ホーム > 市政情報 > 市の概要 > 札幌市長のページ > 市長記者会見 > 平成15年度第5回定例市長記者会見

ここから本文です。

更新日:2011年3月1日

平成15年度第5回定例市長記者会見

日時 2003年9月4日(木曜日)14時~
場所 市長会議室
記者数 13人

冒頭、市長から下記の話題について発表しました。

引き続き、次の話題について質疑が行われました。

発表内容

「国連軍縮会議の札幌誘致について」

1988年、当時の竹下総理が国連主催の軍縮会議に出席をされまして、これを日本でやろうと、こんな提言をされたそうでありまして、それを契機に毎年日本で国連軍縮会議が開かれているわけありますが、札幌では、平成9年の7月に既に第1回が開かれているところでございます。今回、来年の7月、8月ごろ、夏になりますけれども、4日間程度この会議が開かれる予定になっておりますので、それを札幌で開いてほしいと、こういう要望を北海道とともにさせていただきたいということで今準備をしているところであります。近日中に国連に対して要望書を提出する予定でございます。

誘致をする背景というのは、これは札幌市民にとって平和というのは大事だということ、軍縮ということについても、市民も道民も一生懸命考える機会をつくるという意味合いで非常に重要なことであるというふうに思うのと同時に、札幌というところが、今このまちがコンベンション事業に常に力を入れているところでございます。コンベンションセンターを造ったりということで、いろいろな会議をこのまちでやっていただきたいということを一生懸命お願いをしているところでございますので、その一環といたしまして、国際的な会議がここで開かれるということは、札幌というところがそういう会議にふさわしいところであるという認識をいろんな方に持っていただくという意味でも重要なことであると考えますので、北海道ともご相談し、連携をとりながら、近日中に国連に対して要望書を提出すると、こういうことで準備をしているということをお知らせしておきたいと思います。

「市民自治フォーラムの開催について」

テーマは、「市民が主役のまちづくり~市民自治が息づくまちづくりに向けて~」でございます。9月23日、祝日でございますけれども、1時半から3時間程度時間をとりまして、ポールスター札幌において、私が市民自治ということを一生懸命叫んでいるところでございますが、札幌元気ビジョンにも掲げておりますように、そのビジョンを実現するために、市民一人ひとりが地域のことを主体的に考えていくということを私のこれからの市政運営の非常に重要な部分に位置付けておりますので、こういうフォーラムを開催いたします。内容的には、私からのメッセージとしまして、「共に考え、共に悩み、共に行動すること」とはどういうことなのかを私が若干申し上げて、九州大学、以前北海道大学におられました木佐先生に基調講演、「市民自治を支えるものは何か」というテーマでご講演をちょうだいし、その後、「対話からはじまる市民自治」というテーマでディスカッションをさせていただきたいと考えているところでございます。

市民がまちづくりに参加するというルールを最終的につくっていかなければならないわけでありますが、それは、自治基本条例というような形で結実することになるわけであります。その制定をも目指して、いろいろな場面でこのような市民自治についての議論を市民ともども巻き込んでといいますか、みんなで議論していく出発点にしていきたいというのがこの企画の狙いでございます。そういう意味で、お休みの日ではございますけれども、多くの市民の方にご参加いただきたいということでご案内を申し上げる次第であります。

「集客交流・シティPRキャンペーン事業の実施について」

これは、来客2、000万人を目標にするのだということで、私の公約に掲げさせていただきましたが、その実現のために、「集客交流・シティPRキャンペーン事業」といったものを15年、本年度から3年をかけましてキャンペーン事業を実施するということでございます。

どうやったらより多くの方々が札幌においでいただいて、札幌というまちを利用し、そして札幌というまちを楽しみ、あるいはそこで何かをつくっていくというようなことにならないかということで、問題提起をしながらこのキャンペーンをやっていきたいと思っております。

