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更新日:2011年3月1日

平成17年度第7回定例市長記者会見

日時 2005年7月21日(木曜日)14時~
場所 記者会見室
記者数 19人

冒頭、市長から下記の話題について発表しました。

引き続き、次の話題について質疑が行われました。

発表内容

「地下鉄への自転車持ち込み社会実験の実施について」

私も愛用者の1人ではあるわけですが、自転車は、環境に優しい乗り物ということで大変注目をされておりまして、利用者の数も増える傾向にあるというふうに思っております。

このようなことから、自転車を地下鉄と連携をさせて、観光スポットだとか、札幌市のいろいろな文化施設、あるいはレクリエーション施設等への自転車によるアクセスといったものの利便性を高める。そういうようなことで適切な自動車の利用のあり方等についても誘導していくというふうな、自転車を中心に生活ができる環境を求めていきたいというようなことも含めて、公共交通の利用促進といったものを図ることを目的にいたしまして、こういう試みをしていきたいということで、自転車を地下鉄に持ち込むという社会実験を実施することにいたしたわけであります。

この実験は、9月4日から19日までの間の土日、それから、祝日がありますので、合計6日間に限定されるわけでありますが、南北線の麻生駅と幌平橋駅と、それから真駒内駅の3駅を乗降駅というふうに指定をさせていただきます。

そして、これはどっと来られては大変難しいものでありますから、実験に参加したいという方は、乗車をする時刻、便の予約をしていただきたいというふうに考えております。事前に電話でのお申し込みをしていただいて、そして、それに従ってご利用いただきたいというふうに考えております。

この予約の受け付けは、8月11日から行うこととさせていただいております。

自転車と地下鉄の連携のあり方について、さまざまな方策というものが考えられますけれども、187万人もこの札幌市におるわけでありますので、市民の移動に対する手段ということで自転車と地下鉄をマッチングさせるという社会実験をして、その可能性を追求していこうというものであります。

もちろん、札幌で行うのは初めてのことでもありますので、安全面に極めて慎重に配慮しながら、地下鉄利用者の皆さまのご理解とご協力をお願い申し上げたいと、このように思っているところでございます。

「『さっぽろを元気にする路面電車検討会議』の設置について」

札幌市の路面電車につきましては、平成14年度から約3年間、存廃について検討を行ってきた結果、設備投資に一定の税投入が必要であるものの、民間のノウハウを取り入れることなどによりまして経営の効率というものを向上させるということが見込まれるというようなことから、ことしの2月に路面電車を存続させるということを決定させていただきました。今後の取り組みといたしまして、都心のまちづくりなどでの活用を検討していこうというふうにしたところでございます。

この結論を踏まえまして、路面電車をどのような形で存続をさせ、どのように活用していくべきなのかということについて、具体的な検討を行う場といたしまして、学識経験者、そして路面電車にかかわる市民団体がございますが、そういう方々の代表者など16人の方々に構成員になっていただきまして、このたび、「さっぽろを元気にする路面電車検討会議」というものを設置することとなりました。

この検討会議では、路面電車を、交通機関としてだけではなくて、「都市の装置」、すなわち、「さっぽろの街やそこに暮らす市民を元気にする道具」としての可能性といったものについて、幅広く議論をしていただきたいというふうに考えております。第1回の会議を8月4日に開催をいたしまして、来年の8月ごろをめどに路面電車の活用方法をまとめていくということを予定させていただいているところでございます。

札幌市といたしましては、この検討会議での活用方針と、この会議と並行いたしまして経営形態の検討も行っていくわけでございまして、平成18年度末をめどにいたしまして、この活用方法の検討と経営形態の問題を含めて、今後の路面電車事業の具体的な計画についてまとめていきたいというふうに考えているところでございます。

この検討会議での議論というのは、市民の方々が傍聴できるように公開を原則としているということと、もう1つは、昨年度も実施いたしておりましたけれども、フォーラムを2回ほど開催するというようなことも予定をさせていただいております。

直接市民の皆さん方に参加をしていただいて、説明をし、そして検討を加えていただくと、そういうふうに考えているところでございます。

その議論の過程等についても、もちろん、広報誌だとか、ホームページ等に情報を提供させていただいて、多くの市民の皆さんにお知らせをして、意見をいただきたいというふうに考えておりますので、どうかよろしくお願いを申し上げたいと思います。

