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更新日:2022年9月27日

平成21年度第14回定例市長記者会見記録

日時 2009年11月25日(水曜日)14時00分~
場所 記者会見室
記者数 15人

市長から下記の話題について発表しました。

引き続き、次の話題について質疑が行われました。

発表内容

「札幌市冬のみちづくりプラン」の策定について

北海道日本ハムファイターズの優勝に伴いますパレードも大変盛り上がりまして、ベストコンディションの中で、21日でも23日でも気候が悪かったというふうに思うのですけれども、大変、お天気にも恵まれまして、紙吹雪も、滞空時間を考えて、少し大きめのサイズにしてまいていただきまして、非常にいい散り方ということで、11万1千人に大変喜んでいただいたことをうれしく思うところであります。

先ほど、梨田監督が、感謝しますということでごあいさつにおいでになりましたけれども、選手、監督、役員の皆さま方も本当に喜んでいただいたということを非常に私もうれしく思っているところであります。何回でもやっていいですよというふうに申し上げておきましたので、来年もまた期待したいなというふうに思っているところであります。

そういう華やかなイベントが終わりまして、少し落ちついた雰囲気になろうかなというふうに思いますが、27日からは「さっぽろホワイト・イルミネーション」と「ミュンヘン・クリスマス市inSAPPORO」が開催されることになりますので、ぜひ、市民の皆さま方に十分にお楽しみいただきたい、こんなふうに思っております。

報道の皆さま方にも、こういう催しがあるよということについては、ぜひ、市民の多くの方々にお知らせいただければ大変ありがたいというふうに思いますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。

さて、札幌の冬のイベントの彩りといたしまして欠かすことのできない「雪」でございますけれども、この雪にまつわります話題として、このたび、ことしの冬を初年度といたします雪対策の新たな10カ年計画の「札幌市冬のみちづくりプラン」を策定いたしましたので、この点についてご報告をさせていただきます。

札幌市では、これまで2度にわたりまして中長期計画を策定いたしまして、道路の除雪を中心とした雪対策事業の拡充といったものを進めてまいりました。しかし、毎年、除雪をする距離が年々30キロずつ増えていくというような道路延長の問題、排雪をしていく運搬量も距離が延びますと、当然多くなるわけでありまして、その排雪運搬量が拡大するというようなこと、それに伴います除雪予算の拡大ということがございます。

一方で、除排雪を担っておられる事業者の皆さん方も、苦しい状況の中でこれがだんだん減少していくと。ダンプトラック、あるいは除雪機器の確保といったものもだんだん難しくなってきたと。さらには、雪たい積場を確保することも非常に難しい状況になってきているなど、さまざまな雪対策を取り巻きます課題といったものが顕在化をしてきているところでございます。

これらの課題を克服していかなければ、雪対策事業そのものが立ち行かなくなる可能性が出てきたというさなかにありまして、この2年ほどの期間をかけまして、検討委員会での議論、住民説明会での意見交換、そして、アンケートやパブリックコメントなどを通じまして、市民、企業、そして行政が一緒に悩み、考えてまとめられたのがこのプランでございます。

雪は、毎年必ず降り積もるものであります。しかも、世界の都市では比類のない6メートルもの降雪量があるという大変な雪国であります札幌におきましては、その札幌の歴史というものは、冬の間ずっと街を覆う雪との闘いであったというふうにも言うことができると思います。ある意味では厄介者という言い方ができるかもわかりません。運び出すのに大変苦心、そして苦闘が続けられてきたという一面もあるわけでありますが、一方で、この雪のない札幌というのはどんな魅力のないまちになるだろうかということを考えますと、本当に雪というのはわれわれにとって大切な資源でもあるというふうにも言えると思います。雪が降っているだけで、まちはとても温かく、そして美しい存在になるということがあろうかというふうに思います。

