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更新日:2011年3月1日

平成17年度第9回定例市長記者会見

日時 2005年9月7日(水曜日)14時~
場所 記者会見室
記者数 17人

冒頭、市長から下記の話題について発表しました。

引き続き、次の話題について質疑が行われました。

発表内容

「台風第14号の接近に伴う札幌市の対応と警戒の徹底について」

台風14号が接近をしておりまして、札幌市の対応、そして、警戒を市民の皆さん方にも、ぜひ呼び掛けをしたいというふうに考えますので、そのことにちょっと触れさせていただきます。

昨年のちょうどこの日、7日から8日ということで、台風18号が札幌を直撃いたしまして、死者4人を含む96人の方々が被害に遭われたという大災害が起こったわけであります。この14号は、同じようなコースをたどって、勢力も大きいということでございますので、札幌市としても、昨日の午後には、各局区の関係職員を招集し、台風説明会というものを開催して、警戒体制、安全対策、情報連絡体制などについて、しっかり確認、徹底を図ったというところでございます。

昨年の被害ということもございますので、ぜひ昨年の経験を踏まえて、市民の皆さま方に、この台風に巻き込まれて被災されないように、最大限の注意を払っていただきたいというふうにお願い申し上げたいと思います。

特に、非常時の持ち出し品の確認、準備をしっかりしていただくということ、それから、風が吹いたときにはなるべく外に出ないという、こういう習慣を付けなければいけないのかなというふうに思いますので、ぜひそのことを。どうしても必要なときは、もちろんしようがありませんけれども、昨年の場合、お亡くなりになった方は、犬の散歩ということで出られたと、そして、倒木で頭を打たれてお亡くなりになったということがございます。本当に必要な場合以外には外に出ないということも、災害を防ぐ大きな手段かというふうに思いますので、そこら辺を注意喚起させていただきたいと思います。
それから、飛んでくるものに注意をするということ、立て看板や鉢植え、それから、倒れそうなものはあらかじめ固定しておくと。そういう自らの占有しているもので、人さまが危害を受けないようにするための手だてを取っていただきたいというふうに思います。

それから、増水している川だとか、がけ地には近寄らないということ、いざというときの避難場所を確認しておくというようなことなど、十分備えを取っていただきたいというふうに思います。

各家庭に「防災は日ごろの備え心の構え」という冊子(「家庭防災のしおり」)を既にお配りしておりますが、これを家族の皆さん方でしっかりお読みいただいて、家族自体しっかり備えることができるようにしていただきたいと思います。

それから、「洪水ハザードマップ」も関係地区にはお配りをしており、これも十分参照していただきたいというふうに考えておりますので、分からないことは、コールセンターとか市役所ホームページなどを活用して、知識等を得ていただき、備えていただきたいと、このように思います。

昨年は、札幌市の幼稚園、小中高校はお休みにする、これが早い対応だったということで、教育委員会もお褒めをちょうだいいたしました。そうすることによって、子どもたちが1人も被災しなかったということで、大変適切な判断と指示だったというふうに評価をされておりましたけれども、ことしの場合、台風の進行が少し早まりそうだというふうなこともございまして、一斉に休校ということを教育委員会の方で指示をするということはいたしませんで、各学校長、施設長の判断で対応していただくということにさせていただいております。

きょうの正午の気象庁の発表ですと、勢力を若干衰えさせながら、今夜半札幌に最も接近し、あす午前中にはオホーツク海に抜けるという経路が予想されておりますので、そういう状況をにらみながら、各学校、幼稚園等においては、始業時刻を遅らせるというようなことだとか、幼児・児童生徒の安全に万全を期するよう配慮をお願いしますということで、各施設長のほうに教育委員会のほうから、そのようにお願いをしているということでございます。

「札幌市不妊治療支援事業の実施について」

全国的な少子化の進行と子どもを取り巻く環境の変化ということを受けまして、次代を担う子どもを生み育てる、そういう環境づくりというものがどこでも求められているわけであります。