ここにも書いてございますが、「おもてなしプロジェクト」、「ビジュアルプロジェクト」、それから「コンベンションプロジェクト」の3つに事業を分けておりますけれども、一つは、見てのとおり、おもてなしプロジェクト、ホスピタリティーをどうやって市民全体、まち全体に高めていくかということであります。市民の皆さんが心温まる、どんな小さなことでもいいのですが、観光においでになった方、ビジネスにおいでになった方々、そういう方々に温かいおもてなしをする心、そういったものを市民運動という形で育てていくというようなことが、その結果、そういう市民の温かい気持ち、これが札幌の財産、観光資源になっているのだということになることを期待して、私はこの事業をやっていきたいと考えているところであります。

ビジュアルプロジェクト、これは見てのとおり、ポスターだとか、音だとか、そういったもので市民からいろいろな意見、アイデアといったものを聴取いたしまして、観光素材を発掘していきたいと思うわけであります。

皆さんご存じかもしれませんけれども、昨年「歓迎交響曲」というDVDをつくりまして、札幌交響楽団が演奏しながら、DVDで美しい札幌の観光スポットといったものを映し出す、そういうものを1、000枚ぐらい作成しているのですけれども、非常に出来栄えがよろしいものでございます。そういったものもどうやって利用していくのか、もっといいものができないかということも含めて考えていきたいと思います。

それから、コンベンションプロジェクト、これはコンベンションセンターや市内のホテルといったものを含めた集客交流施設の活性化を図るということで、誘致に積極的に取り組むということをやっていきたいということでございます。トップセールスということで、中国とか台湾などいろいろな外国の方にも札幌に訪れていただけるような、そんなことを願うプロジェクトでございます。

そのために、企業との意見交換会を行うということと、市民との意見交換会、こういったものをやっていきたいと思っております。いずれも公募いたしまして、積極的な市民のご意見、あるいは業者さん、企業の担当者の方々のご意見等をいただいて、どうやったら本当にたくさんのお客さんにおいでいただけるかというようなことを知恵を絞り合っていきたいと思っております。

それから、市民の方々に参加をしていただくという意味では、10月11日から13日までの間、「さっぽろおもてなしday」というものをつくりまして、実際に観光スポットで市民がおもてなしをする、例えば、札幌の観光案内をする、あるいはPRをする、写真撮影のお手伝いをする、パンフレットを手渡すというふうな具体的な活動を一緒にしていただくということによって、おもてなしというのはこういうことでやったらいいなということを体験していただくということも企画をさせていただいております。

この3日間、大倉山ジャンプ競技場、藻岩山展望台だとか羊ヶ丘展望台、こういうところで市民のおもてなし体験といったものをしていただくということでございます。

また、同じ期間に、JRタワー、あるいはテレビ塔、札幌ドームでは、既に観光ボランティアということで登録をされている方々に、実際にこの3つの施設で観光のご案内等をいただくというようなことをやりたいと思っているところであります。
各会場各回10人程度の方々にこの体験をしていただいて、また、そのしていただいた感想等も広報等で発表させていただくということで、市民のホスピタリティーといったものを向上させる事業にしていきたいと思っているところであります。

各年度いろいろその事業の評価をして、さらによりよい集客交流事業のあり方といったものを発展させていきたいと考えているところでございます。

「建設業への支援策に関する説明会の開催について」

市内の建設業等を経営されたり、あるいは従事されている方々を対象にいたしまして、構造不況と言われている建設業のこれからについていろいろ話し合いをさせていただきたい、札幌市でどういうことを考え、支援策があるのかというようなこともご説明をする会を、9月25日に共済ホールで催したいということのご案内でございます。

タイトルは「構造不況に克つために」ということで、建設業への支援策に関する説明会ということになっておりますけれども、もう一つの次のページの総合的な支援についてというところに資料がございますけれども、不況業種に対する支援の3つの柱と主な施策ということで記載がございますように、力強い建設業への転換を促すというようなことだとか、他分野への進出の支援だとか、あるいはソフトランディング施策はどうあるべきかというようなことが施策の内容になるわけでありますけれども、こういうことも含めてご説明をさせていただくということでございます。

