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更新日:2011年3月1日

平成17年度第12回定例市長記者会見

日時: 2005年10月28日金曜日 14時~

場所: 記者会見室

記者数: 14人

冒頭、市長から下記の話題について発表しました。

 ○ 「札幌市配偶者暴力相談センターの開設について」
 ○ 「安心して働ける職場環境づくりを支援する取り組みについて」
 ○ 「大学公開講座「さっぽろ学」の開講について」
 ○ 「『ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo』の開催について」
 ○ 「『札幌市公衆に著しく迷惑をかける風俗営業等に係る勧誘行為等の防止に関する条例』の施行に向けた周知活動について」
 ○ 「『市民意見の政策反映システム事業』における『政策反映アンケート』の調査結果および今後の対応について」
 ○ 「各地域のまちづくり活動の紹介について」

引き続き、次の話題について質疑が行われました。

 ● 「ヤミ金融業経営による市職員の逮捕について」
 ● 「北海道職員の大幅な給与・人員削減について(1)」
 ● 「北海道職員の大幅な給与・人員削減について(2)」
 ● 「日中両国政府の関係と市長の瀋陽市への訪問について」
 ● 「『ススキノ条例』のイメージキャラクターについて」
 ● 「ウオームビズについて」
 ● 「『ポイ捨て等防止条例』と『ススキノ条例』のイメージキャラクターについて」
 ● 「『障がい者による政策提言サポーター』からの意見について」

《発表内容》

「札幌市配偶者暴力相談センターの開設について」

 札幌市では、配偶者等からの暴力、いわゆるドメスティック・バイオレンス、DVでございますが、これに関する相談や、配偶者や恋人から暴力を受けたという方々、被害者の自立のための支援などを行う拠点施設というものを設けようということで、このたび、この施設をつくるということになりました。
 これは政令指定都市としては初めてでございますけれども、「札幌市配偶者暴力相談センター」、こういうふうに名称を付けまして、11月15日に開設するという運びになりました。
 この施設は、「配偶者暴力防止法」の一部改正を受けまして、今後の札幌市のDV対策の方向性について調査審議を重ねておりました「札幌市男女共同参画審議会」からの答申に基づいて開設するものでございます。
 このセンターは、市民まちづくり局の男女共同参画推進室の分室として市内に設置をし、札幌市のDV対策で特に取り組みが求められております「相談」「自立支援」に重点を置いて、土・日・祝日や平日夜間にも相談を受け付けて、そして関係機関や民間団体との連携協力によりまして被害者の救済と自立の促進を図っていくというものでございます。
 センターの場所なのですが、市内に設けるということでございまして、さまざまな理由から場所が分かってはなかなか厳しいということもございますので、まずは電話をしていただいて、真剣なご相談であることを確認して場所をご案内すると、こういうシステムにさせていただいているところであります。
 なお、センター開設と同時に、男女共同参画推進室でも同じような業務を開始いたしますので、DV被害に悩まれている方は、まず気軽に相談をしていただきたいと、このように思います。

「安心して働ける職場環境づくりを支援する取り組みについて」

 近年、企業経営戦略の転換だとか、勤労者の労働意識の変化などを背景といたしまして、パート労働者などの非正社員が増加するなど、勤労者を取り巻く労働環境、職場環境といったものが大きく変化をしているところであります。
 また、厳しい経営環境の下で、解雇あるいは労働条件の引き下げだとか、職場におけるいじめなど、さまざまな問題が増加をしているという傾向にございます。
 このような状況の中で、国だとか北海道は、個別労働紛争の解決を目指す相談機関の整備あるいは充実に努めておりますけれども、市民の皆さんに情報が十分に提供されているということが、なかなか言い難い状況にあることも事実でございます。
 そこで札幌市では、市内の勤労者を取り巻く労働条件あるいは労働環境の実態を分析するということのために、市内民間事業所から抽出した2、000カ所を対象に、11月1日を基準日といたしまして、賃金だとか労働時間、高年齢者や障がいのある方の雇用状況などを調査する「労働条件等実態調査」というものを実施するということにいたしました。
 また、国などの関係機関と連携をいたしまして、労働・職場環境に関する相談への支援を目的といたしました「安心して働ける市民応援セミナー」というものを、11月21日、22日の両日、札幌サンプラザで開催することといたしました。
 このような取り組みを通じ、市民の皆さんに労働問題の解決に必要な情報を提供いたしまして、安心して働ける職場環境づくりを支援していきたいと、こういうふうに考えているところでございます。
 多くの皆さん方にご参加をいただく、認識をしていただく、啓蒙(けいもう)していただくというためには、メディアの皆さん方のご協力が必要でございますので、十分この意味をお含みおいていただきまして、広報方お願い申し上げたいと思います。

