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更新日:2022年9月27日

平成19年度第2回定例市長記者会見

日時 2007年5月10日(木曜日)14時~
場所 記者会見室
記者数 20人

冒頭、市長から下記の話題について発表しました。

引き続き、次の話題について質疑が行われました。

発表内容

「高橋知事との懇談について」

昨日(平成19年5月9日)も、市政記者クラブの皆さん方も道庁、知事公館の方においでになって取材をしていただきましたので、詳細について皆さま方にも昨日お話をさせていただきましたけれども、私も高橋知事と懇談をさせていただきまして、本当にいい時間を過ごさせていただいたというふうに感想を持っております。

北海道新幹線の札幌延伸の問題、あるいは洞爺湖サミットなど、行政課題について率直に意見交換ができるという関係、こういうものをつくっていくということが、今後の北海道と札幌市の本当に連携というものをしっかり築いて、最も効率よく、そして道民のためになる、市民のためになる、そんな施策をこれから紡ぎ合っていくということが必要だということを何度も確認をさせていただいたところであります。

1時間という限られた時間でございますので、すべてについてということではありませんけれども、こういう機会をこれからもつくっていくというようなことで基本合意できたということは、非常に大きな成果があったというふうに思いますし、いろいろな意味合いで、選挙戦も挟みまして、北海道と札幌市のクロスしている、支持をしている政党レベルの関係でいろいろご心配をいただいているところでありますけれども、当初から申し上げておりますように、選挙は選挙、これはルールでありますので、その上で選ばれた者同士がしっかりと連携をしていくということは非常に重要なことだということで、共通した知事と私の認識を持っているわけでありますので、わだかまり等も何もなく、従前通り、しっかりと連携をし合いながら、職員レベルでもそういう関係をつくっていくというふうなこともお約束をできましたので、知事も「全くわだかまりありません」というふうに明言されておりますし、私もその通りだということを繰り返し申し上げているところでありますので、皆さま方にも、ぜひご心配なく、北海道と札幌のこれからの関係というものを温かく見守っていただきたい。いろいろな観点からご質問、ご批判、ご意見等をどんどん私どもにちょうだいできれば大変ありがたいというふうに考えておりますので、どうかよろしくお願い申し上げたいというふうに思います。

「『局区実施プラン』の策定について」

「局区実施プラン」というちょっと分厚い資料を差し上げておりますけれども、これは、私が選挙を終わりまして直ちに取り組むということで、(平成19年)4月16日から25日までの間に各局の局長、そして各区の区長と私、市長が協議をさせていただいて策定をいたしました、本年度の各区の、そして各局における実施プランといったものを冊子にまとめさせていただいたというものでございます。

既に、先月(4月)の末から、ホームページ上でもこの内容について市民の皆さま方が見ることができる状態にさせていただいておりますけれども、あらためて、こういう冊子にさせていただきました。これを、(記者の)皆さま方がお読みいただき、あるいは市民の皆さん方もお読みいただきまして、これから何をしようとしているのかということをお見守りいただくと同時に、「これはどうなったのだ、これはやらないのか」というようなことも含めて、いろいろなご意見をちょうだいできればというふうに思っているところでございます。

とりあえず、私は、この区長さんと、あるいは局長さんとの間で協議をさせていただいて、私が市民の皆さま方に負託をいただいた信頼といったもの、そして具体的な政策、これを各局、各区で、こういう具体的な形で実施するのだということの1年間のいわば施政方針の中身でもございます。

ぜひ、ご覧いただきまして、ご意見等をお寄せいただければ大変ありがたいというふうに考えているところでございます。

とりわけ、市民の皆さま方にこの資料全部を差し上げるわけにいきませんけれども、ホームページで見ることができますので、各局、各区でのテーマ、そういったものについても逐次ご覧いただきながら、「今、札幌市はどう動いているのか」というようなこともご関心をお寄せいただければ大変ありがたいというふうに思っております。

