などを行ったり、メタボ対象者に保健指導をしています。妊娠、出産から子どもが就学するまで長期間関われるので、子どもたちの成長や家族の変化を感じられます。不安を抱えていたお母さんが笑顔を取り戻せた時はとても嬉しいです。時には様々な課題に直面しますが、保健師は仕事柄、自然と家庭や地域に入っていけるので、住民の方と同じ目線で解決方法を探していけることが魅力だと思います。
対象者は主に高齢者で、認知症や介護で疲れ果てている家族からの相談などを受けることが多かったです。また、他機関と連携しながら、介護予防のイベントを企画したこともあり、やり遂げた時の達成感はひとしおでした。地域へ出向く機会が多く、民生委員さんや町内会長さんとも顔見知りになり、少しずつ自分あての相談が入るようになると、地域の方に認めてもらえたように感じて嬉しかったです。長く生きてきた方の“その人らしさ”を見つけて支援し、生活が改善されたときに本人や家族と一緒に喜びを共有できることが保健師の醍醐味だと思います。
学生時代、市外に住んでいたのですが、札幌のまちが好きで戻ってきました。ずっと札幌に住みたいと思ったこと、政令指定都市であり幅広い分野の経験ができると思ったことが札幌市を選んだ理由です。新採用の頃や異動直後は困ったことや迷ったこともありましたが、札幌市は保健師の人数も多く、すぐに周囲の先輩たちに相談することができました。
また、女性が多い職場のため、妊娠・出産等のライフイベントが付いて回りますが、私の職場ではお互い助け合いながら仕事ができており、安心して働くことができると思います。
仕事を始めたばかりの頃、上司から「記録を読むより、会えば一目瞭然だから!」と言われ、とにかく顔が見える関係を大事にしています。
また、「あれ?これって保健師の仕事だっけ?」と迷ったときに「公務員である前に、保健師である前に、人間として間違っていなければ大丈夫」と言ってくれた方がいます。もちろん法律に基づいて仕事をするべきですが、人間相手の仕事に線引きは難しいものです。支援方法に答えはなく、その時々に応じて柔軟に対応すること、自分らしい支援で良いことを教えてもらいました。
※所属や仕事等の掲載内容については、平成29年3月現在のものです。
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