「大学公開講座「さっぽろ学」の開講について」

 札幌市の東京事務所というものがございます。この東京事務所は、首都圏でのシティPRや札幌への集客プロモーションなどを幅広く展開いたしておりまして、札幌市と首都圏のパイプ役として重要な役割を果たしてまいりました。
 ことしは、この東京事務所開設50周年に当たる年でございまして、その記念事業として、首都圏の方々に札幌の魅力をより深く知ってもらうために、中央大学の協力を得まして、11月5日から26日までの毎週土曜日、この中央大学を会場にした公開講座「さっぽろ学」を開講することといたしました。
 この公開講座では「北海道食の大使」であります三國清三さんだとか、レークプラシッド冬季五輪の銀メダリストであります八木弘和さんなど、テーマにふさわしい多彩なゲストをお招きいたしまして、「食」だとか「アート」、さらには「2007年FISノルディックスキー世界選手権札幌大会」など、札幌の新しい魅力について発信をしていこうというものでございます。
 今回の講座の取り組みが、首都圏におられます皆さん方に札幌ファンになっていただく、そんな輪を広げていただける絶好の機会となり、雪まつりだとか時計台、ラーメンということに集中をしております札幌のイメージを、払拭(ふっしょく)する、あるいは拡充していくというきっかけになることを期待しているところでございます。
 なお、募集定員は100人でございますが、大変評判がよろしゅうございまして、現在までに、定員100人を既に突破しているという状況でございます。
 充実した大学講座「さっぽろ学」が展開されるように私どもも期待をしているところでございますので、東京支社等での取材をしていただければ大変ありがたいなというふうに思うところであります。

「『ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo』の開催について」

 1972年のオリンピック冬季大会そして夏季大会が、札幌とミュンヘンとで開かれたことを記念いたしまして、1972年に札幌市とミュンヘン市が姉妹都市提携をいたしましたけれども、その30周年を記念して、平成14年に「ミュンヘン・クリスマス市」というものを開催することになりました。
 ことしで4回目となりますけれども、11月19日から12月11日まで、大通公園2丁目の会場で開催されることになります。
 前日の11月18日からはホワイトイルミネーションが開催されますので、そのホワイトイルミネーションの輝きの下で、ドイツならではのクリスマス飾りやグリューワイン、これはホットワインというふうに今まで言っておりましたけれども、本場ではグリューワインというふうに言われるそうでありますので、ことしからみんなでグリューワインと言おうというふうにしておりますけれども、果物のエキスなどが入った温めたレッドワインですね、これを販売するというものであります。このグリューワインあるいはソーセージなどの販売に加えまして、会期中、会場内ではコンサートだとかジャグリングだとかといった出し物をたくさんそろえております。これらの楽しいイベントやミニ・ドイツ語講座など、さまざまな催しをここで繰り広げて、初冬の札幌をみんなで楽しもうというものでございます。
 また、ドイツは環境政策が非常に進んでいる街であり、有名なオクトーバーフェスタ、これはビールのお祭りでありますけれども、これらを行うときにも、食べ物の容器を全部捨てるのはやめて、循環できるリターナブルのものにしていこうという活動が行われている場所柄でございます。せっかく札幌市も、ドイツのまねをといいますか、ミュンヘン・クリスマス市をこちらでやるということでありますので、ことしから、私ども札幌のクリスマス市でもリターナブル容器を採用して、ゴミの出ないお祭りにしていこうということで、新しい、環境を勉強する、そんな機会にもしていきたいというふうに考えておりますので、どうか皆さんもご参加をいただきたいというふうに思います。

