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更新日:2017年10月30日

平成29年度第11回定例市長記者会見記録

日時

2017年10月12日(木曜日)14時00分~14時41分

場所 記者会見室
記者数 22人

市長から下記の話題について発表しました。

配布資料

引き続き、次の話題について質疑が行われました。

動画(内容は下記「発表内容」「質疑応答」で、文字掲載しています。)

発表内容

 札幌文化芸術劇場の愛称の決定等について

 平成30年10月7日オープンを予定しております「札幌市民交流プラザ」内の施設の一つであります「札幌文化芸術劇場」の愛称が決定いたしましたので、お知らせをいたします。

 今年(2017年)の5月15日から約1カ月間、愛称を公募いたしました。その結果、全国から約2,700もの応募をいただきました。この場をお借りいたしまして、応募いただきました方に心から感謝を申し上げたいというふうに思います。

 愛称につきましては、有識者等で構成をいたします札幌文化芸術劇場愛称選定委員会による審議を経て、このたび、札幌市内在住の下國順子(しもくに・じゅんこ)さんの作品であります「hitaru(ヒタル)」に決定をいたしました。

 下國さんが「札幌市民が思う存分、芸術に浸る場」という思いを込めたこの愛称でありますが、劇場が文化芸術を通じて市民に感動と喜びをもたらし、心を豊かにする場であってほしいという期待が表現をされておりまして、また、つづりでありますとか音の響きから「ひと」の存在というものを感じさせて、この劇場に人々が集まり、感動を共有している姿というものを連想することができます。

 このように、他の応募作品にはない独創性の中に、札幌市が目指す劇場の理想的な姿というものが集約をされて、劇場が市民と共にこれからの札幌・北海道の文化の殿堂を目指していくという明確な方向性も示されております。このことから、愛称として選定をさせていただいたところであります。

 また、このたび札幌市民交流プラザのシンボルマークと「札幌文化芸術交流センター」の呼称につきましても決定いたしましたので、併せてお知らせをさせていただきます。

 札幌市民交流プラザのシンボルマークにつきましては、この施設を構成いたします「札幌文化芸術劇場」「札幌文化芸術交流センター」「札幌市図書・情報館」の3施設を四角形の組み合わせによるシンプルなデザインで表現しておりまして、文化芸術の持つ多様性や市民一人一人の価値観を認め合える施設になるよう、色付けをしておりません。

 また、札幌文化芸術交流センターの呼称につきましては、多くの市民の皆さんが呼びやすく、親しみを感じられますように、英語表記(Sapporo Cultural Arts Community Center)をアレンジいたしまして「SCARTS(スカーツ)」ということにいたしました。これらの愛称やシンボルマークなどは、今後、主催事業の広報など、さまざまな場面で活用してまいりたいと考えております。

 このほか、10月22日には、サッポロファクトリーアトリウムにおきまして「市民交流プラザ開館350日前フェスティバル」を開催いたします。絵本の読み聞かせでありますとかミニコンサートのほか、ワークショップなど家族で楽しめる内容を予定しておりますので、ぜひ多くの方にご来場いただきたいと思います。

 報道機関の皆さまには、引き続き、札幌市民交流プラザにご注目いただくとともに、市民の皆さんへの周知方ご協力をお願い申し上げたいと思います。

 ラグビーワールドカップ2019開催2年前イベント「2 YEARS TO GO FESTIVAL in SAPPORO」について

 2019年9月20日から、札幌市を含む全国12都市で開催されます「ラグビーワールドカップ2019」まで2年を切ったところであります。このたび、この大会に向けた気運醸成の一環として、「2 YEARS TO GO FESTIVAL in SAPPORO」と題しましたイベントを10月28日から11月4日までの間、実施いたします。

 詳細は資料のとおりでありますが、イベント初日の28日には、チ・カ・ホの北2条交差点広場におきまして、福岡市でラグビー日本代表対世界選抜の試合がございますので、これのパブリックビューイングを行います。

