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更新日:2011年3月1日

平成15年度第8回定例市長記者会見

日時 2003年11月6日(木曜日)14時~
場所 記者会見室
記者数 12人

冒頭、市長から下記の話題について発表しました。

引き続き、次の話題について質疑が行われました。

発表内容

「国連軍縮会議の札幌開催決定について」

既に、9月4日の記者会見の時に、来年開催されます国連軍縮会議を札幌に誘致をするということの発表をさせていただいておりましたが、このほど、国連軍縮局から、会期を来年の7月26日から29日までの予定で、開催地を札幌市に決定するという連絡がございましたので、ご報告をさせていただきます。正式にこれで決定したということでございます。

今回、こういうふうに誘致が比較的スムーズに決定いたしましたのも、平成9年に一度札幌で開催をしたという実績があるということ、それから、札幌がコンベンション誘致を一生懸命やってきて、いろんな国際的なコンベンションについても実績があるというようなことが、この国連軍縮局にも認められたものだというふうに思います。平和都市としての印象といったものもしっかり世界にアピールする、札幌というのはそういうコンベンションと平和といったものを大事にするまちなのだということを発信していく良い機会だというふうに思いますので、しっかり務めたい、このように考えているところであります。

具体的な内容につきましては、これから国連アジア太平洋平和軍縮センターというところと協議をしていくことになっておりますけれども、平和あるいは安全保障といった問題について、世界の有識者が集まる会議でもございますので、私たち一般市民にも、どういう議論がされているのかというようなことも含めて、分かりやすく披露していただける、そんな市民向けのプログラムといったものも、ここでぜひ盛り込んで実施をしていきたいということを希望しているところであります。

今後、北海道ともいろいろ協議を重ねながら、実りのある、非常に実質的な会議の実現に向けて、準備を進めてまいりたいと考えているところであります。

「市民自治を考える市民会議の設置について」

市政運営あるいはまちづくりということに、より一層、市民の声だとか、知恵を生かすために、市民参加の望ましいあり方や必要な仕組みといったものを議論していただきたいと考えまして、「市民自治を考える市民会議」を設立いたしまして、委員会の名前は『市民参加、こうありたい!』委員会という名称でありますけれども、こういう委員会を12月に設置いたしたいと考えているところでございます。

委員の構成でございますが、16人程度を考えておりまして、8人、半分は公募の委員で構成していきたい。残りの8人は指名委員ということで、16人の構成のものをつくっていきたいと考えています。来年3月までの間を任期にいたしまして、毎月一度程度ご審議をいただきたいと考えているところであります。

会議では、例えば、市民参加の課題だとか、市民参加手法といったものの改善策といいますか、新しい手法といったものがあるのかということも議論していただきたい、あるいは市民参加の基本ルールといったことなどもこの会議の中で議論をしていただき、ご提言をいただきたいと考えているところでございます。

そこでご提言いただいた内容につきましては、来年の秋までに策定を予定しております、「市民自治推進のプラン」だとか、今後制定を目指しております「自治基本条例」、この策定にも生かしていきたいと考えているところであります。

公募委員の募集につきましては、各区役所だとか、市役所本庁等にも応募用紙を備え付けてございますので、PRの方をよろしくお願い申し上げたいと思います。

また、私の施政方針であります「さっぽろ元気ビジョン」の中の「市役所改革のプラン」、それから「まちづくりのプラン」につきましても、きょう、11月6日付をもちまして立ち上げをいたしました「市役所改革市民会議」、それから「札幌新まちづくり計画市民会議」で、それぞれ議論を開始させていただいているところでございます。

いずれの公募委員にも多くの市民の皆さんからご応募いただきまして、大変市政への関心が高まっているというふうに、あらためて実感をしているところであります。今回の「市民自治を考える市民会議」についても、一人でも多くの方に関心を持っていただいて、市政に参加をしていただく、そういうふうになればなというふうに考えているところでありますので、皆さん方のまたご協力をお願い申し上げたい、このように思います。

「北海道フォトコンベンション2003の開催について」

北海道の豊かな風景だとか、あるいは風土といったものを観光資源として位置付け、写真を通して北海道の素晴らしい風景だとか自然といったものを再発見し、それらの風景を通して写真に親しむイベントをやっていきたいということで、11月28日から30日までの3日間、「北海道フォトコンベンション2003」というものを札幌コンベンションセンターで開催することにいたしました。

これは、市内でコンベンション推進に自主的に取り組んでいる企業約130社で結成をしております「コンベンション関連産業札幌ネットワーク」という組織がございますけれども、そこが発案をいたしましたイベントであり、札幌市と国際プラザなどとも協力して開催するものであります。

道内各地の美しい風景や、その撮影ポイント、各地で開催されている写真コンテストの入賞作品などを紹介いたします「北の大地ロケーション見本市」ですとか、全国から応募してもらった写真を一堂に展示し、来場者が投票いたしますフォトコンテスト「みんなに見せたいお気に入りの北海道1000人の写真展」、こういう催しもさせていただくというふうになっております。また、自作の写真や絵はがきなどを販売する写真のフリーマーケットとでも言いましょうか、「ふぉとま」という名前になっておりますけれども、などもありまして、企画が盛りだくさんのユニークなイベントになっておりますので、どうぞ多くの皆さんにご参加いただきたいというふうに思います。