あわせて北日本調査社の代表取締役であります伊勢田和幸さんから、「構造不況を勝ち抜く秘訣」というタイトルでご講演をお願いするというような内容になっており、600人が定員でございます。多くの皆さま方のご参加をいただいて、建設業のあすについてみんなで考えていくというふうな集いにしていきたいと考えているところであります。

「札幌市住民基本台帳ネットワークシステムに係る対策会議の設置について」

住基ネットにつきましては全国各地でいろいろな問題提起がなされているところでありますし、このたびは、神奈川県あるいは長野県、横浜市、国立市等々に引き続いて、この間の日曜日に行われました埼玉県の知事選挙においても、住基ネットについては疑問だというふうなことで、これから検討していくのだというふうに公約を掲げておられた上田知事が誕生されたというようなこともございまして、現在、全国のいろいろなところから問題提起がされている、また、その数も増えつつあるという状況にあるというふうに私は認識しております。

私自身も、従前から住基ネットに対する市民の不安の声というものがある以上、そうした声に応えることが市長としての責任であるというふうなことを申し上げてきた経過がございます。

これまでは、ほかの都市、他府県の状況、そういったものを把握をして、十分な情報収集に努めてきたところでございますけれども、住基ネットが抱える問題を整理し、札幌市としてもどのような対応が可能であるかというようなことをより幅広い視点から検討するために、お配りいたしました資料のとおり、このたび、札幌市の庁内にプロジェクトチームといったものを設置をするということにしたわけでございます。市民局長を一応リーダーということにいたしまして、関係する部局が有機的に連携をしまして、それぞれ収集した情報を持ち寄って総合的に問題点を検討してまいりたいというふうに考えているところであります。

既に準備会をこの8月29日金曜日に実施しておりまして、あす9月5日には第1回の会議を開催するという予定にしているところであります。

いわゆる選択制、いわゆるでありますけれども、選択制を希望される市民の皆さんにどのような対応策が可能なのか、あるいは個人情報の保護という観点からセキュリティーに問題はないかなどについて、札幌市としての取り組みの方向性、そういったものを市民の皆さまにお示しをしていきたいということでこの会議を運営していきたいというふうに思っております。

「市長専用車の低公害車への切り替えについて」

7月の記者会見でも若干触れさせていただきましたけれども、これまで就任以来私が使用しておりました市長専用車は4、000ccのガソリン車でございまして、環境への負荷が極めて大きいというふうに思われますので、その環境への負荷の低減を図るために、3、000ccのハイブリッド車を今回導入いたしました。これによりまして、以前の車と比べますと、窒素酸化物、NOxを約80%以上、CO2を約60%以上削減できるということのようであります。ガソリンの使用量で言いますと、年間2、000リットル以上が削減でき、経費的には、リッター100円としますと20万円以上の経費も削減できると、こういうことになっているわけであります。

また、車の色でございますけれども、従前、全部黒というのが公用車のお定まりでございましたけれども、今回導入した車はシルバーメタリックということでございます。

これまでの市長専用車は、来賓用の予備車として今後使わせていただくということにさせていただいております。

配布資料

質疑内容

「住基ネットについて」

NHK

また住基ネットの話なのですけれども、さらっといきたいと思いますが、今回いよいよ2次稼働が始まって、カードの交付とか、もう受けている方がいっぱいいらっしゃいますけれども、2次稼働後の状況をどう受け止めているかというようなことを教えてください。

市長

2次稼働で本格稼働と言われて、移行期には多少のトラブルがあったように思いますけれども、札幌市ではあまりトラブルがあったというふうには聞いておりませんが、総務省が予定していたようなスムーズな移行ができたように思います。
今いわゆるセキュリティーの問題等について新たに事件が発生したという話は聞いておりませんけれども、今後どういうふうになるかについてはよくよく注視をしていかなければならないというふうに考えているところであります。

「水道水のカビ臭発生への対応について」

毎日新聞

水道局の話なのですが、先月末に(水道水が)カビ臭いという苦情が300件以上市民から寄せられまして、水道局の対応がちょっと遅かったように思われるのですが、その辺はいかがでしょうか。