「『(仮称)札幌市公衆に著しく迷惑をかける風俗営業等に係る勧誘行為等の防止に関する条例(案)』について」

長々とした名前でございますが、いわゆる「ススキノ条例」というふうに言っております。これについての市民意見を募集させていただく、パブリックコメントをちょうだいすると、こういうことの内容でございます。

繁華街において、道行く女性に声を掛けて、性風俗店などで働くこと、あるいはアダルトビデオへの出演を勧誘するというような、いわゆる「カラス族」というふうに呼ばれている人たちが非常に多く増えているというふうなこと。それから、卑わいなことを記載した看板だとかビラなどを使って、性風俗店などの客として誘う行為、さらには、そのような広告物を堂々と掲示したり、ビルの壁面に看板を掲げたり、そういうような行為がススキノ地区で特に目立っているという現状がございます。

こういった一種異様な光景というものが多くの市民の皆さん方のみならず、観光客にとっても大変迷惑、あるいは不快感を与えるものというふうに言うことができると思いますし、多くの方々が、やはり、このような状況を改善するために、何らかの規制、規則を設けることが必要であるというふうに求められているところでございます。
これらのことを勘案いたしまして、札幌市では、関係機関と協議の上、安全で安心な生活環境の確保ということを目的といたしまして、早急に規制をしなければならないと考えられる迷惑行為について、罰則付きで禁止する条例の制定を目指してまいりました。

このたび、その条例案を取りまとめることができましたので、条例案の内容などを記載した資料を配布するとともに、この案に対する市民の皆さん方のご意見をちょうだいしたいということで、7月25日から8月23日までこのパブリックコメントを実施するということにさせていただきました。皆さん方も、どうぞご参加いただいて、ご意見をちょうだいしたいと、このように思います。

「『札幌市たばこの吸い殻及び空き缶等の散乱の防止等に関する条例』の施行について」

美しいまちづくりの推進と、市民の安全で快適な生活環境、あるいは「観光都市さっぽろ」といったものにふさわしい環境の確保を目的といたしまして、平成16年12月に制定されました「札幌市たばこの吸い殻及び空き缶等の散乱の防止等に関する条例」を、来る8月1日から施行するということといたしました。

主な条例内容といたしましては、札幌市内の全域で、たばこの吸い殻、空き缶などのポイ捨てを禁止するということとともに、公共の場所において、飼い犬のふんの回収を義務付けるというようなことを内容としているものであります。
また、都心部には「美化推進重点区域」というものと、それから「喫煙制限区域」というものを指定いたしまして、歩きたばこも禁止するということとさせていただきました。

罰則の適用につきましては、啓発期間も必要であるため、10月1日からこの罰則を伴った規定を本格実施すると、施行するということになりますけれども、この際の過料金額でございますが、これを1、000円というふうに定めさせていただき、そして、散乱等防止指導員というものを設けまして、制限区域内を巡回し、違反者に対して、直接、現金徴収を行うこととしたものでございます。

なお、喫煙制限区域内における札幌駅前通、大通公園および市民会館前の、札幌市が設置をしております灰皿でございますが、これはすべて撤去するということとさせていただきました。

今後は、条例の趣旨を周知するために、強力なインパクトのあります元女子プロレスラーのタレントでございます北斗晶さんと、プロレスラーで北斗晶さんの夫であります、佐々木健介さんを起用いたしまして、7月25日からポスターやリーフレット、テレビCM等でPRを行う予定でございます。

また、罰則適用日となります10月1日には、お二人に札幌においでいただいて、街頭キャンペーンを行って、たばこを吸っている人には、しかりつけてもらうと、こういう事の運びを予定しておりますので、一度しかられてみたい方は、ということを言ってはいけないのですが、ぜひ、しかられないように、皆さん方もお気を付けいただければありがたいと、このように思うところでございます。

「元気なまちづくり支援事業『区の個性あふれる提案事業』の決定について」

札幌市では、施政方針であります「さっぽろ元気ビジョン」の目指す、魅力ある地域づくりの実現のために、本年度から、「元気なまちづくり支援事業」に取り組んでいるところでございます。

この事業は、区や地域の特性を生かした元気で魅力あふれる地域づくりを進めるために、さまざまな事業を通じて、市民自治の精神に基づく主体的なまちづくり活動を支援していきたいということを目的としているものであります。