過日、台湾の方にお話を聞きましたけれども、飛行機に乗ってわずか3時間半ぐらいのフライトで、北海道、新千歳空港に降り立って、札幌に入って、真っ白な雪を見たら、これはマジックだ、魔法の世界に来たようだという感嘆の声を上げられる、多くの方がそうだというふうに言います。われわれにとっては極めて日常的な問題でありますけれども、旅行者にとりましては大変素晴らしい資源をわれわれが持っているということも言えるのではないかなというふうに思います。雪まつり、あるいは雪の遊び、スポーツの果てまで、しっかりと雪と共存し、融合し、そして楽しむ文化といったものをわれわれははぐくんできているというふうに思います。

そんな意味で、この札幌における雪というのは大切な財産だというふうに思いますし、雪をテーマとした市民自治の実践こそが、札幌らしさが輝くまちづくりというふうに言うことができるというふうに思います。

このプランには、市民と企業、団体、そして行政といったものがそれぞれ何をなすべきなのか、何ができるのかということが示されておるところであります。このプランをきっかけにいたしまして、また新たなまちづくり活動が生まれ、地域に根付き、そして札幌の文化となっていくことが期待されるということでございます。

特に、子どもの教育、地域参加、そういったことにもこの雪というものが深くかかわりを持ち、また、われわれの文化を伝承していくとても大切な資源というふうに言えるということにも注目をしていただければと、こんなふうに思っているところでございます。

アウトソーシングセンター「元気ジョブ」の開設等について

札幌市では、「障がい者へのぬくもりあふれるまちづくり」といったものを目指しているところであります。障がいのある方々が、持てる能力を十分に発揮して、地域の中で自立と社会参加の実現といったものを図っていきたい、こんなふうに札幌市の行政を進めていきたいと考えております。

さまざまな就労支援の取り組みということを進めてきているところでありますけれども、このたび、新たな取り組みといたしまして、アウトソーシングセンター「元気ジョブ」というものを開設いたしますので、ご紹介をさせていただきます。

このアウトソーシングセンター「元気ジョブ」は、清掃、あるいは印刷、ポスティング作業などの軽作業を民間企業等から受注いたしまして、市内に約200カ所あります小規模作業所等の中から、その業務を実施できる施設と結び付けていく役割といったものを果たすものでございます。

現在、12月からの本格スタートということを目指しまして、各施設における実施可能な業務や体制等の基本情報の整理などの準備をしているところであります。市役所の各部局においても、実際に委託可能な業務がないのかといったものの洗い出し作業を今やっているところでございます。

このアウトソーシングセンターが積極的に活用されれば、施設で作業をする障がいのある方々の収入の安定やその収入の向上につながることはもちろんのことでありますが、彼らの仕事ぶりを見ていただいて、これを通しまして、障がいに対する市民の理解促進にも役立つのではないかということを期待しているところであります。

報道機関の皆さま方におかれましては、この「元気ジョブ」について企業あるいは市民の皆さん方に広く周知をしていただきまして、その活用の呼び掛け、あるいは、その活動をする目的、理念といったものについても広くお知らせいただければ大変ありがたい、こんなふうに思っているところであります。

また、「市長と“おしゃべり”しませんか」という行事がございまして、私は、平成17年の7月に厚別区で、障がいのある方々とおしゃべりをしようということで集まっていただいてお話をしたことがありますが、そのお話し合いの中で、「元気ショップ」というものが生まれた経過がございます。この「元気ショップ」「元気ジョブ」が並んで仕事を請け負うということでありますので、生産物を売るというショップと仕事を受注するという両面がございます。この「元気ショップ」の活動も非常に順調になってきております。オープン以来、市民の皆さん方からも大変好評をいただいておりまして、おかげさまで、安定的な売り上げを成しているところでございます。年間約3,700万円の売り上げをしておりまして、堅調な伸びを見せているというふうに言うことができると思います。本当に多くの皆さん方にご協力をいただきましたことに心から感謝を申し上げております。

この12月にはオープン3周年になりますので、この3周年を記念いたしまして、12月1日から6日までの間、全商品を5%オフにするなどの記念フェアを開催することにいたしております。初日には、私も店頭に立ちまして販売促進をやりたいというふうに思っております。