 29日には、チ・カ・ホの北3条交差点広場において、ラグビーワールドカップの優勝トロフィーであります「ウェブ・エリス・カップ」を公開いたしますほか、大会アンバサダーの元日本代表の廣瀬俊朗(ひろせ・としあき)氏によるトークショーを開催する予定であります。同じく、チ・カ・ホの札幌駅側イベントスペースにおきまして、北海道ラグビー協会や札幌山の手高等学校ラグビー部などのご協力によって、市民の皆さんが気軽にラグビーを体験できるコーナーも設置いたします。

 また、市役所本庁舎1階ロビーでは、10月30日から11月2日までの4日間、大会出場国のユニフォームなどを展示するパネル展を開催するほか、11月2日には、札幌ドームなど各試合会場の対戦カードを決定する試合日程発表会、これは東京で行われますが、この発表会の模様を生中継いたします。

 最終日の11月4日には、サッポロファクトリーアトリウムにおきまして、横浜市で行われるラグビー日本代表対オーストラリア代表の試合のパブリックビューイングを行う予定であります。

 今回のイベントを通じて、市民の皆さんにラグビーの魅力を伝えてまいりたいというふうに思いますし、大会の開催に向けて一層盛り上げてまいりたいというふうに思いますので、報道機関の皆さまには周知方をよろしくお願い申し上げたいと思います。

質疑応答

 北海道新幹線札幌駅ホームについて(1)

読売新聞

 北海道新幹線の札幌駅の件なのですけれども、先日(10月10日)、地下案をということで札幌市にも報告があったかと思うのですけれども、地下案でそのまま進めていくとなると、札幌市が支払わなければいけないお金とか、そういったことも検討していかなければいけないと思うのですけれども、札幌市長としては地下案というのはどのように考えていらっしゃいますか。

市長

 先日、JR北海道さんと鉄道・運輸機構さんのほうから、現在検討している認可計画と、いわゆる0番線案、東側の案ですか、この2つを前提として協議をしていただいておりましたけれども、それが、両方とも課題があるということで、地下案も代替案になり得るかどうかの検討をしたいという報告がありました。そういう意味では、地下というものが、単純に考えますと、ほかの地上の案よりは費用等がかさむのではないかというふうに思いますけれども、詳細というものは伺っておりませんし、具体的な検討はこれからということでありますので、まずは、その状況、どういう費用がかかり、どういう案でいくのかということを、今後詳細を聞いてみないと何とも申し上げられないかなというふうに思いますが、費用面では少し懸念、心配があるかなというふうに思っています。

 札幌国際芸術祭2017について

北海道新聞

 先日(10月)1日に終わりました札幌国際芸術祭についての質問です。

 市長が、57日間の日程を終えてみて、今回成果だと思ったことと次回に期待することを教えていただければと思います。

市長

 芸術というのは、ややもすると敷居が高いということかなというふうに思いますが、1回目(札幌国際芸術祭2014)の時に比べますと、かなり親しみやすい作品あるいはイベント等があったかなというふうに思っていますし、前回の課題であった市民参加という面においては、例えば、大風呂敷の取り組みであるとか、それから、「さっぽろコレクティブ・オーケストラ」という子どもたちが自由に演奏する、こういったところには多くの子どもさんだったり市民の方が参画をして、非常に好評だったというふうに思います。芸術というものが、単に美術ということではなくて、音楽だったり美術、その中間だったり、親しみやすいプログラムが行われて市民参加があったという意味では、大きな成果ではないかなというふうに思います。

 ただ、この間、関心を持たれた方、会場に足を運んでいただいた方には非常に好評だったというふうに思いますが、やはりまだまだ知られていないといいますか、市民の方でも会場に足を運ばなかったとか、どこで何がやられているのか分からなかったというような声もありますので、もっともっと裾野が広がっていくためにはどうしていけばいいのか、あとは、今回、会場が非常に分散をしておりましたので、そういったことの課題なども含めて、より多くの市民の方、あるいは「国際」という意味ではまだまだ海外への発信が足りなかった部分もあると思いますので、そういう面が改善をしていく、検証という意味ではこれからということになると思いますけれども、そういうことを次に期待をしたいなというふうに思っております。

 北海道新幹線札幌駅ホームについて(2)