初日のオープニングイベントでは、総合学習の一つといたしまして、西白石小学校の6年生48人が、プロカメラマンの指導を受けながら撮影してきた地域の写真をステージ上で発表するという「ふぉとふぃーるどわーく『ぼくらの札幌』」というのを開催することになっております。

写真愛好家だけではなくて、一般の方も写真を通してあらためて北海道の魅力といったものを再認識するというイベントでございますので、たくさんの方々に足を運んでいただきたい、このようにお願い申し上げたいと思います。

「ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporoの開催について」

11月28日から12月21日までの24日間、大通公園の西2丁目のホワイトイルミネーションの会場におきまして、「ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo」を開催いたします。

クリスマス市(いち)はドイツの冬の風物詩というふうに言われて、有名でございますけれども、昨年、ミュンヘン市と姉妹都市提携30周年であったということを記念いたしまして大通公園で開催いたしましたところ、大変好評をいただきましたので、ことしも、規模、内容ともにさらに充実をして実施していきたいと、このように考えているところでございます。
会場には、昨年より10店舗多い32店舗、ミュンヘン市から18店舗、国内から14店舗が大通公園に出店をいたしまして、ドイツ伝統のクリスマス飾りや民芸品などを販売するほかに、ソーセージやホットワイン、昨年はホットワインが非常に売れ行きがよくて、こういうワインの飲み方もあるのかということで大変好評だったということもございます。ことしもソーセージやホットワインなどの味覚を味わうということもできることになっておりますので、どうぞお楽しみにしていただきたいと、このように思います。

また、期間中の週末、金曜日から日曜日にかけては、特設ステージでゴスペルやアカペラ、ジャグリングといった楽しいイベントもたくさん行われるということになっております。12月6日には、「スペシャルイベントDay」といたしまして、サンタクロースのモデルでございますセントニコラウスを記念いたしましてプレゼントイベントというものがございます。クリスマス気分を盛り上げていただくということになっているところでございます。

さらにことしは、在札ドイツ人の方に「ドイツ文化伝道師」としてご協力いただきます。クリスマス市にちなんだ質問だとか、あるいはお店で使えるドイツ語のごあいさつなどが書かれた「クエスチョンカード」を会場でお配りいたしまして、来場者にそれを見てもらいながら在札ドイツ人の伝道師の方々や出店されている方と気軽な会話を楽しんでいただきたい、このように思っているところであります。

ドイツ伝統のクリスマスに触れることでたくさんの市民や観光客の方々に新しい出会い、あるいは新しい発見を楽しんでいただきたいというふうに思いますので、この点についてもPRをよろしくお願い申し上げたいと考えております。

なお、前回の記者会見で発表いたしました札幌市北京駐在員事務所の開設式に出席することをはじめといたしまして、友好都市であります瀋陽市の市長さんへのあいさつなどがございまして、そのために今月9日から14日まで北京市、瀋陽市などを訪問してまいりますので、訪問中は市役所を留守にいたしますから、よろしくお願いを申し上げたい、このように思っております。

配布資料

質疑内容

「住基ネットについて」

NHK

住基ネットの関係で、視察に行かれていて、きのう帰ってきたということなのですが、もし視察報告とかを受けているようでしたら、その感想などを教えてください。

市長

横浜市、国立市だとか東京都中野区あるいは杉並区というところを視察をしてきたという状況でございまして、まだ十分に詳細な報告は受けておりませんけれども、それぞれでいろいろな悩みを抱えながら、この問題についてどう対処するかということについて議論の経過等をお聞きしてきたというような報告を受けております。これを分析いたしまして、今後札幌市のとるべき施策というものがどうあるべきなのかというようなことについて議論をしていくという準備をしているところであります。

「都心交通に関する1000人ワークショップについて」

北海道新聞

来週末に都心交通のワークショップが開かれると思うのですけれども、市長は一応これまでの議論の集大成として位置付けていらっしゃると思うのですが、なかなかその申し込みが、後半結構伸びてきたと聞いておりますけれども、予想よりもちょっと低調なのかなという気がしていまして、その辺、市長は市民の意識の盛り上がりについてどうお考えになるのかお聞かせください。

市長

締め切り期日を1週間延ばさせていただきまして、11月7日までというふうにして今出席者をたくさん募っているというところでございます。ご指摘のように800人という目標がございましたけれども、現在のところ500人程度の方が登録をされていると。ワークショップというやり方が、かなり詰めた議論をしていかなければならないのではないかということで、少し重たいような感覚をお持ちで、もうひとつ手を挙げるのを遠慮されているというところもあるかも分かりません。今、一生懸命趣旨をお伝えしながら、気軽に参加していただきたいと呼び掛けをしているところであります。

今までさまざまなワークショップをやってまいりましたが、公募をいたしましても大体150人ぐらいの参加だったというふうに思います。それに比して見れば、500人手を挙げていただいているということですので、これまでミニ集会だとか、いろいろな形の連続的な小さな集会などでこの問題をやってきた成果が、この数字にそれなりに反映しているのかなというふうに思っているところであります。

なおまだ時間が少しございますので、多くの市民の方に参加をしていただきたいと。11月14日、15日両日でございますので、どちらの日でも結構でございます。まだ若干の席の余裕がございますので、ぜひ多くの方にお越しいただきたいと、このように考えているところであります。

(以上)

この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成しています。

(作成:札幌市広報課報道係)

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