皆さま方には、「元気ショップ」についても市民周知にご協力をいただきたいというふうに思います。

なお、検討中の新たな障がい者就労支援の取り組みといたしまして、1つご紹介させていただきますけれども、障がい者雇用創出の場といたしまして、市役所1階のロビーに、3店舗目になりますけれども、「元気カフェ」を開設することといたしております。これまで、「元気カフェ『カフェドキバリヤ』」だとか、「元気カフェ『ふらっと』」というものが平成19年、21年にそれぞれ開店をして、ご好評をいただいておりますが、現在、市役所1階ロビーに元気カフェの3店舗目をつくろうということで準備をしておりますが、おおよそ来年の春のオープンを目指して、今、準備を進めております。市立大学のデザイン学部の学生、あるいは看護学部の学生たちの協力をいただきまして、障がい福祉関係者らを交えてのワークショップなども開催するなどいたしまして、具体的な検討に今着手し、進めているところでございます。

札幌市では、今後も障がい者就労支援に向けた取り組みを進めていきたいと考えておりますので、その動向にご注目をいただくとともに、障がいのある人たちが地域の中で生き生きと活躍できる、そんな姿などもご紹介いただければ大変ありがたい、こんなふうに思っているところであります。

配布資料

質疑内容

「行政刷新会議が取り組んでいる事業仕分けについて(1)」

北海道新聞

政府の行政刷新会議が取り組んでいる事業仕分けについてですけれども、来年度予算の無駄を洗い出すということで連日また作業が行われていますけれども、市長はあの作業手法についてどのように評価なさっているのかというのが1つと、それと、さまざま、地方自治体に対する影響が出るものが俎上(そじょう)に上っておりまして、当然、札幌にも影響が考えられるのですが、その点をどのようにとらえていらっしゃるのかということです。

市長

テレビでも、あるいはニュースでも非常に興味深く報道されていますので、私も関心を持って見させていただいております。手法はどうかというご質問でありますが、乱暴というふうに言う人もおられますけれども、私は決してそうではなくて、市民の前で初めてこういう政府、国の仕事といったものがさらされて、情報公開をされていく。そして、仕分け人に対するいろいろな評価はありますけれども、さまざまな疑問といったものをぶつけていくという方法は非常にダイナミックな政治の転換というものを感じさせることができ、私は好感を持って見させていただいているところであります。

もちろん、手法については、われわれも影響する当事者でありますので、これはちょっとそんなに簡単に扱ってもらっては困るなというようなことももちろんありますけれども、しかし、それは最終的な政治判断というのは、施策をどういうふうにするかというのはこれからの問題であります。とりあえず、俎上(そじょう)に上げて、これはいかがなものかという疑問を提示されるということについては、それは歓迎すべき方法ではないかと、こんなふうに思います。

関係自治体への影響ということでありますけれども、これは、それぞれの政策目標との兼ね合いで、当然、関連が出てくると思います。これまでの札幌市の事業に関係がありそうなものについて情報収集しながら、これがもし最終的な予算のところで不要とされたものについて、そのとおりになった場合にどういう影響が出るかというようなことについては、それぞれの部局で、現在、あらかじめ勉強させていただいているところでありますが、中には、非常に困るなというのは確かにございます。

例えば、知的クラスター創成事業というものがありまして、札幌市の場合は2年、3年前から5年計画で、バイオですね。大学と連携をしながら、バイオ技術を使った新しい商品を開発していこうという事業に5年計画で予算が組まれておりました。これがばっさりもう要らないと言われますと、基礎的な研究だとか、ああいったものが進まないことになります。帯広市、あるいは函館市等も非常に困ったというふうなお話がございます。こういう問題につきましては、私ども札幌市も、函館市、帯広市と連携を取りながら、あるいは本州の幾つかの都市も同じ項目でこれは本当に困ったなというお話がございますので、今、政府に対して、この問題はこういう深みのある問題なのだというふうなことについて申し入れをしようというような準備をさせていただいているところであります。