「『札幌市公衆に著しく迷惑をかける風俗営業等に係る勧誘行為等の防止に関する条例』の施行に向けた周知活動について」

 札幌駅前、大通、そしてススキノなどの繁華街で行われております性風俗店での稼働を勧誘する行為などについては、若い女性はもちろんのこと、多くの人たちが迷惑あるいは不快感を感じており、観光都市札幌のイメージダウンとなっているということがございます。
 そこで、これらを禁止し、違反者には50万円以下の罰金など重い刑罰を科することとした「札幌市公衆に著しく迷惑をかける風俗営業等に係る勧誘行為等の防止に関する条例」、いわゆる「ススキノ条例」が、このたびの平成17年第3回定例市議会で可決され、本年12月1日から施行される運びとなりました。
 札幌市では、このような迷惑行為を1日も早く排除、廃絶していくために、俳優の八名信夫氏をイメージキャラクターに起用いたしまして、ポスター、チラシの掲出、街頭ビジョン、シネビジョンなどで、コマーシャルの放映や街頭放送など、さまざまな手段を活用いたしまして、啓発、そして周知活動を展開していくところでございます。
 11月25日には、道警、そして地元の関係者の方々と一緒に街頭啓発を実施する計画を持っております。私もそれに参加をさせていただくつもりでございます。
 観光都市札幌の名にふさわしい、誰もが安心して楽しめる安全な繁華街を実現する、あるいは回復するための条例でありますので、市民の皆さまには十分ご理解とご協力をいただきたいと、このように思っております。

「『市民意見の政策反映システム事業』における『政策反映アンケート』の調査結果および今後の対応について」

 平成17年7月21日のこの場での記者会見においても発表をしておりますけれども、札幌市では、今年度から、市民の方から寄せられた市政の改善などに関する多様な意見や要望を政策に結び付けていく「市民意見の政策反映システム事業」というものを実施しているところであります。 
 このシステムは、市民意見・要望の中から実現可能性のあるものを抽出いたしまして、そのご意見が、本当に市民ニーズに合っているかどうかというようなことを把握するためにアンケートを実施し、その結果を基に政策反映に向けた検討を行おうというものでございます。
 このたび、本年1月から4月までの意見を基に行いました1回目のアンケート結果と今後の対応がまとまったので、お知らせをするところであります。
 今回のアンケートでは、「住民票などの受け取り時の案内方法」「公園の樹木の樹名板の取り付け」、それから「インターネットを利用した図書館サービスの拡大」についてお聞きをいたしましたけれども、それぞれ市民の方々の意向も判明いたしましたことから、今後、この結果を踏まえて改善に向けて努力をしていこうということになったわけでございます。
 なお、今年度の2回目のアンケートは来年1月に実施する予定でございます。これについても結果がまとまり次第、皆さま方にお知らせをしたいというふうに思います。

「各地域のまちづくり活動の紹介について」

 「札苗まちづくりフォーラム」、それから「東月寒地区防災ネット2005」ということで、それぞれ地域の中で地域の課題をみんなで解決していこうと、こういう活動が活発に行われているところでありますので、ぜひ皆さま方の目を、光を当てていただければ、ここで活動している皆さん方が元気になり、また、それがほかの地区でも参考として広がっていくということになりますので、ご協力のほどお願い申し上げたいというふうに思います。

 前回の会見でも発表させていただきましたけれども、10月30日から11月6日まで、中国の広州市および瀋陽市を訪問し、両市との交流を深めるとともに、札幌のPRを行ってまいります。訪問中は市役所を留守にいたしますので、その間よろしくお願いを申し上げたいというふうに思います。

《配布資料》

「札幌市配偶者暴力相談センターの開設について」 (PDF形式)
「安心して働ける職場環境づくりを支援する取り組みについて」 (PDF形式)
「大学公開講座『さっぽろ学』の開講について」 (PDF形式)
「『ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo』の開催について」 (PDF形式)
「『札幌市公衆に著しく迷惑をかける風俗営業等に係る勧誘行為等の防止に関する条例』の施行に向けた周知活動について」 (PDF形式)
「『市民意見の政策反映システム事業』における『政策反映アンケート』の調査結果および今後の対応について」 (PDF形式)
「各地域のまちづくり活動の紹介について」 (PDF形式)

