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更新日:2022年8月5日

妊娠に関する基礎知識

妊娠に関するいろいろ

  1. 妊娠による体の変化は、どのようなものがありますか?
  2. 妊娠検査薬ってどんなものですか?
  3. 妊娠週数はどのように数えるのですか?
  4. 生理(月経)が遅れていて妊娠したかもしれない。どうしたらいいですか?
  5. 産婦人科で診察を受けるには、どうしたらいいですか?
  6. 出産しようか悩んでいる。 居場所がない・・・どうしたらいいですか?
  7. 妊娠したが自分では育てられない。どうしたらいいですか?
  8. 中絶しようか悩んでいます。どうしたらいいですか?
  9. 妊婦健診とはなんですか?
  10. 出産にまつわるお金のことをおしえてください。
  11. 育児にまつわるお金のことをおしえてください。

1.妊娠による体の変化は、どのようなものがありますか?

もしかして妊娠したかも? こんな症状はありませんか?

生理が1週間以上遅れる、おりものの量や状態がいつもと違う、熱っぽい、眠い・だるい、胸が張る、味

やにおいの好みが変わる・・などの変化があります。

少しでも気になる症状があったり、体の状態がいつもと違うと感じたら、妊娠検査薬を使ってみたり、

パートナーや身近な信頼できる人、相談窓口に相談しましょう。

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2.妊娠検査薬ってどんなものですか?

妊娠検査薬とは、妊娠した場合に尿の中にあらわれるホルモンを調べることによって、

妊娠の判定を行う試薬です。

検査薬は尿をかけて色をチェックするもので、1分程度で結果がわかるものもあります。

薬局でも入手可能で、値段は1,000円前後で買うことができます。

生理予定日を過ぎて1週間後から検査を行えます。

陰性の結果が出たとしても、実際には妊娠している場合もありますので、

陰性の結果が出たのち1週間経っても生理が来ない場合には、

もう一度検査を行うか、産婦人科を受診しましょう。

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3.妊娠週数はどのように数えるのですか?

よく「妊娠○○か月」「妊娠○○週」と言われますが、

妊娠週数の数え方には独特のルールがあり、勘違いしてしまうことも少なくありません。

妊娠週数は

「最終月経の第1日目(最後の生理が始まった日)」を「妊娠0週0日」

として数えます。(性行為があった日からではありませんので、注意してください。)

月数でいうと、「妊娠1か月」が始まり、4週間ごとに1月ずつ増えていきます。

〇簡易計算法(ネーゲレ法)で、分娩予定日を計算してみましょう。

【最終月経開始日の月数】 + 9(または-3)月

【最終月経開始日の日数】 + 7日

(例)最終月経開始日が「3月10日」の場合の分娩予定日は?

  3+9=12月、10+7=17日 → 12月17日

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4.生理(月経)が遅れていて妊娠したかもしれない。どうしたらいいですか?

妊娠すると生理(月経)が来なくなります

性行為後、生理(月経)が1週間以上遅れたら、妊娠検査薬を使ってみたり、

産婦人科を受診して妊娠の有無を調べてみましょう。

「妊娠したかもしれない・・・」とひとりで悩まずに、パートナーや身近な信頼できる人に相談しましょう。

周りに相談できる人がいない場合は、こちらの相談窓口に相談してください。

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5.産婦人科で診察を受けるには、どうしたらいいですか?

自分が受診したい地域の産婦人科を探しましょう。

たとえば、北海道内の医療情報をインターネットで調べる場合には、

【外部サイト】北海道医療機能システムを活用すると便利です。

 

診療時間、費用、希望する検査(妊娠検査等)・薬(緊急避妊用ピル等)については、

受診する前に、事前に電話で確認するようにしましょう。

「妊娠検査・診察」、「人工妊娠中絶(手術)」などの費用は、医療機関により異なります。

また、健康保険は使用できないので、全額自己負担となります。

 

ひとりで産婦人科に行くのは、とても勇気がいることです。

下記の相談機関では、もしもひとりで産婦人科に行くことが不安な場合、相談スタッフが一緒に同行する

支援も行っていますので、相談してみてください。

【外部サイト】社会福祉法人「麦の子会」にんしんSOSさっぽろ

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6.出産しようか悩んでいる。居場所がない・・・どうしたらいいですか?