期日はまだ決まっておりませんけれども、およそ意見交換をしながら申し入れを関係市長の連名でさせていただきたい、こんなふうに思っているところでもあります。

さまざまな影響はもちろん必至ではございますけれども、政策の優位性といったものを語っていくことによって妥当性を最終的には図っていきたいなと、こんなふうに思っているところであります。

北海道新聞

分かりました。

関連してですけれども、情報公開という面で言えば非常に評価できる手法だということであれば、例えば、札幌市の予算の作業の中に事業仕分けを組み込むというようなお考えはどうでしょうか。

市長

札幌市も、平成19年に事業仕分けは、「構想日本」の方法について学び、そして実施をいたしました。それは、行財政改革プランをつくるために、今現在やっている事業で不要なもの、検討を要するものはどんなものがあるかということについて市民を交えて事業仕分けをした経過がございます。その結果が行財政改革プランというものにまとめられているわけであります。平成19年度から22年度までの行財政改革プランの中に書き込まれていまして、それを基に廃止すべき事業、あるいは内容を再検討しなければならないものということで、順次、やっているところであります。

そしてまた、その改革プランに盛り込まれていないものについては、毎年、1次評価はもちろん自分たちでやりますけれども、そのほか、2次評価や外部委員でやっていただくと。そして、その意見に基づいて改革をしていくものもいくつか出てきておりますので、そういう意味で点検をしながら常にやっていくという方法を取っているところでありますので、この事業仕分けという市民を交えてという手法も大変興味深く、かつ、また多くの市民の皆さん方が行政に関心を持っていただいて、その行政サービス、あるいは事業の正当性というものを市民自身が判断するという手法は大変興味深く、われわれも1度経験がございますけれども、今後の問題として前向きに考えていきたいなと、こんなふうに思っているところであります。

北海道新聞

分かりました。今後、当面は予定がないのですね。

市長

今、研究をして、22年までは基本的に事業仕分けという手法による行政評価は既にやっておりますので、今後の問題ということであります。

北海道新聞

分かりました。

「行政刷新会議が取り組んでいる事業仕分けについて(2)」

時事通信

ただいまの質問とお答えに関連しまして、事業仕分けで地方交付税が取り上げられまして、これが減額されるのではないかという懸念がまだ消えていないだろうと思うのですが、これについて市長はどのようにご覧になっているのかが1点です。

それと、この事業仕分けの結果を踏まえて、これから来年度予算の編成が行われるわけですけれども、それに対する要望なり注文なりがあれば教えてください。

市長

地方交付税については、こういう事業仕分けになじまないのではないかという議論が政府内部の中にもあるというふうにお伺いしておりますし、担当相であります原口総務大臣からも、これは違うよというふうなお話がされております。私どもは、今回の予算編成に当たりましては、地域主権といったことが実現していくための大事な予算編成だというふうに思っておりますので、もう冒頭から地方に影響がないようにということは申し上げてきておるところであります。とりわけ、地方に対する交付金、交付税等を含めて、これが総額を確保するということが最も大事な視点であるというふうに政令市の市長会からも申し入れをしておりますし、私が札幌市として申し入れをする際にもそのことは常に申し上げているところでありますので、これから予算編成に当たりましてさらに議論をさせていただきたいというふうに思っております。

「『札幌アートヴィレッジ』の今後の展開について」

HBC

一部の報道の中でアートヴィレッジの分譲がなかなか進んでいないという指摘がありますけれども、市長は、この課題に関してどういうふうに認識されていて、今後、どのように対応されるお考えか、聞かせてください。

市長

アートヴィレッジ構想というのは、当然、札幌市としてクリエイティブシティ、アイデアズシティという創造都市を目指していくのだということからいいましても非常に大事な分譲地というふうに考えておりますので、これまでもアート系の、札幌市立大学と近接しておりますので、そこにおいでになる方々の宿泊施設とか、それから創作活動に当たられる方々の宿泊施設といったものについて、そこに建設するということもかなり具体的な図面まででき上がったところまでいっていたのですが、諸般の経済事情からそれが実現しなかったということがございます。