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《質疑内容》

「ヤミ金融業経営による市職員の逮捕について」

毎日新聞

 先日、市の職員が、いわゆるヤミ金融で逮捕されましたが、それについての市長のお考えと今後の対応をお願いします。

市長

 ヤミ金融というのは、どのような職業をやっておられる方であっても法律を厳守しなければならないわけでありますので、誠に遺憾なことだというふうに思います。
 しかもそれが公務員であったということ、われわれが本来信頼をしている交通局の職員であったということが、このたび明らかになったということについて、私は本当に残念で、かつ、信頼を寄せていただいております市民の皆さま方に、プライベートなことでありますけれども、本当に申し訳ないことだなというふうに感じているところであります。
 担当部局で厳重に事実関係を調査の上、処分等について、現在、しっかり検討をしているところでありますので、そういう感想を現在のところ持っているということでございます。

「北海道職員の大幅な給与・人員削減について(1)」

NHK

 せんだって北海道庁のほうから、大幅な給与の削減、また、人員削減、もろもろ発表されていると思うのですけれども、それについての市長の受け止め方、また、それを踏まえて、今後の札幌市への影響、もし今の時点でお考えのことがあれば、お願いいたします。

市長

 大変ショッキングといいますか、それは公務員だけでなく、北海道民、そして北海道民である札幌市の市民においても、あのような報道がなされて、大変厳しい厳しいとは聞いていたものの、ここまで来たかというふうな、本当に驚きの念というものを持ったことだというふうに思います。
 そして、高橋知事、本当にご苦労されて、緊急避難的にこの2年ということで、このような対応、給与の削減を取るというふうなこと、そして、長期的には定員を管理していくということで、最大3割減らされるというふうなお話もございまして、私ども、本当にその事の重大性ということから、驚きを禁じ得ないという状況でございます。
 それに比して札幌市をどう考えるかと、どういう影響があるかというふうなお尋ねでありますけれども、札幌市の場合、もちろん財政状況が厳しいということは以前から申し上げてきているところであります。
 しかしながら、本市職員の給与等については、人事院勧告を上回る削減をしていくというふうなことも、これまで取り組みをしてまいりました。平成11年からことしまで、ずっと給与の取り組み、あるいは人員管理といったものを進めてきた結果、相当の負担を札幌市の各職員が負いながら頑張ってきているという状況がございます。
 人員を減らすというのは、市民のサービスを低下させてはならないという1つの命題の中で、職員が頑張らなければならないということも含みますので、なかなか限界のあることでありますけれども、一生懸命頑張っているということでございます。
 給与も、7年連続実質収入が低下していくというふうなこともございまして、最近のこの2、3年の間に入った新しい職員、新人職員の話でございますが、給料というのは下がるものだと思っているというような、本当に笑えない、冗談とも何ともつかない悲惨な声がわれわれの耳にも届いているぐらいです。札幌市の場合も、給与の管理、そして最終的には人員の定員管理というのが一番大事なところでもありますので、これをしっかりやっていくという今までの方針を堅持しながら頑張ってまいりたいというふうに考えております。

「北海道職員の大幅な給与・人員削減について(2)」

共同通信

 今の続きなのですけれども、やっぱり、要するに、いずれは考えるということなのでしょうか。

市長

 これまで、要するに、既に先行的に札幌市の場合は頑張ってきているということを、まず、ご理解いただきたいというふうに思います。スタート地点が大分違うなというふうに思っていただいた方が正しいかと思います。
 さまざまな手当等の見直し、それから、給与本体の引き下げ等をやってまいりまして、私の方で今試算したのが、平成10年と比較し、平成17年段階での職員の平均的な賃金がどのぐらい減ったかということになりますと、人件費として1人当たり約93万円減らしているという実態がございます。
 それから、職員の数も、当然、退職をした職員の数を補充するという形にはなっておらないわけでありまして、不補充と。400人辞めたから400人すべて入れるというのではなくて、400人辞めても150人ぐらいしか採用しないというふうな形で、定員管理を非常にスピードを上げてやっているという実績もございます。
 そういうことで、職員に急激なしわ寄せが来るようなことにならないように何とか努力をしていきたいというふうに考えているということであります。