来週の月曜日、14日からは、「肉付け予算」の査定を始めるところでございます。マニフェストで市民の皆さんにお約束をした政策の実現に向けまして、いよいよスタートを切るということになるわけであります。限られた財源の中ではありますけれども、市民自治の推進に向けた取り組みや、子どもを生み育てやすい環境づくりというテーマ、さらには安心・安全な市民生活を確保する事業などに力を入れていく考えでございます。ぜひ、このことについても皆さん方にご注目をちょうだいしたいと、このように考えております。

「『さっぽろライラックまつり魅力アップ事業』の実施について」

ゴールデンウイークは大変好天に恵まれまして、桜の開花時期も重なったこともございまして、札幌の観光施設を多くの方々に訪れていただきました。大変うれしく思っているところであります。

中でも、さとらんどは、来場者が昨年(平成18年)の来場者実績の倍を超えます9万1450人という方々がお見えになりました。過去最高の記録を作りました。

また、前回(4月24日)の会見でもお知らせをいたしました通り、平岡公園の梅林のライトアップが今夜(5月10日)から始まることになります。まだ、きょうの段階ですと、開花度は1分咲きか2分咲きというような状況であるようでありますが、一応、一昨日の8日に開花宣言がございました。これからが見ごろでございますので、どうぞライトアップした夜の観光ツアーといいますか、平岡公園に行って見事な梅の花をご覧いただきたいというふうに思います。

桜、梅というふうに続きまして、今月下旬には、札幌の木でございますライラックの花が開くことになります。23日には、大通公園を舞台にいたしまして、札幌の初夏の訪れを告げます「さっぽろライラックまつり」が始まります。

ことしは、期間を2日間伸ばしまして、全部で5日間のライラックまつりの開催ということに相なります。ライラックの花をめでながら、約40種類の道産ワインを楽しむことができますワインガーデンなど、好評をいただいております企画を昨年同様行いますことに加えまして、訪れた皆さんに楽しんでもらえますように、新しい企画もたくさん用意をさせていただいているところであります。

例を挙げますと、これまで「市民音楽の広場」というふうに言っておりましたけれども、これを「ライラック音楽祭」ということに一新いたしまして、恒例の学生たちによります吹奏楽のほか、市民グループによります合唱やジャズなどのさまざまな音楽を楽しむことができるようになるわけでございます。

このほかに、祭りを盛り上げるために、コンテナに植栽をいたしましたライラックを21日から3週間程度、市役所の南と北の出入り口、そして(札幌)駅前通にこれを、比較的大きなものでございますが、コンテナを各25台ずつ、計50台設置をいたします。

札幌駅に降りたら、駅前通を、ライラックの香りを頼りに歩いていただきますと、大通公園にたどり着くと。こんなイメージが札幌の中心街で広げられるということになるわけでありますし、この市役所も、それを祭りの拠点ということで、南北のそれぞれの玄関口にコンテナを置かせていただきまして、このライラックを皆さんでめでていただくと、こういう企画をしようとしているところでございます。

この植栽をしておりますライラックは、川下公園がございますが、ここには200種類、そして1、700本ものライラックがあるわけでありますが、ここで植栽をされたものを移植いたしまして、コンテナに入れて街に並べるということにさせていただいているものでございます。

このライラックの花が咲き誇るこの時期というのは、札幌では1年の中で最も気持ちの良い季節になるわけでありまして、市民の皆さんはもとより、道内外からの大勢の皆さんにも、ぜひ、札幌の魅力といったものを、ライラックをめでることとともに感じていただきたい、こんなふうに思っているところでございます。

「『サッポロ・シティ・ジャズ』の開催について」

「札幌がジャズの街になる」ということをテーマにいたしまして、大規模な都市型のジャズ・フェスティバル「サッポロ・シティ・ジャズ」を新たに開催する運びとなりました。これは、誰もが気軽に芸術・文化に触れて、そして豊かな心をはぐくむことができるよう、そんなまちづくりのための施策といたしまして、私の選挙の際にお示しをいたしましたマニフェストにも掲げているものでございます。