その一環といたしまして、ことし新たに実施いたします、「区の個性あふれる提案事業」は、住民による企画提案型のまちづくり事業だとか、区と局が協働で立案実施する事業、他区あるいは他の市町村と協働で行う事業、区民へのサービスアップにつながる事業など、各区から地域の特色や課題に着目いたしましたユニークな事業の提案を受けまして、区長会議などでの審査を行った上で、このたび実施事業を決定させていただいたわけであります。

今年度は17事業の提案がございまして、東区の「アマとホップのフラワーロードフォーラム支援事業」だとか、西区の「新環境フロンティア事業」など、17の提案の中から13事業の実施を決定させていただきまして、今月から順次これに取り組んでいくということに相なりました。

今、申し上げましたアマとホップのフラワーロードなんかも大変面白い地域の特性ということも言えましょうし、白石区の「泣いた笑った感動した!実録:白石でっち奉公!」などという、これは、まだまだ小さい事業でありますけれども、大きく言えば、今のニートの問題だとか、労働に関する、子どもたちに対する教育の問題、そして地域が子どもを育てることにどうかかわっていくかというようなことに、非常に重大な問題提起をしていただける事業が含まれております。

こういったものを全市にアピールするという事業を支援することによって、さまざまな教育現場、そして地域の中で、子どもの育成といったものに、大人が、地域がしっかりかかわっていくということを進めていくようにやっていきたいなというふうに考えているわけであります。

南区の「定山渓の歴史を知ろう!~定山和尚から定鉄、豊羽鉱山まで歴史再発見~」などという事業もございます。ことしは、(美泉)定山の生誕200年という年でもございますので、そういう地域の特性といったものを踏まえて学習をし、みんなで理解をしていこう、こんな試みでございます。こういったものを支援させていただこうと、決定させていただいたということでございます。

それぞれの企画の際に、報道各社の皆さん方にご覧いただき、また、客観的な評価を与えていただければ、大変幸いに思うところでございます。

「『市民意見の政策反映システム事業』の実施について」

札幌市では、市民の声を聞く課というものがございまして、そこで集約をしております市民からのご意見、ご要望といったものを、市政の参考として各担当部局へ送付していく、そこで配分をしていくといいますか、そういうことをやっておりますけれども、市民の視点に立つと、せっかく提案した意見等が、その後、どのように市政に生かされているのかというようなことが分からないという指摘が市民の皆さんから寄せられることがございます。

そういうことを踏まえまして、市民からのご意見、ご要望等を、これまで以上に本市の政策に結び付けて、どのように反映されているかということを市民にも分かりやすくご説明するということを目的といたしまして、今年度から「市民意見の政策反映システム事業」というものを実施することといたしました。

平成17年の1月から4月までに寄せられましたご意見等を抽出・分析をいたしまして、6月末に庁内における検討会議を実施いたしました。この会議で、住民票などの窓口での交付方法だとか、公園などに樹木の名前の看板を掲げてほしいとか、図書館の利用者サービスの利便性を向上させるために、インターネットをさらに使ったらどうかとか、こういうふうなものを抽出させていただきまして、8月下旬から、この意見について、個別的な意見なのか、ほかの市民の方々がこの意見についてどう考えておられるかというようなことを、

3,000人の市民の皆さん方にアンケート調査をさせていただくというようなことで実施をしようと。

このアンケート結果を踏まえまして、9月中に再度、庁内検討会議を開催いたしまして、その検討の結果を10月中に市民の声を聞く課ホームページで公開する予定とさせていただいているところであります。

2回目の政策反映アンケートは、平成17年5月から11月までの市民意見を基に、来年、18年1月に実施をする予定でございます。

「札幌市におけるアスベスト(石綿)対策について」

前回の記者会見でご質問ございましたアスベストの対策について、その後、どういうことを札幌市がやっているかということについてご報告を申し上げておきたいというふうに思います。

全国的な問題に広がり、札幌にも大変被害を受けておられる方がいるというふうなご指摘であります。
札幌市としても、当然、それを黙過するわけにはいきませんので、一昨日、7月19日に、各部局の情報の共有、そして、国の動向の把握および総合的なアスベスト対策の推進を図るということを目的といたしまして、「札幌市アスベスト問題対策連絡会議」を設置したところでございます。