市長

市民の方々からカビ臭いというふうな情報をちょうだいしたのが8月24日の夕方から深夜にかけてというふうにお聞きしております。水道局では、臭いというのは自動的に検知できるものではなくて、人の鼻の感覚で確認するということになっておりまして、こちらから言えば速やかに、25日の午前9時、藻岩浄水場と白川浄水場においてそのことを確認した上で活性炭の処理を開始をしたということになっております。

しかし、この活性炭で処理をした水が具体的にご家庭の方に届くのには1日ないし3日かかるというのが現状のようであります。その意味において、この処理が、臭いという苦情を受けて直ちにやったつもりではありますけれども、その結果が利用者の方々のところに届くまでには少しタイムラグがあるというような事情があったようでありまして、この間、利用者の方々からより多くのご苦情が寄せられたというふうな経緯があったようであります。

苦情が出てから処理をするまでの間の時間は短かったか長かったかということは評価が分かれるところでありますが、私は、できれば、処理をしたら直ちにこの情報を、こういう苦情が来ていると。処理をしたと。結果が出るには何時間かかりますよという情報を市民の皆さんにちゃんと説明するべきであったという意味においては、反省材料はあるやに思います。適切な行政処理を行っても、それを行ったということを市民の方に理解していただく、そういう手続きに少し時間がかったのかなということは、今後の対応の問題として私は反省材料があるのではないかというふうに理解をしているところであります。

今後、十分そのことについて、市役所内部でも水道局でもいろいろな意味で反省していきたいというふうに思っております。

「都心における自転車利用のあり方について」

NHK

市長も前からおっしゃっていた自転車の件なのですけれども、先日、市民グループの方でコースをつくってというふうに市民グループも動き出していますが、行政側に対する期待も高まるのかなと思うのですけれども、今後どのようにお考えですか。

市長

新聞でも大きく取り上げられて、市民の方々の関心が非常に高まっているということは私も歓迎をしたいというふうに思っております。人が住みやすいといいますか、歩きやすい、そういう交通体系を目指したいというのが私の希望しているところでございますし、そういう意味では、どうやって実現していくかということについて、都心の交通体系をどうしていくかということと切り離して考えるわけにはいかないわけであります。

都心部における交通計画、都心交通計画をつくるということで、10月23日から29日までの1週間、南1条において社会実験を行うということが今、計画をされております。この中で、電車の走行レーンあるいは駐輪場の確保といった問題も社会実験の対象にして、組み込んで実験をやっていきたいというふうに考えております。これの結果も踏まえて、どういうことが可能なのかというようなこと、あるべき自転車の利用の仕方といったものも都心交通計画の中に反映をしていきたいというふうに思います。

合わせて自転車の利用についてのマナーの問題、これも、いろいろな場面で便利でかつ快適にみんなが自転車を使えるようにするためには、利用者自身がしっかりとしたマナーを守っていかなければならないというようなことも市民の方々にいろいろな場面で訴えていきたいというふうに私は考えているところであります。

とりあえず、実際どういうふうな形になるかについては、この社会実験を踏まえて、都心での使い方、自転車の通行、交通のあり方といったものを諮って、そして議論を深めていきたいというふうに考えております。

「円山動物園のサルの譲渡問題について(1)」

北海道新聞

円山動物園のサルの件なのですけれども、この前監査の方でああいう形で異例の結論だったのですけれども、その後、それを受けてお考えに変化はございますか。

市長

一部監査委員から提起された問題は、円山動物園で増え過ぎたサルを他の動物園等に譲渡をするというような同じような目的で飼育をするということの可能性について、手続き的に十分な検討がされていないのではないかというふうな問題提起があったというふうに思います。

私どもは、一定程度、京都大学の方に譲渡するしか方法はないのではないかという内部的な情報を基にこのような結論を出してきたわけでありますが、ご指摘の点も一応参考にさせていただきまして、今年度中、ご指摘のような調査を再度しっかりいたしまして、そのようなご批判を受けないような処理の仕方をしていきたいというふうに思っております、手続的な問題としては。