全く今は引きがないかというと、そうではなくて、構想としてはとてもいい構想であるということを言っていただける方も、たくさんではありませんけれども、そこそこおられますので、今後もこれは、今、経済の回復との関係で、時期は明言はできませんけれども、札幌市の目指す都市像との関係で大事な分譲地だというふうに考えておりますので、機会をとらえて努力をしていきたいと、こんなふうに思っているところであります。

「『札幌市冬のみちづくりプラン』について」

HBC

もう1点よろしいですか。

冬のみちづくりプランのことなのですけれども、この中で大きい点でですね、効果が得られなかった場合に、評価が低い場合に、条例も含めた検討もという点を打ち出されていますけれども、この点、罰則ですとかそういった関連、市長としてはこの時点でどのようなお考えをお持ちでしょうか。

市長

例えば、違法駐車ですね。屋外で駐車をされたり、あるいは、自分の庭の雪を道路に持ち出していくというような行動が度重なるようなことがあれば、それは札幌市の市民として守っていただかなければならない最低限のルールでありますので、道路交通法なり、いろいろな法規がありますので、そういったもので対応できるものについてはそういう適用していくこともあり得るかというふうに思います。

ただ、今の段階では、こういうプランを立てて、やはり自主的に多くの市民の皆さん方が、こういう自然環境の中で私たちは生活をしているという、その中で1人1人がやらなければならないことといったものを徹底していくということに最大限の努力をしていくということにさせていただいているところであります。

条例で最終的に決めなければならないという場合もないわけではないというふうに思います。

「北海道新幹線の札幌延伸に向けての今後の対応について」

uhb

事業仕分けと関連するのですけれども、北海道新幹線札幌延伸の、前原大臣が年内にも結論をというお話も出ていますけれども、その辺りの札幌市としての対応をお聞かせください。

市長

この間、私は直接は前原国交省大臣に2回ほどご説明をさせていただいております。

国の事業として極めて優位性の高い政策だという観点からお話をさせていただいておりますので、一定のご理解は得ているというふうに思います。事業仕分けでどういう扱いになるかについては、きょうの段階ではまだ掛かっていないようでありますので、あす以降になると思いますが、注目をしているところでありますけれども、昨日の北海道知事ほか関連知事さんの申し入れ等もありますし、決して悪い方向には行かないのではないか、そんなふうに思っているところであります。

当然のことながら、私どもの主張は、早く全線フル規格で、公共事業の本来の目的としている事業目的を早く実現するためには早く工事をしなければいけない、工期も本当に早く短くするという努力を最大限していかなければ公共事業としての意味が非常に限定的なものになるというふうに思いますので、できれば函館、札幌が同時開業になるような、そういう公共事業としての新幹線事業をやっていただけるように要望し、それが実現することによって、北海道、東北の経済圏が本当に素晴らしく発展できるという想定をしておりますので、その実現方、今後とも力を緩めないで頑張っていきたいというふうに思っております。

「丘珠空港に関する今後の対応について」

uhb

もう1点だけ、丘珠空港のことなのですけれども、今後の市としての対応の部分を教えてください。

市長

過日、全日空(全日本空輸)からエアーニッポンの、丘珠空港からの全面撤退、新千歳空港への集約と、こういうことが告知を受けました。われわれは本当に遺憾だというふうに思っておりますけれども、これを踏まえまして、北海道と今後の航空網といったものを、ネットワークを守っていくためにいろいろな議論をしていきたいなというふうに思っております。

特に、札幌市の役割としては、空港へのアクセスだとか、空港ビルの維持、あるいは空港環境の整備、充実というふうなことが大事な役割だというふうに心得ておりますし、北海道のほうからも、事実上、札幌市の役割といったことについてそのようなことが事務レベルでは話がなされているというふうに聞いております。私は、やはりそれがこの空港を維持、発展させていくために欠くことのできない札幌市の役割だというふうに考えておりますので、今後の北海道との協議の中で、それぞれの役割をしっかり担っていけるように努力をしていきたいというふうに思っているところであります。

(以上)

この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成しています。

(作成:札幌市広報課報道係)

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