妊娠をして、産むかどうかを悩んでいる人もいると思います。

産むかどうかは、ひとりだけで悩まないことが大切です。

まずは、パートナーや身近な信頼できる人に相談してみましょう。

周りに相談できる人がいないときは、こちらの相談窓口へ相談してください。

 

また、妊娠したけど居場所がない、お金がなくて住む場所もない、病院にも行っていない・・・

そんなとき、安心して妊娠期から産後まで過ごすことができる場所を提供している支援機関があります。

※ 利用料や、住居費はかかりません。

【外部サイト】社会福祉法人「麦の子会」にんしんSOSさっぽろ 居場所事業 リリア

 

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7.妊娠したが自分では育てられない。どうしたらいいですか?

様々な事情により子どもを育てることができない場合は、次のような選択肢があります。

〇子どもを育てたいと望む夫婦に養育を託し、子どもと育ての親が法的にも親子関係を結ぶ

(特別養子縁組制度)

〇育てることができるようになるまでの間、里親やファミリーホーム、施設へ子どもを預ける

制度についてさらに詳しく聞きたい場合には、こちらの相談窓口に相談してください。

 札幌市児童相談所

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8.中絶しようか悩んでいます。どうしたらいいですか?

人工妊娠中絶は、「母体保護法」という法律に基づき行われ、人工妊娠中絶が法律的に可能なのは、

妊娠22週未満(妊娠21週6日)までとなっています。

 

妊娠12週未満における中絶を「初期中絶」、妊娠12週~22週未満の中絶を「中期中絶」といいます。

妊娠12週0日(※)以降の人工妊娠中絶(中期中絶)は、出血量が多いなど母体への負担が大きくなるため、中絶する場合は妊娠初期(11週6日まで)のうちに実施することが望ましいとされています。

※最後の生理(月経)が始まった日を「妊娠0週0日」として数えます。

※妊娠12週0日は最後の生理(月経)が始まった日から12週間後の同じ曜日のことです。

 

人工妊娠中絶には、本人のほか、配偶者または相手男性の同意書が必要です。

ただし、暴行された場合であれば同意書は必要ありません。

未成年の場合や、医療機関によっては、保護者の同意が必要となることもあります。

 

人工妊娠中絶の方法や費用は、妊娠週数や医療機関によって異なります。

妊娠12週未満の「初期中絶」は、日帰りの手術となることが多いですが、妊娠12週以降の「中期中絶」

は、母体への負担も大きい手術となるため数日間の入院が必要になり、分娩と同じくらいの費用がかかる場合もあります。

「産まない」決断をされた場合は、早期に中絶手術を受けた方が身体への負担が少なくなります。

自分の気持ちをきちんと整理し、相手男性とよく話し合って決断するようにしましょう。

身近に相談できる人がいない場合は、こちらの相談窓口に相談してください。

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9.妊婦健診とはなんですか?

妊婦一般健康診査(妊婦健診)とは、お母さんとおなかの赤ちゃんの健康を守り、

妊娠が順調であるかどうかを確認する大事な健診です。

産むことを決めた場合には、必ず受けるようにしましょう。

有料ですが、費用について補助がある市町村が多くあります。

札幌市では、妊娠届出を提出された妊婦の方に対して、母子手帳の交付とあわせて、

14回分の妊婦健診で利用できる「妊婦一般健康診査受診票」をお渡ししています。

妊婦健診は出産までの間に14回受けることが望ましいとされています。

※詳しく知りたい方は下記のホームページをご覧いただくか、お住まいの区の保健センターへお問い合わせください。

 【さっぽろ子育て情報サイト】妊婦健診費用の一部公費負担

 