結論が変わるかどうかについては、その出来によって違ってくるというふうに思います。

「道州制について」

日本経済新聞

最近、道州制というのが話題に上っていますけれども、まだ全体像が全く見えない段階だと思うのですが、感想めいたものでも結構なのですけれども、どういうふうに思っていらっしゃいますか。

市長

道州制ということで、国と基礎自治体との間に道というものがあって、国と二重支配になっているような、二重権力関係になっているという部分について、もっと道の方に権限を集中するというふうなことのようにお聞きいたしておりますけれども、その重複している部分について、より自治体に権限を移譲していくというふうなことは、基本的にはいいことだろうというふうには思います。ただ、具体的な内容についてはよく分からないところもたくさんありますので、地方自治のあり方の原則論というふうなことから言えば、それはそれなりにいいことかなというふうには思っております。国の出先機関、北海道の場合は特に北海道開発局、国土交通省というふうになるわけでありますが、いろいろな事業が一本化されるというようなことによって、各事業が、各省ごとに縦割りだった予算が地域の実情に合った判断で弾力的に使えるというようなメリットはあるのではないかというふうに思います。

ただ、現実的にどういうふうになるかについてはまだ全然分からないところがありますので、感想としては、総論的にはそんなふうに思うということでございます。

「円山動物園のサル譲渡問題について(2)」

朝日新聞

サルの件なのですけれども、今年度中は調査を再度して、その結果についてはそれによって違ってくるというお話ですけれども、ということは、調査結果が出るまでは譲渡を凍結するということですか。

市長

一応、今ご指摘がありますので、ほかの動物園等に問い合わせをするというような活動をしながらということで。だから、今すぐ既存の決定事項を実施するということにはならないと。その意味では凍結といえば凍結するということになると思います。

「横浜市の諮問委員会が地下鉄の民営化を答申したことについて」
「路面電車の存廃について」

札幌タイムス

横浜市の諮問委員会が地下鉄の民営化を答申したことについて、札幌市のお考えを聞かせていただきたいことと、もう一点、路面電車が存続か廃止かを今年度決められると思うのですが、市長の考えを教えてください。

市長

横浜の答申が出まして、それを受けて三セクで3年ぐらいやってみるという方針を出されたというふうな新聞報道に接しておりますけれども、この地下鉄の問題については、札幌市もほかの9都市も全く同じ問題条件であるというふうに考えております。私も、去る13政令指定都市の市長会においても、地下鉄の問題は1つの都市の努力だけでは解決できない問題であるので、地下鉄連合でもつくって国に抜本的な解決を求める、そういう活動をしてはどうかというふうなことを問題提起をさせていただいたわけでありますけれども、交通局でも、何とか状況を改善できる、少なくとも単年度での赤字というものをなくす努力を一生懸命し、昨年度それなりの成果が出てきたというところであります。

ただ、赤字を出さないということと既存の累積赤字をどうするのかという問題は別の問題があります。この問題も、全体的にどういうふうにやるのかということについては、横浜市の考え方も一つの考え方であるというふうに理解をいたしますし、今後、札幌市としてどういうふうにやっていくかということについて、より根本的な議論を深めていく参考資料にさせていただくというふうに考えております。

路面電車については、私は存続する方向でということで考えを持っておりますけれども、これも最終結論ではもちろんございません。今年度中にそれなりの方向性を出すということでお約束をしておりますので、もうしばらくお時間をいただきたいというふうに考えています。