これまでは、芸術の森で、毎年、「サッポロ・ジャズ・フォレスト」というものが開催をされてまいりましたほか、昨年(平成18年)は、この市役所本庁の隣にございます駐車場でライブイベントを行いましたり、あるいは、盤渓で「ばんけいジャズ・フェスティバル」なども開催をし、市内のジャズシーンというものが非常に盛り上がりを見せたところでございます。
これらをベースにいたしまして、さらにこれを発展させるために実行委員会を立ち上げまして、準備を進めてきたところでございます。近い将来、日本を代表するジャズ・フェスティバルということにすることが私たちの目標でございます。
この夏は、日本初の映像投射式ドーム型テントを設置いたします中島公園をはじめ、大通公園周辺や芸術の森などを会場にいたしまして、地元で活動いたしますミュージシャンから世界で活躍をするアーティストまでの演奏が次々と繰り広げられるということに相なります。

開催期間は、7月21日の土曜日から、8月5日、日曜日までの16日間ということにさせていただいておりまして、チケットの発売は明後日、5月12日からこれを発売させていただくことにしております。

クラシックの祭典でございますPMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)が7月の初めから末まで約1カ月開かれますが、これと(一部の期間)並行して、札幌の夏を音楽で彩るということにしたいというふうに考えております。

今、申し上げました(映像投射式ドーム型テント)「ホワイト・ロック」は、中で映像を投射しますと外からも見えると、こういうテントでありまして、こういうのは日本で初めてやるそうであります。この直径が90フィート、27メートルぐらいありまして、中は、ドーム型になっており、客席がレストラン形式になっておりまして、500人ほど入れるというようなことになっております。こういうものを造って、皆さんで食事をしながらジャズを楽しんでいただくという企画でございます。

「水道記念館のリニューアルオープンについて」

水道記念館の改修工事がこのたび終了いたしまして、(平成19年)5月26日にリニューアルオープンをする運びとなりました。

水道記念館は、旧藻岩第一浄水場の建物を活用いたしまして、昭和52年に開館をしたものでありますが、隣接をしております藻岩浄水場の改修工事がございまして、この改修工事に伴って平成9年から休館をしていたものでございます。
新しい記念館は、水道を通して自然環境と人間とのかかわりといったものを考え、水や自然の大切さといったものを感じ取ることができる施設を目指して造られたものでございます。

記念館のメーンとなります展示室では、「もいわで体験!水の旅」というふうなことをキャッチフレーズにいたしまして、自然から大都会、そして海へ向かう水の旅を表現しているところでございます。参加性や体験性といったものを重視いたしまして、展示物も数多く設置することで、水道の仕組みや自然環境とのかかわりといったものを楽しみながら学ぶことができるようになっているところでございます。

藻岩浄水場に隣接しているという利点を生かしまして、浄水場の設備等を実際に見たり、触れたりすることもできる見学プログラムも用意をされているところでございます。

また、自然豊かな藻岩山山ろくの高台に位置しておりますので、眺望も非常に素晴らしいところでございます。展望テラスを用意しておりますので、ぜひ、多くの皆さんにお立ち寄りをいただきたいと、このように思います。

5月19日の土曜日と22日の火曜日には、報道機関向けの見学会を予定しておりますので、その際に皆さん方も、ぜひ、ご参加をいただきまして、広報方、よろしくお願い申し上げたい、このように思うところでございます。

配布資料

質疑内容

「市長の警備強化について」

毎日新聞

前回(平成19年4月24日)の会見のときに出たかと思うのですけれども、長崎市長の銃撃事件でご意見を求められて、それで、実際に警備の問題で、市長の周辺は具体的に警備というのは強化されたのでしょうか。