札幌市でも、昨年の9月に、子どもが生まれ成長する過程を総合的に支援するために、「さっぽろ子ども未来プラン」というものを策定したところであります。そして、この10月から、このプランに掲げております安全な妊娠・出産への支援策というものの1つといたしまして、「札幌市不妊治療支援事業」をスタートするということでございます。

この事業は、平成17年4月1日、ことしの4月1日以降に受けられました体外受精などの特定不妊治療を対象とし、年間10万円を上限に費用の2分の1の額を通算2年度間助成をするという「特定不妊治療費助成事業」というものと、中央保健センター内に、10月3日から開設いたします「不妊専門相談センター」で、不妊に悩みます市民の相談を受けて、適切な情報提供、ご指導させていただく「不妊専門相談事業」、この2つの事業からなるものでございます。

不妊治療費の助成申請は「不妊専門相談センター」で、10月3日から受け付けをさせていただきます。

もう1つの専門相談の予約受け付けは、その1週間前の9月26日から開始することになっておりますので、不妊に悩んでおられる皆さま方や、子どもを望みながら経済的な理由などで不妊治療をあきらめざるを得ない、そういう方については、ぜひ「不妊専門相談センター」にご相談をいただいて、この制度の利用をしていただければというふうに思っているところでございます。

「札幌・ノボシビルスク姉妹都市提携15周年記念ノボシビルスク市長団の札幌訪問について」

札幌市とノボシビルスク市は、ことし姉妹都市提携15周年を迎えたことを記念いたしまして、姉妹都市交流のきずなを一層強めていくために、相互に親善訪問団を派遣し、この2つの市で記念行事を行うということにいたしております。
既にご報告を申し上げましたけれども、去る6月には、札幌から、私をはじめといたしまして市議会議員の皆さん方、それから市民など52人で構成いたします親善訪問団がノボシビルスク市を訪れまして、「姉妹都市関係促進宣言」というものに調印をし、そして、「まちの日」イベントなどにも参加をするということで友好の輪を深めてきたところでございます。

そして今回、9月11日、来週の日曜日ですが、ノボシビルスク市のゴロデツキー市長さん、それからボルテンコ市議会議長さんなど5人が、市長団ということで札幌市を訪問されます。

札幌市では、市長団の来札に合わせまして、記念式典、祝賀会などの記念行事を実施することといたしております。
到着をされます11日には、ノボシビルスク市のオペラハウスをモデルに造られたというふうに聞いております、Kitara大ホールをすぐご見学いただき、この間、就任をされました専属のオルガニストのミニコンサートを開いて、ホールの響きをお聞きいただくということを考えております。

そして、12日に15周年記念式典、それから記念祝賀会を午後6時30分から開催いたします。この会場では、ことし6月に調印いたしました「姉妹都市促進宣言」の披露などが予定されております。

同じく12日午後2時30分からは、ゴロデツキー市長が、札幌の大学生など、これから国際交流を担っていく札幌・北海道の若い世代を主な対象といたしまして、ノボシビルスク市を紹介する「ノボシビルスク都市セミナーin札幌」を開催するほかに、この日から15日まで、市役所本庁舎1階ロビーで、両市の交流の様子を紹介するパネル展も実施することといたしております。

今回の市長団とは別に、ノボシビルスク市からは市民訪問団もこの10月末に来札し、交流事業が行われる予定でございます。

市民の皆さんにおかれましては、この機会にノボシビルスク市に対する関心を深めていただきまして、この2つの都市の交流・相互理解というものを一層促進していくことを期待しているところでございます。

「各地域のまちづくり活動の紹介について」

各地域のまちづくりセンターを中心に行われております諸活動について資料を添付させていただきました。市内6区、7つのまちづくりセンターから8つの事業を資料に添付させていただきましたので、ぜひ取材等をされまして、多くの市民の皆さん方がこういう活動に参加していただけるようにお願いをできれば大変ありがたいということでございます。