「住基ネット対策会議について」

共同通信

住基ネットの対策会議ですけれども、これはあした立ち上げるということなのですか。

市長

第1回目があした。プロジェクトとしては既に立ち上がっているというふうにご理解いただいていいと思います。

共同通信

これは、会議は公開ではないのですか。

市長

庁内の検討会でございますので。

共同通信

いつまでこの会議をやる予定ですか。

市長

問題点の数が少なければ早く終わるでしょうし、多ければ長くかかるというふうに思います。

共同通信

選択制を導入するかしないかという結論が出るまでやるということですか。

市長

この庁内のプロジェクト、それから、その議論を踏まえていろいろな方々に意見を聞くというようなこともあるでしょう。外部の方々に意見をちょうだいする、そういうふうなこともあると思いますので、その議論の深まりによって、いろいろなバリエーションがあり得ますので、今直ちに結論はどの時点で、あるいはどういう形でというふうなことはちょっと申し上げられない状況だというふうに思います。

「市長として初めての夏休みについて」

北海道新聞

就任から3カ月で、非常に忙しい中で、初めてまとまった休みをとられたと思うのですけれども、多分これからやることがすごく山のようにあるのでしょうが、休みの間、体を休めるというのは当然なのですけれども、いろいろ考えたり、そういうところがあったと思いますが、何か思うところがありましたか。

市長

思うところはたくさんありまして、第1番に思うところは、人間にとって休むということは非常に大事なことだということをやっと思い出したということが今回の休みをとった最大の成果だったというふうに私は思います。リフレッシュするということが、要するに頭に何も考えないで、あした何をしようかということをあまり考えないでいられるということの幸福というのは何物にも替え難いというのが、非常に貧しい結論でありますけれども、そのように思ったというのが正直なところであります。

プログラムは、山ほど公約で出しておりますので、それを9月に入って新鮮な気持ちで一生懸命頑張っていきたい。とりわけ市民の皆さんと対話を尽くすという大事な仕事が6日から始まりますので、全力を挙げて、公約実現、あるいは公約を実現するためのさまざまな仕組みといったものをつくるための努力をしていきたいというふうに思っております。ぜひ皆さん方のご協力をいただきたいというふうに思いますので、よろしくお願い申し上げます。

「三角山登山について」

NHK

9月11日のグラウンド・ゼロの関係で、三角山の登山グループが上田市長に、朝日をバックにトランペットをという話を聞いているのですが、出欠の返事はまだもらっていないと聞いているのですけれども、どうなるのかなと。

市長

きのうその情報をいただきまして、トランペットを吹いてみたのですが、いい音が出ないので、どうしようかなと今思っているところです。

NHK

では、まだしばらく結論までには。

市長

なかなか音を出すのが大変なのです。2カ月ぐらいかかるのです。

NHK

取材体制の問題もあるので、できれば早目に。

「市長専用車について(1)」

時事通信

車の件なのですけれども、色を変えられたお考えと、あと車種は。もしよろしければ。

市長

クラウンのマイルドハイブリッドという車です。

時事通信

色を変えられた意図というか。

市長

色を変えた理由というのは特にないのですけれども、この色が好きだったという。

時事通信

特に黒が多いではないですか。札幌市に限らず、黒が多いと思うのですけれども、黒ではないのにした理由というのは何かあるのですか。

市長

いかにも市長車だというふうに思われたくないという、一般の市民と同じでありたいという気持ちも少しはあったかなというふうに思いますが。

時事通信

おいくらぐらいするものなのでしょうか。

市長

これはリースでありますので。あまりご負担をかけないようにというふうに考えております。

「市長専用車について(2)」

毎日新聞

もう乗っていらっしゃるのですか。

市長

きのう千歳から帰ってくる際に初めて乗せていただきました。

毎日新聞

いかがですか、乗り心地は。

市長

たくさん排気ガスを出しているなという罪悪感から少し免れたような気がしたというところで。今も乗っていない方には申し訳ないのですけれども、私の感覚としてはそんな感じでございます。

(以上)

この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成しています。

(作成:札幌市広報課報道係)

平成15年度定例市長記者会見記録へ戻る

Adobe Acrobat Readerのダウンロードページへ

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。

このページについてのお問い合わせ

札幌市総務局広報部広報課

〒060-8611 札幌市中央区北1条西2丁目 札幌市役所本庁舎11階

電話番号:011-211-2036

ファクス番号:011-218-5161