この会議で、部長職によります全庁横断的な連絡体制を整えまして、アスベスト対策を推進させていく所存でございます。

この会議の中で検討した事項といたしましては、まず、吹き付けアスベストを使用している市有施設および民間建築物について、早急に確認のための調査を開始し、9月上旬までに結果を取りまとめるというふうに考えております。

そして、市民の方々の健康相談でございますけれども、これは既に各区の保健センターを窓口としているわけでありますが、特にご心配な方には速やかに医療機関(呼吸器科)を紹介させていただくように、現在、札幌市医師会とも協議をしているところでございます。

また、建築物に吹き付けアスベストが使用されているかいないのかということの相談、ご心配等につきましては、保健所、建築指導部、環境都市推進部で行っておりますので、これらの情報をホームページ等で、できるだけ市民へ提供していきたいというふうに考えております。

いずれにいたしましても、市民の方々の不安にお応えできるような体制といったものを整えつつございますので、これらの窓口にお気軽にお問い合わせ、ご相談をいただきたいと、このように思っているところでございます。

「各地域のまちづくり活動の紹介について」

資料の一番最後に、各まちづくりセンターの取り組み等について記載をしてございます。
ぜひご一覧いただき、ご関心を持っていただけるものにつきましては、ぜひ取材をして、また、この活動の意味等についてご評価、あるいは、市民の皆さんにお知らせするという役割を担っていただければ、大変ありがたいというふうに考えております。

配布資料

質疑内容

「雪まつり真駒内会場の代替地について(1)」

NHK

雪まつりの件なのですが、真駒内会場の閉鎖に伴いまして、代わりになる会場をということで選考を進めたと思いますが、現在、どうなっているのかをお伺いします。

市長

市民会議と実行委員会と、双方の意見の中で決めるという形になっておりまして、まだ市民会議は最終的な結論を出していないという状況でございます。

近々に開かれる予定になっております市民会議で、最終的な結論を出すというふうな段取りになっているところでございます。

NHK

まだ、これからと。

市長

これからです。

「雪まつり真駒内会場の代替地について(2)」

朝日新聞

今の雪まつりの第2会場について、さらに伺いますが、実行委員会での議論の中では、幾つか候補地が挙がっていると聞いています。中島公園であるとか、円山野球場であるとか、さとらんどというふうな候補地が挙がっていると聞いておりますが、それぞれに長所と短所があって、なかなかこれだという決め手がないようにも聞いておりますが、その辺の議論について市長ご自身はどういうふうに受けとめていらっしゃるかというのと、ご自身としては、雪まつりの将来像をにらんで、こういうような場所でやるのがふさわしいのではないかというようなお考えをお持ちになっておられるかどうか、お聞かせください。

市長

今、おっしゃられました事項については、すべて検討対象ということで市民会議等で議論をされて、あるいは、実行委員会のほうでも議論されているところであります。

同じような問題意識をみんな持ちまして、にぎわいと、参加できる、そんな雪まつりのあり方といったことを追求しているわけでありますが、本当に適地というもの、そういう趣旨を十分生かし切るところはどこなのかというふうな議論が、まだ最終的な判断に至っていないということでありますので、今おっしゃったような要素を実現するに最もふさわしいものを何とか選び取るというような形にしていきたいなというふうに思っております。

朝日新聞

例えば、観光客の数的に、どのぐらいの人数は最低入れるような場所とか、その辺のお考えはありますか。

市長

そういう限定的な話は、今、私は考えておりません。

「建築物の高さ制限の導入について」

HBC

きのうの都市計画審議会で、全市にわたって建物の高さ制限を設けるという案が示されましたけれども、これに関して3つお伺いしたいのですが、まず、全道の自治体で初めてこういった規制を取り入れることになった理由を市長の言葉でお聞きしたいというのが1点。

それから、特に不動産関係の業者にとっては、土地の利用価値が低くなるとか、思うように建物が建てられなくなるという点でかなり不自由を強いることになりますが、それについて市長はいかがお考えかという点が2点目。

それから3点目として、逆に住民としては、まだまだ制限が不十分ではなかろうかという声も聞こえてくると思われますけれども、それについてはいかがか、お願いいたします。

市長

全道で初めてということでありますが、私の就任以来、市民の皆さん方と業者の皆さんとの争いが絶えないという状況があり、また、それが増加する傾向にあるというような実情もございましたので、私の方で、高さ制限ということについては、積極的に政策として取り組むというふうな指示をさせていただいておりました。その成果が今回こういう形で表れてきたということでございます。