妊娠中はお母さんの体にいろいろな変化が起こります。

自覚症状がなく順調に見えても、トラブルが隠れていることもあります。

無事に出産の日を迎えるために、定期的に健診を受け、

医師や助産師などの指導を守りながら毎日を過ごすことが大切です。

健診日以外でも出血や腹痛など「おかしい」と感じた時には、

すぐに主治医に相談するようにしましょう。

◎妊娠中の気をつけたい症状

 むくみ、はきけ・嘔吐、イライラ、性器出血、強い不安感、激しい動機、

 腹痛、ガンコな便秘、今まであった胎動を感じなくなった、発熱、

 普段と違うおりもの、下痢、強い頭痛、めまい、つわりで衰弱がひどい

10.出産にまつわるお金のことをおしえてください。

 <出産育児一時金・出産手当金>

 健康保険法等に基づく保険給付として、健康保険や国民健康保険などの被保険者

 またはその被扶養者が出産したとき、出産に要する経済的負担を軽減するため、

 一定の金額が支給される制度です。およそ40万円が支給されます。

 出産費用を自分で支払った後で手当てが支払われる場合と、病院に直接支払われる場合があります。

 <問い合わせ先>

 ご自身が加入している「健康保険」の「保険者」にお問い合わせください。

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11.育児にまつわるお金のことをおしえてください。

<子ども医療費助成(乳幼児医療)>

お子さんが医療機関にかかったときの医療費のうち、保険診療の自己負担額を助成します。

(ただし一部負担金が発生します。)

詳しく知りたい方は下記のホームページをご覧ください。

子ども医療費助成

<乳幼児健康診査>

各区の保健センターにおいて、乳幼児の健康診査を受けることができます。

費用は無料です。

※詳しく知りたい方は下記のホームページをご覧いただくか、お住まいの区の保健センターへお問い合わせください。

【さっぽろ子育て情報サイト】乳幼児の健康診査等について

<予防接種>

予防接種とは、ワクチンを接種して、免疫(感染症に対する抵抗力)をつくることをいいます。

予防接種法にもとづき市町村が実施する定期予防接種とそれ以外の任意予防接種があります。

定期予防接種は、接種対象者(保護者)は予防接種を受けるよう努力する義務があり、

接種費用は原則無料です。

任意予防接種は、接種者や保護者の判断により接種するものであり、接種費用は自己負担となります。

※詳しく知りたい方は下記のホームページをご覧ください。

 予防接種全般について

<児童手当>

家庭における生活の安定に寄与するとともに、次代の社会をになう児童の健全な育成及び資質の向上に

資することを目的として、児童を養育している方に支給される手当です。

※詳しく知りたい方は下記のホームページをご覧ください。

【さっぽろ子育て情報サイト】児童手当

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各区の保健センター

各区の保健センター
名称 所在地 電話番号
中央保健センター

〒060-8612

 札幌市中央区大通西2丁目9

011-205-3352

北保健センター

〒001-0025

 札幌市北区北25条西6丁目

011-757-1181
東保健センター

〒065-0010

 札幌市東区北10条東7丁目

011-711-3211
白石保健センター

〒003-8612

 札幌市白石区南郷通1丁目南8

011-862-1881
厚別保健センター

〒004-8612

 札幌市厚別区厚別中央1条5丁目

011-895-1881
豊平保健センター

〒062-8612

 札幌市豊平区平岸6条10丁目

011-822-2472
清田保健センター

〒004-8613

 札幌市清田区平岡1条1丁目

011-889-2049
南保健センター

〒005-0014

 札幌市南区真駒内幸町1丁目

011-581-5211
西保健センター

〒063-0812

 札幌市西区琴似2条7丁目

011-621-4241
手稲保健センター

〒006-8612

 札幌市手稲区前田1条11丁目

011-681-1211

 

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このページについてのお問い合わせ

札幌市子ども未来局子育て支援部母子保健担当課

〒060-0051 札幌市中央区南1条東1丁目5 大通バスセンタービル1号館3階

電話番号:011-211-2785

ファクス番号:011-211-2795