毎日新聞

 先ほどもちょっと出た新幹線のお話に追加してお伺いできればと思うのですけれども、このように、ホーム案が、二転三転というか、非常に長引いていることに関して、地元の市長としてどのようにお考えかということを一つお伺いしたいのですけれども。

市長

 率直に申し上げまして、昨年(2016年)10月に、私どもと北海道も交えた4者協議の中で、今検討している2つの案に絞って、それを具体的な形で両者で検討いただくということで、もう1年たってしまったわけです。

 それで、両方とも課題があって結論が出ていないということについては大変遺憾に思っています。やはり、新幹線の開業に向けての時間がそう多く残っているわけではありませんし、私どもは、こういう新幹線の開業に合わせて札幌駅前の再開発、まちづくり計画というものを今作成しておりますので、本来であれば、もう少し前に結論が出て、具体的な計画作りに入れる状況でありましたけれども、細かいところといいますか、そこにまだ至っていないということについては残念に思っております。

 一日も早くといいますか、結論を出していただくような検討を進めていただきたいと思います。

 北海道日本ハムファイターズの新球場構想について(1)

毎日新聞

 それと、もう1件なのですが、日本ハムのドーム移転問題の件で、先日、他社さんの報道で真駒内(北海道立真駒内公園)が浮上したという話がありまして、弊社の取材では、市第3の候補として提案するつもりはないという話も伺っているのですけれども、現状、真駒内の話について、市としてどのように受け止めていらっしゃいますか。

市長

 札幌市として、今、球団のほうに提案をさせていただいているのは、月寒のグリーンドーム(旧北海道立産業共進会場)周辺の土地と北大構内の土地ということで協議をさせていただいています。いずれも、面積的には、球団が望まれているより狭いということはありますけれども、それを解決すべく、土地利用規制などについても協議をしておりますので、基本的にはこの2つで協議を進めるというのは変わらないと思います。

 実務者協議をやっている中で、真駒内というのはどうなのでしょうかというような話が出たというふうには聞いておりますけれども、具体的に、では、今提案しているところをやめてといいますか、諦めて真駒内にという状況ではありません。

毎日新聞

 とすると、市としては、引き続き現状の2候補地で話を進めていくと。

市長

 そうですね。そこは、球団と土地利用の在り方についても協議を進めている状態でありますので、その線で進めていきたいというふうに思います。

毎日新聞

 現実的には、真駒内というのは、非常に、ドーム移転先としては条件的に厳しいという見方もありますけれども、やはり、ここに関してもお変わりないということでしょうか。

市長

 もともと、提案の中に真駒内を入れなかったというのは、一つは、球団が望まれている2023年開業というようなこと、今、真駒内公園については、冬季のオリンピック・パラリンピックのスピードスケートの会場の候補地として北海道と議論をしておりますので、そういった中で、ファイターズの球場問題というものを同時並行で解決していくのは難しいだろうということと、ほかの2案に比べて交通アクセスの課題がやはりありますので、私どもとしては真駒内を挙げなかったという経過がありますので、そういう課題はいくつかあるという現状は認識をしております。

毎日新聞

 そうすると、真駒内は、五輪優先という言い方が適切か分かりませんけれども、まずは五輪のことを考えていると。

市長

 優先というか、今、北海道と協議をしているのは、オリンピック・パラリンピックの開催概要計画(2026北海道・札幌オリンピック・パラリンピック冬季競技大会開催提案書)を見直ししておりますので。その中でスピードスケート競技場をどうしていくかということを議論しておりますので、まずはそこの整理が優先されるというふうに思っています。

 冬季オリンピック・パラリンピック招致について(1)

北海道新聞

 先月末(9月29日)に、IOC(国際オリンピック委員会)のほうから、これまでインビテーションフェーズ(事前協議期間)と言っていましたけれども、2026年冬季五輪の招致プロセスが詳細に発表されましたけれども、かねてから市長は事前協議参加の意向を議会でも示されてこられたりしましたけれども、今後、札幌市としてどのような形で招致プロセスに参加していくのか、JOC(日本オリンピック委員会)との協議等々も含めて、現状どういう状況か教えていただけますか。