また、土地利用の制限ということに当然なるわけでありますが、土地はもちろん私有権の対象でありますけれども、土地はそれぞれの場所によってそれぞれの属性があったり環境があったり。何に使ってもいい、どんなことをやっても自分のものだからいいのだという話には決してならないわけであります。そういう社会的な責任という範囲で、このような適切なまちづくりに協力する責務を負っていただきたいというふうな感想でございます。

住民のほうから言えば、生ぬるいと、もっと厳しくと、不十分だというふうなお考えももちろんあるわけでありますが、そこら辺の調整をし、街全体にとってここら辺がいいのかなと、ここら辺であれば、街全体のトータルな都市計画として妥当ではないかというふうに考えた結果のこのような基準づくりということであります。

あと、もっともっと具体的に、ここの場所はどうしてもというふうなことになれば、それはほかの土地利用の、例えば地区計画を作って条例化するとかいうふうなことで個別に対応するという方法によるべきだというふうに考えております。

HBC

実際に住民と、それから業者との争いというのをご覧になってというか、お聞きになっていて、市長はどんな感想を持っていらっしゃいましたか。

市長

これは、もちろん双方にそれなりの理由があるわけでありますけれども、近隣で生活をする者の安定的な住居のあり方と。平穏な気持ちで、心安らかにその地で生活をしたいという皆さん方の共通の調和点といったものを求めなければならないということ。そういう作業でありますので、ある意味では規定がないとなかなか一方が納得しないということで、決定的な解決方法というのは難しいという状況にあったわけでありますが、今回このような規定を設けることによって、その趣旨というものをわきまえて、今後、紛争の未然防止に役に立つだろうというふうに考えております。

「地下鉄への自転車持ち込み社会実験について」

朝日新聞

地下鉄の自転車の持ち込みなのですが、これは、特に、実験が終わった後に将来的に車両の改造とかをお考えではなくて、現在の状況の中に自転車を持って乗れないかということを考えておられるのですか。

市長

これは、例えば、ものすごくたくさんの利用者があるとかいうようなことも含めて、いろいろデータを取ると。あるいは、混乗というか、混ざって、普通の乗客と自転車が一緒の車両に乗るということが妥当かどうかというようなことも含めて、いろいろ検討させていただかなければならない。その上で、交通機関としての体制はどうあるべきなのかということを考えていきたいというふうに思います。

「サミットの誘致を表明した札幌市におけるテロ対策について」

時事通信

ロンドンで同時爆破テロがありましたが、まず、これをどうお受け止めになっているかというのと、あと北海道、札幌市が2008年にサミットの誘致を表明しておりますが、テロ対策、警備体制などいろいろ課題があると思うのですが、そのあたりはどうお考えでしょうか。

市長

この感想でございますけれども、もちろんテロというあるまじきことが起こったわけでありますので、非常に残念に思います。そういうことが起こらないように社会的にどんな方法があるのかということを、今、一生懸命各国が考えていることでもありますので、私どもも重大な関心を持ち続けなければならないというふうに思います。

サミットを狙ったというふうに言われておりますが、今回、私どもはサミットを誘致しようという立場にある街でございます。狙われたからサミットは危ないので、誘致をやめるというのではなく、いかに平和裏に、この会議が開かれるような環境をつくるかということを追求していかなければならない立場にございます。

そんな意味で、北海道あるいは北海道警察等とも、十分これから協議を重ねさせていただきたいというふうに考えております。

「市長の夏休みの過ごし方について」

読売新聞

間もなくお盆休みなのですけれども、市長も8月上旬から休暇を予定されているということで、もし差し支えなければ、ことしの夏休みに何か挑戦してみたいこと、目標を持ってこんなことをやりたいなみたいなことがありましたら、少しお話ししていただければと思います。

市長

非常にタイトな日常生活を送っているものですから、読みたい本が山ほどありますので、心静かに少し詩を読んだり。これも仕事ですね。ちょっと寂しい話ですけれども、読みかけの本を整理したり、市長になる前の休みの過ごし方というものも思い出しながら、自分を顧みるというようなことができればいいなというふうに思っております。

(以上)

この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成しています。

(作成:札幌市広報課報道係)

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