「自衛隊機の接触事故に関する申し入れについて」

昨日、残念なことに、自衛隊機の接触事故がございまして、千歳のほうに緊急着陸をするというふうな事態が発生いたしました。

このF-15J戦闘機の接触事故でございますが、どの経路で飛んでおられたのかについて、札幌市の上空なのかどうなのかについては明らかにはされておりませんけれども、十分その可能性もあるというようなこと、それから、今後の市民の安全というようなことから考えまして、緊急に、このたび、航空自衛隊第2航空団司令あてに私名義で申し入れをさせていただくことといたしております。

原因は早急に解明し、それをしっかり公表していただきたいということ、それから、今後の事故対策に万全を期してほしいと、こういう内容でございます。

きょうの(午後)4時に行政部の職員が直接司令のほうにお伺いさせていただいて、そのような申し入れをさせていただくということにいたしておりますので、そのことを申し添えさせていただきます。

配布資料

質疑内容

「雪まつりの第2会場について」

朝日新聞

先ごろの雪まつりの実行委員会で、第2会場を「さとらんど」にしたいという発表があったのですが、それについて、会場を「さとらんど」に、ということについて、市長のお考えをまずお尋ねします。

市長

大変ご苦労をされて実行委員会のほうで決断をされたと。市民の皆さん方の意見もお伺いしながら決めさせていただいたという経過がございます。

一番の問題として交通の便が少し不便ではないかというふうなご意見もあることは承知をしているところでありますが、私は市民参加型の、市民が遊べる、雪と親しむという場所としては大変いい場所を選定していただいたのではないかと、そういうふうに考えておりますし、ぜひ雪と楽しむ、氷と親しむ、そんな意味合いで、お子さん方が十分に遊ぶことができる、そんなスペースをこの場所で展開していただければうれしいなというふうに考えております。

「自衛隊機の接触事故に関する申し入れについて(1)」

北海道新聞

空自2空団への申し入れなのですが、F-15、いわゆる戦闘機の通常の訓練コース、飛行コースともに札幌市域も従前からかかっているのでしょうか。そういう認識はあるのですか。

市長

今回についてはどうなのか分かりませんけれども、従前、いろいろな爆発音ですか、マッハを超えるときの音などがあるというときに、私どもは、有明の方が一部かかっているというふうに認識した上でいろいろお話を申し上げておりますので、今回もそういうことがあるのではないかというふうに思っております。

北海道新聞

不勉強で申し訳ありませんが、市長として道内の自衛隊、陸自のことも含めて、申し入れというのは今回が初めてでしたでしょうか。それとも何回か。

市長

いいえ。北広島で誤射があった事故などについても申し入れをさせていただいております。

「自衛隊機の接触事故に関する申し入れについて(2)」

読売新聞

今のことに関連してなのですけれども、今回の申し入れに当たっては、近隣の自治体だとかそういったところと相談したとかいう経緯はあるのでしょうか。

市長

情報交換をさせていただいておりまして、千歳、北広島、恵庭も同じような申し入れをするというふうに聞いております。

「地下鉄への自転車持ち込み社会実験について」

北海道新聞

市長さんの肝いりといいますか、地下鉄への自転車持ち込み社会実験が先週末から始まりました。序盤の状況、混乱等を含めて、どんなふうに見ていらっしゃいますか。あと、この実験の最中に、市長自らも参加するようなご予定とかは。

市長

今のところ、申し込み制度を採っておりますので、混乱したということは聞いておりません。

あとは利用された方々の感想と、今後どれだけの皆さん方が利用を希望されるかというふうなことが論点になってくるだろうと思いますので、この期間、しっかり職員ともども頑張ってやってみて、その結果考えたいというふうに思います。
また、私も自転車利用者でありますので、どこか期間中であればやってみたいなというふうには思うのですけれども、ちょっと今のところ日程は立っていないということでございます。

(以上)

この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成しています。

(作成:札幌市広報課報道係)

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