「日中両国政府の関係と市長の瀋陽市への訪問について」

北海道新聞

 日曜日から中国のほう、先ほどもお話をいただきましたが、あらためてお伺いいたします。
 ちょっと古い話になるかもしれませんが、先般の小泉首相の靖国参拝をきっかけにして、日中両国の関係、波風高い、いまだいろいろ両国政府の交流のあり方は波乱含みなのですけれども、そうした中で姉妹都市瀋陽を訪れる。何かそういった両国政府の今のけんのんな(危ない)状況が反映、投影されるような雰囲気が見て取れるものでしょうか。
 また、そうした両国政府の関係、歴史認識について市長が思っていらっしゃるようなお考えをいただければと思います。

市長

 今回も、直前に靖国問題で再び両国の間でのやりとりが激しく行われているということがございましたので、私どもの訪中、訪問計画が順調にいくかどうかについて若干心配したこともありますけれども、きょうまでのところ、順調に歓迎をしていただける、当初予定していた交流計画以上の交流の場を設けていただけると、こういうふうなご連絡でございますので、ひとまず安心しながら参りたいというふうに思っております。
 そしてまた、そういう政治状況の中で、私どもの活動がどういう意味を持つのかというふうな観点から言えば、これはまさにそういう状況であればこそ、地方の交流というものは非常に大きな意味を持つのではないか。1人1人の日本人の歴史認識というのが、必ずしも靖国神社に代表されるような、中国の皆さんからご批判を受けるようなものではないということを身をもって交流の中で示し、そして、理解し合うということがとても大事なことであろうというふうに、私は思っております。
 いろいろな戦争の傷跡が中国にはいまだに残っている所でもありますし、保存されている所もございます。私も今回、そういうところも含めて、まっすぐ対面をし直面をして、自らの感性といったものをそこで全部開いて見せて、そして、私の感想等も率直に述べ、理解が深まればいいなというふうに考えているところであります。

「『ススキノ条例』のイメージキャラクターについて」

共同通信

 12月1日からの「ススキノ条例」の、八名信夫さんになった経緯といいますか、それを教えてください。ほかにも候補の方とかいらっしゃったのでしょうか。

市長

 これはちょっと私は分からないですけれども、分かりますか。

事務局

 普段から八名さんは、俳優業以外にもこういうボランティア活動に熱心な方でございまして、例えば、老人福祉施設への慰問ですとか、そういうことをやっている方なのです。また、少年少女の犯罪の多様化などの社会問題について、いろいろと熱心に取り組んでいる方でもございますので、そういう観点から頼んだ経緯がございます。本人も気持ちよく、二つ返事で快く引き受けていただきました。
 それから、特にコマーシャルフィルムの収録後でございますけれども、ご本人からは「カラス族をはじめ迷惑行為を行っている人たちが札幌市内から消えるように、上手に使ってほしい」という特別なメッセージももらっているところであります。資料にもございますが、そんな経緯でございます。

共同通信

 北海道なり札幌とご縁というのは、ある方なのですか。

事務局

 岡山の方ですので、それは直接はないと思います。

「ウオームビズについて」

朝日新聞

 11月からウオームビズを札幌市も始められるということで、お尋ねをします。
 要は、20度という温度設定は変えられないということなのです。その辺をもう1度ぐらい下げられるようなお考えはないのかというのが1点と、それから、夏のクールビズの時は、市長もネクタイを外されてやっておられたのですが、今度のウオームビズは、ネクタイはするということのようなのですが、ネクタイというのは、やっぱりした方がいいのかどうか。
 暖かさだけの問題ではなくて、夏はネクタイを外すというのは非常に気分的にも楽なところがあったのですが、また久しぶりにしてみると、どうも首の周りが苦しくて、あまり気持ちのいいものではないなと思うのですが、市長はどう思われるのか。