市長

 先日、IOCから示されて、今、具体的な対話ステージと言うのですか、ダイアログステージというものについてのスケジュール関係、詳細をJOCのほうにも聞いていただいております。そういう意味では、基本的には、先日(10月6日)、JOCのほうから、今回示されたことに対して、関心のある自治体がいればJOCに問い合わせをしてほしいという通知が出されましたので、それが11月の上旬(11月9日)でしたかね、いったん締め切りがありますけれども、そこには、私ども札幌市としては関心を持っているということで、従前からの意向のとおり、JOCに対して申し入れをしたいというふうに思っています。

 その上で、JOCとして、ダイアログステージに日本として参加するかということを、これは、JOCといいますか、NOC(国内オリンピック委員会)が決定することになっていますので、JOCとしてそういうご判断がどこかの段階であるのだろうというふうに思います。

北海道新聞

 申し入れは、JOCさんのほうにあらためてする形ですか。

市長

 すでにわれわれとしてはしておりますけれども、11月の上旬までには正式にお話をする必要があるのかどうかもありますけれども、意思表示はしたいとは思っています。

北海道新聞

 このIOCの発表資料では、いろいろスケジュールが出ていますけれども、ダイアログステージの参加締め切りというのは(2018年)3月31日と設定されていて、現状の招致プロセスを考えると、3月31日までに意思表示をすることが立候補の事実上の締め切り的なニュアンスも出てくるかと思うのですけれども、その3月31日ということを踏まえて、何かしら札幌市として動きに影響があるものでしょうか。

市長

 先ほども申しましたように、JOCとして、このダイアログステージなるもののスケジュール感というのを再確認していただいております。今のIOCから示された表面に出ている文書等を見る限りでは、先ほど言いましたダイアログステージに入ると。そのダイアログステージに入る意思表示というものは、3月末というふうに言われています。ですから、先ほど言いましたように、われわれは、3月というよりは、この11月なりに、今、その日程等をJOCに確認していただいているものがはっきりすれば、いったんのJOCとしての、募集ではないですけれども、締め切り日を決めていますので、それまでにわれわれとしては意思表示をしていけば、あとは3月という数字というのはあまり関係ないかなというふうに思っていますが。

北海道新聞

 確認ですけれども、市長は、議会で、2026年大会に関して、他国の状況ですとかIOCの考え方などを踏まえた上で、2026年、2030年とか、2026年が困難だったら2030年と判断をしていきたいというふうにおっしゃっていますけれども、必ずしも、この3月31日というのは、その判断と関係ないという話でしょうか。

市長

 対話ステージというのが来年(2018年)の10月までやって、その前段階のステージには3月までに言ってくださいと。最終的には、その10月まで対話ステージというのをやって、そこからはまさに立候補ステージに入っていくということになりますので、立候補ステージに入るということは、まさに、2026年、正式に立候補するぞという意思決定をするということになりますので、そこまでの対話ステージというのは、いろいろな条件を、例えば、競技場が、どの程度集約だとか分散が可能になるのかとか、競技場の観客席の規模などがどうでなければいけないのかとか、その辺のやりとりをさせていただくには、今後のことを考えても、ダイアログステージに参加をしてIOCと情報交換をするというのが得策だろうというふうに考えておりますので、札幌市としては、対話ステージには、先ほど言いましたように、意思表示をしたいというふうに思っています。

北海道新聞

 さまざまな状況を見きわめる期限というのは。

市長

 来年の秋というふうに私は今認識しておりますが、そのスケジュール感というものがIOCが持っているスケジュール感と合うのか合わないのかということについては、今、JOCのほうに、全体のスケジュール確認、あるいは条件等を確認していただいているということになろうかと思いますが。

北海道新聞

 もう1点だけお伺いしたいのですけれども、市の方針として、正式な立候補までに市民アンケートを取りたいということをかねてからおっしゃっていますし、その際には、現状の開催概要計画はかなりブラッシュアップした形で市民にお示ししてからアンケートを取るというふうにおっしゃっていたのですけれども、今のIOCのスケジュールを見ると、(2018年)5月に技術面での事前協議が行われるという状況になっていますけれども、その市民アンケートのタイミングというのがどのタイミングを、今、IOCが示されたスケジュールを踏まえた上でどのタイミングで行うということが想定されるのかということはどのように考えていらっしゃいますか。