市長

現在のところは、さほど警備を強化したということはございません。ただ、市長室の入り口については、従前から指摘をされていたのですが、かなり、いつでも入れるというふうな状況がございますので、ここは少しチェックをさせていただくような構造に改善しようと、こんなことで、今、準備を進めているところであります。

外に出ている間の警備等については、特にこれを強化する、SPを付けるというようなことまでは行っておりませんし、公用車で基本的には行動するというようなことを今、しているわけでありますが、従前、遅い時間になりますと、タクシーを利用するというふうに私はこの間やってまいりましたけれども、それもタクシーの安全性といったようなこともございますので、できれば、なるべく公用車を使うというような配慮をしていこうと、その程度でございます。

毎日新聞

そうすると、自転車での通勤というのは、どのように。

市長

私も、これだけいい季節になりますと、自転車で通勤したいというふうに希望はしているのですが、従前から、市長になってから、なかなかかなわないと。

これは、警備の問題もございますので、かなりリスクが大きいという意味合いで、それでも、(毎月)5日と20日は「さわやかノーカーデー」というふうに定めていますので、この日だけは、天候、気象条件が合えば乗せていただくというふうに、随行秘書が後を追いかけてくるということでやっていたわけでありますが、かなり厳しい世の中の情勢にあるというようなことも踏まえまして、ことしはまだ乗せてもらっていない、許可が出ていないという状況でございます。
今後も、ちょっと厳しいのかなという感想は持っているところでございます。

「サッポロ・シティ・ジャズの会場での北海道の食のPRについて」

北海道新聞

先ほど、「日本を代表するジャズフェスティバルにしたい」というお話だったのですけれども、日本で初めて設置される投射式テントの中で食事をできるということだったのですけれども、その中で道産品を使うであるとか、北海道の食を併せてPRしていこうというお考えはありますか。

市長

これは、大変素晴らしい指摘をしていただきました。

北海道を売り込むという、そういう趣旨もありますので、ぜひ、そこら辺についてはしっかり考えて、提供できるものの中に道産品といったものを主流に置くように、私どもからも注文を付けていきたいというふうに思っております。
ご指摘、ありがとうございました。

北海道新聞

まだ、どの業者が入られるかということは決まっていないのでしょうか。

市長

まだ決まっておりません。

ライラックまつりでは道産ワインでございますので、こだわりを持っておりますので、そういう意味でも、あらゆる場面で「北海道の産業に貢献できるお祭り」ということをテーマに頑張っていきたいなというふうに思っております。
ありがとうございます。

「北海道日本ハムファイターズ・田中幸雄選手の2000本安打達成時の対応について」

スポーツニッポン

早ければきょうにも日本ハムファイターズの田中幸雄選手が2,000本安打を達成するのですけれども、達成時の何か表彰ですとか、そういったもののお考えがあれば、ちょっとお聞かせ願いたいのです。

市長

今のところ、具体的なそういう計画はないのですが、いずれにしても、素晴らしい選手が素晴らしい記録をこの札幌で達成していただけるということになれば、当然、私の方からメッセージを差し上げなければならないというふうに思っております。

表彰うんぬんについては、ご意見を今いただきましたので、これから、それが相当かどうかについても検討をさせていただきたいというふうに考えます。

「新年度の肉付け予算について」

北海道新聞

これは、以前、新年度予算案の会見のときにも聞いたか、出たかと思う話題なのですけれども、繰り返しになりますが、再度、確認のために聞きます。

新年度の肉付け予算の編成が来週にもスタートということで、そこで、いわゆる2期目の市長、肉付け予算に残されている原資といいますか、それはどれくらいだったという話でしょうか。もしくは、その後の精査の中で幾らくらいの予算をもって肉付けできるのかという話です。

事務局

ちょっとまだ出ていないですね。

(以上)

この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成しています。

(作成:札幌市広報課報道係)

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