市長

 クールビズのときにも、ネクタイ業界の皆さん方が大変ご心配になったりというようなこともありましたので。それぞれの考えに基づいて、何でも自由であるというのが、解放されて、しないことの自由と、それから、してもしなくてもいいという自由と、いろいろな意味での自由度というのが増す、そういうことが進められるのがいいのではないかなというふうに、私は思います。
 一斉に、「ネクタイをしてはいけない」とかいうふうになるのではなくて、ネクタイをしたい方はしてもいいし、しなくても非難されない、不作法ではないというふうに言われるような社会のほうが、私は健全だろうというふうに考えております。
 ウオームビズも、まだティピカルな(典型的な)なものがなかなか出ていないので、「こういう形」というのはモデルがちょっとないようでありますけれども。私は今のところ、まだ知恵が働いていないという状況でありますので、これから工夫をしたいなというふうに思います。

「『ポイ捨て等防止条例』と『ススキノ条例』のイメージキャラクターについて」

北海道新聞

 話がまた1個戻って申し訳ないのですが、「ススキノ条例」の関係ですけれども、前回、「ポイ捨て等防止条例」で北斗さんを起用して、その効果を、今、市長はどうお考えになっているかということと、あと、今回、八名さんを起用して、どういうことを期待したいかということをお聞きしたいと思います。

市長

 北斗さんには本当に頑張っていただいて。圧倒的な知名度というのがございまして、このポスターのおかげで、違反をした人にも、笑って、ちゃんと、「ああそうだったの」「悪い悪い」ということで過料を納めていただけるというふうな効果もあったようであります。
 そして、まともにとらえると、厳しいおとがめがあるような絵柄になっておりますけれども、北斗さんの場合は、それなりに笑えるといいますか、そういうのがあって、十分、狙った効果というものは実現しているだろうというふうに思っております。
 八名さんの場合は、やっぱり、「世の中少しおかしいぞ」というところの味を出していただくことを私どもは願っておりまして。「ちょっとおかしいぞ」というふうに苦言を呈してくれる、そういう役割というのが、今、なかなか世の中にはないものですから、欠けている部分を補充していただく、「うるさ型のおじいさん」というイメージで、社会に警鐘を発するということができるのではないかな、そんなふうに思っております。

「『障がい者による政策提言サポーター』からの意見について」

札幌タイムス

 せんだって、障がい者の方々のサポーター制度で、政策提言で非常に手厳しい意見が寄せられました。
 2点あるのですけれども、1点が、札幌市が公共施設を造る場合に、これからは大規模な施設を造るということはあまりないのでしょうけれども、事前にそういう方々にチェックしていただくという統一的なルールを作られるお考えはないのかということ。原局ではそれぞれ対応されているようですけれども。
 それともう1点が、今回の提言に当たって、かなり対応が遅いというような批判が寄せられていたようです。政策提言のための意見をまとめる際に、これは、個人個人に関したものではないということで意見を聴取されているようですけれども、市民の声を聞く課が一緒に同行すれば即座に対応できることが、かなり時間を置いた形での対応にならざるを得ないというようなことがあるようなのです。それで、例えば、障がい者の方の意見を聞くときに、一元化した形で対応できるようなワンストップ型の苦情対応というのですか、政策提言を受けると、そういうようなシステムにするようなお考えはありませんでしょうか。

市長

 施設などを造るときに事前にお話を聞くという方法、利用者の方にご意見をちょうだいするということは、徹底してやりたいというふうに私は思っております。
 今、ほかのところでやっているのは、例えば学校を造るときに、子どもたちの意見は必ず聞くこと。それから、地域の皆さん方のご意見を必ず聞くことということは、私が市長に就任してからずっとやっております。そういうことが、障がい者の皆さん方の場合も当てはまることだというふうに思いますので、趣旨を徹底させるということは、今後やっていきたいなというふうに思います。
 もう1つ、対応が遅いというのは、これはなかなかまだまだ、「実はこうなのですよ」と言えるだけのものを私は今持っていないわけでありますので、ご指摘があったことについては、本当に、できるだけ早く。もう提案したことを忘れてしまったころに実現するのでは、新たな発想もまた出てこない、「協力しよう」「参加しよう」という意欲をも減じるようなことになりかねないわけでありますので、言われたら、すぐできるものはやるというふうなことは指示していきたいなというふうに思います。

(以上)

この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成しています。

(作成:札幌市広報課報道係)

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