市長

 そういうことも含めて最終的なIOCとしてのスケジュール確認をしていかなければいけないというふうに申し上げたのは、そういう面もあると思います。

 ですから、今は昨年(2016年11月8日)出した概要計画というものの見直し作業をしています。それがまとまってから、こういう概要で、このぐらいのお金がかかりますという情報をお伝えした上で市民アンケートということになるのだろうというふうに思いますので、それがIOCのいろいろなスケジュールに合わせるようにしていかなければいけませんので、今、スケジュール確認をさせていただいているという意味では、いろいろなものをこれから組み立てていくために必要だろうというふうに思っています。

 北海道新幹線札幌駅ホームについて(3)

北海道建設新聞

 先ほどの質問と少し重なるのですが、新幹線の駅ホーム位置決定の問題なのですが、JRさんとJRTT(鉄道・運輸機構)さんの報告の中で、仮に地下駅を、今後、対案として採用するようになった場合、北5条通辺りを想定されているので、今の駅の辺りからのアクセス面等々とかで、市のまちづくり等と連携して考えていきたいという話がされていたと思いますけれども、今、現状では2案、地上案だけで検討されているまちづくりだと思うのですが、今回、こういった報告があったことで、市側としてはそういったようなものを見据えた動きとかまちづくりの再検討の話等々というのは。

市長

 再検討というよりは、全体の札幌駅の東、西1丁目までのエリアにホーム位置があって、出入り口がくるという想定の中で、今、まちづくり計画というのを進めていますけれども、例えば、地下にホームができるということになると、地下から地上へどう動線をつくるのかとか、地下の空間の中でどうするのかということは追加して検討を進めなければいけないのかなというふうに思っていますので、そういう意味では、今進めているまちづくり計画に、大幅な見直しということにはならないとは思いますけれども、やはり、具体的な検討を進めていくには、どこになっていくのかということが大きな影響を与えていきますので、早く結論を出していただきたいというふうに思います。

 北海道日本ハムファイターズの新球場構想について(2)

uhb

 ボールパーク構想だったのですけれども、真駒内案という話は、どちら側から提案されたというか、話が出たことなのでしょうか。

市長

 先ほども申し上げましたように、提案はしておりません。実務者協議の中で、今、協議をしているところの会場は狭いということがあったり、土地利用ということについて課題があるというような認識があって、真駒内なんていうのはどうでしょうかねという話が出たようであります。

uhb

 それはどちらから出たのでしょうか。

市長

 それは球団側から出たようであります。

uhb

 そのほか、そういったような、真駒内なんかどうだろうねというような形で、ほかの土地とかは出ていますか。ほかの地域は出ていますか。

市長

 私は聞いておりません。

uhb

 今のところ、札幌市としては、真駒内案というのは特に出ていないので、そこを予定地としているわけではなくて、そこに関しては完全に否定するということでしょうか。

市長

 否定といいますか、そういう話題が出たというのは事実でありますけれども、先ほど来申し上げているように、今提案している2つの案について協議を進めておりますので、まずはその協議をさせていただきたいと思っております。

 冬季オリンピック・パラリンピック招致について(2)

HTB

 また真駒内公園のお話なのですけれども、先ほど、道とオリパラの概要見直し、こちらを優先されるということでしたけれども、先ほどダイアログステージの話もあって、秋までにはというような話でしたけれども、このスピードスケート会場の見直しも、めどというか、来年(2018年)の秋ごろまでにというニュアンスでしょうか。それとも、先にスピードスケート会場だけはお話を道と進めたいということもあり得るのでしょうか。

市長

 来年の秋口云々というのは正式な立候補に入っていくための最後の手続きのところですので、当然、その前にいろいろな協議をしていく中では、競技場というものの問題、どこの競技をどこでやるかということはもっと早く決めていかなければいけないのだろうというふうに思います。

HTB

 具体的にいつごろまでに決めたいですか。

市長

 決めたいというのは、先ほど言いましたように、IOCのスケジュールなどを加味して、それに合わせたことをしていきたいというふうに思いますし、できるだけ早く協議ができるように、今、道のほうとも詰めているわけであります。

 北海道日本ハムファイターズの新球場構想について(3)

HTB

 ファイターズさんから先ほど話が出たということがありましたけれども、それを受けて、そこの会場の話を道と話していこうということは、今、考えていらっしゃるのでしょうか。

市長

 先ほど申しましたように、オリンピック・パラリンピックの競技の問題はこれまでも進めています。そこに、たまたまそういう話が出ていますけれども、では、そこの真駒内を具体的に詰めていきましょうという話までになっておりませんので、現時点ではオリンピック・パラリンピックの話しかないということです。

 市有施設における合成香料への対応について

HTB

 前回(9月21日)の会見で質問した件ですけれども、香料、化学物質の自粛を求めるポスターに関してなのですけれども、その後、市として、新たな対応ですとか見直しなど、もし決まったことがありましたら教えていただけますか。

市長

 前回の記者会見の時でもお話を申し上げましたけれども、現実的に香料で苦しんでいらっしゃる方、病としてお持ちの方もいらっしゃるということは事実でありますので、そのことを、例えば、市の職員であるとか、施設を管理している人間、プラス市民の方にも、そういったことで苦しんでいる方がいらっしゃるということを知っていただくということは必要だろうということで、前回もお話があったポスターを張ったり張っていなかったりということがありましたので、できるだけ多くの所でそういうポスターが張られるようなことが望ましいだろうというふうに思っています。

 その上で、あらためて保健所から各施設に、ポスターの掲示等の協力といいますか、理解を進めてほしいという通知を出したところであります。

 札幌文化芸術劇場の愛称の決定等について

北海道新聞

 先ほど発表いただきました札幌文化芸術劇場の愛称についてなのですけれども、市長からもありました「hitaru」というのと「SCARTS」という名前があって、今、すでに(札幌市民交流プラザの)「~(ウェーブ)」というコミュニケーションシンボルもあると思うのですけれども、この新しい建物に関してですね。愛称のようなものがいくつもあって何がどれなのかが分かりにくいかなという印象があるのですけれども、市長はどうでしょうか。

市長

 そうですね。全体の建物の愛称のようなものと、それと、先ほど言ったように劇場の愛称といろいろとあって、少し分かりにくいかなというふうな思いは私もあります。

北海道新聞

 何か統一的な名前等は。

市長

 なかなか統一的に取り扱うのが難しかったということなのだろうというふうに思います。複合施設の難しさということもあるのかなというふうに思いますけれども、ですから、複合施設全体のものと、劇場のものとの違いが出てしまいましたけれども、これは一つ、やはり、市民の方がどういう愛称が一番使いやすくて、その場所にフィットしていくというか、そういうことに少し選別されていくかもしれないなというふうに思います。

 秋元市政への評価について

北海道新聞

 先日(9月27日)の自民党札幌(自由民主党札幌支部連合会)と市議会の自民党(札幌市議会自由民主党議員会)が秋元市政について、同一歩調で進んできているとの評価をされました。まず、その受け止めをお願いいたします。

市長

 私自身、就任(2015年5月)以来、重点的に取り組んできたこと、取り組もうとしていることとして大きく2つあるというふうにこれまでも申し上げてきました。一つは、やはり、まちづくりのベースとして、そこに住んでいる人の雇用の問題ですとか、経済というものが非常に大きなウエートを持っているという意味で、経済の活性化とか雇用の拡大ということ、それと、札幌市の持っている課題、出生率の低さということ、これを解決していくための子育て支援というようなことに力を入れていきたいというふうに思っておりますし、そのことを進めてきました。そういう意味で、自民党さんのほうから、今の、例えば、再開発、あるいはまちづくりの将来を見据えた取り組みなどを主に評価していただいたということなのかなと。そういう意味では、同じ方向を向いているというふうに言っていただいたのかなというふうに思いますけれども、評価をいただいたということについては、そのこと自体、名誉なこと、ありがたいなというふうに思っていますし、一定程度、評価をいただいたというのですか、取り組んでいること、取り組もうとしていることについて評価をいただいたということは、それは感謝をしたい、ありがたいと思います。

北海道新聞

 市長は、これから1年半、任期があると思うのですけれども、自民党が同一歩調でここまで来たという評価をしたことに、市長としても同一歩調を取っていきたいというような気持ちはありますか。

市長

 これは、就任前、あるいは就任後も申し上げてきましたけれども、私は一定の政党人ではありません。そういう意味では、特定の政党の考え方なりを進めていこうというよりは、むしろ、札幌として必要なこと、将来にとって必要なこと、そういう意味での「市民党」という形でありたいと。札幌市民にとって、札幌市にとってプラスになることを進めていきたいというふうに思っておりますし、そのことに対して評価なりをしていただくということについては、ありがたいというふうに思っておりますが、特定の政党の考え方、あるいは、その政党のいろいろな進め方と一緒に全ての考えが一致しているというわけでは決してないかなというふうに思います。

北海道新聞

 この検証結果、自民党内では、次の市長選に向けたステップだというふうな声も、相乗り、知事に向けたステップだという声もあるのですけれども、次の選挙に向けて市長は今どんな気持ちでしょうか。

市長

 次の選挙というよりは、残りの任期をしっかりやっていきたいと思っております。

 第48回衆議院議員総選挙について

北海道新聞

 あと、選挙なのですけれども、来週末(10月22日)、投開票があります。選挙戦が始まっていますけれども、札幌市として、今回の衆議院選挙に、札幌市というよりは市長として今回の選挙に望むこと、願うことはどんなことでしょうか。

市長

 一つは、国政選挙ということでありますので、政権を担う政党を選ぶということが大きなテーマになっていくのだろうというふうに思います。そういう意味で、各政党が、今、公約と、あるいはいろいろな考え方について示されていることについて、憲法の問題であったり、消費税の問題であったり、自衛権の問題、安全保障の問題であったり、そういったさまざまな視点について、有権者が分かりやすくイメージできるように、投票行動がイメージできるように、それぞれ訴えていただければというふうに思っておりますし、一方で、自治体の首長としては、今、札幌が進めていかなければいけない課題に思っていること、先ほど少しまちづくりのことでお話をしましたけれども、そういったことについて理解を示していただく、あるいは、政権を担う政府と札幌のまちづくりに対してプラスになっていってほしいと思いますので、やはりそういった考え方を示す、個々のまちのことをお話をしていないのかもしれませんが、地元選出の国会議員の皆さんはいろいろなことをおっしゃっていますので、今、札幌が進めようとしていることを後押ししていただく、あるいは理解していただく候補が当選していただければといいなというふうに思います。

 北海道新幹線札幌駅ホームについて(4)

HBC

 先ほど、札幌駅の新幹線の地下の件で2つの懸念を示されたと思うのですけれども、タイムスケジュールの問題、費用の問題。今後、時間切れが迫ってくる中で、どこかで落としどころみたいなことを考えていかなければいけないかなと思うのですけれども、その辺は、札幌市さんとしてはどのように考えて、今後どのようにしていくのでしょうか。

市長

 内容が定かでないので、今、判断のしようがないというのが正直なところであります。ですから、それぞれの現計画案、あるいは東側の案の課題ということを解決するだけの、JRさんなり機構さんがおっしゃっているように、代替案になり得る案を作れるのかどうかというのはまだ分かりませんので、費用の面も含めてありますので、まず、そのお話を伺ってみないと何とも判断しようがないというのが正直なところであります。

 ただ、時間がなくなってきているのは事実でありますので、検討を早急に詰めていただいてお話を伺い、あるいは、われわれとしても議論ができる場面に早くなってほしいと、なりたいというふうに思っています。

HBC

 もし、その議論がまとまる方向で、時間内に収まるようなことであれば、ある程度、費用がかかっても、もうそれはやむないという判断も出てくるのでしょうか。

市長

 それは、検討結果が出てみないと何とも言えないと思います。

(以上)

 

 この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成しています。(作成:札幌市広報課報道係)

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