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更新日:2011年3月1日

平成15年度第2回定例市長記者会見

日時 2003年7月1日(火曜日)10時30分~
場所 市長会議室
記者数 18人

冒頭、市長から下記の話題について発表しました。

引き続き、次の話題について質疑が行われました。

発表内容

「モエレ沼公園ガラスのピラミッドのオープンについて」

あっという間に1年の半分が終わりまして、きょうから7月ということでございます。市役所の各庁舎におきましては、地球温暖化防止のために、二酸化炭素の排出量を規制する、削減するということを目指しまして、執務室の温度調整を28度に設定するということにいたしております。これに伴いまして、公務の能率を維持し、あるいは快適に過ごすというふうなことから、ノーネクタイ、エコスタイルということで勤務をさせていただきたいと、きょうから、私も含めてノーネクタイとさせていただいているところでございます。どうかメディアの皆さん方も当市役所においでになるときには、どうぞリラックスして快適に過ごしていただきたい、お仕事をしていただきたい、このように申し上げておきたいというふうに思います。
それでは、お手元に配布をしております資料に基づきまして、きょうの発表をさせていただきたいというふうに思います。
写真がここにございますけれども、こういうガラスのピラミッド、これは中心的な施設でございますけれども、モエレ沼に建設が完了するということでございます。愛称はHIDAMARI(ひだまり)というようなことになっております。まさに日がたまる所ということでございますが、これが7月20日にオープンをいたしますので、ご案内を申し上げたいと思います。

約1,100枚のガラスを組み合わせまして、どんな天候でも、あるいは季節に左右されることなく、この大きなアトリウム空間を持つこの施設で、公園の設計者でありますイサム・ノグチさんのご紹介をいたしますところの「イサム・ノグチギャラリー」を設け、あるいは本格的なレストランだとか、ワークショップスペースなどを備えている施設でございます。

また、施設内には、今年降りました約1、500トンの雪を貯蔵しておりまして、冷房に利用する、利雪といいますか、雪を利用する、そういうことをもちまして環境への負荷の低減を図るというふうな特徴を持った施設でもございます。
現在、モエレ沼公園の造成の進ちょく率というのは約80%だと、こういうふうにご報告を申し上げます。あと残っているのは中央噴水の建設だとか、モエレ山の造成、これが残っているわけでありますけれども、16年度には全面的に完成すると、こういう手はずになっているところでございます。

なお、7月20日のオープンに先立ちまして、19日にオープニング式典、セレモニーを行います。20日と21の両日にはオープニングのイベントといたしまして「HIDAMARI(ひだまり)フレンドリーフェスタ」という催しをさせていただくということにさせていただいております。

さらに、22日から8月31日までは「イサム・ノグチ展」を開催することといたしているところでございます。

報道各社の皆様方には、オープンに先立ちまして、7月10日にこの施設の事前公開をさせていただきますので、どうか多くの市民の皆さんへのPRをお願い申し上げたいというふうに思います。

「2003札幌住環境フェアの開催について」

札幌市などで構成いたします札幌国際見本市委員会が主催をいたしますこのフェアでございますけれども、7月17日から20までの4日間、コンベンションセンターを会場に「2003札幌住環境フェア」という名称で開催をいたします。

通商の拡大、それから経済の活性化などを目的といたしまして昭和59年から始まったこのフェアでございますけれども、現在は隔年で、1年置きに開催をしているところでございます。今回が9回目ということになるわけでございますけれども、今年も前回に引き続き住宅関連技術、それから住宅設備、建材、あるいは融雪機器など、住まいに関する総合的な見本市として開催されることになっておるわけでございます。

今回は、海外から4カ国14、そして国内からは61の合わせて75の住宅環境関連の企業・団体が参加をするということになっているところでございます。出展物を8つのゾーンに分けていろいろな展示がされるということになっていると聞いております。

主な出展内容といたしましては、今回の開催テーマというのが「進化する住まい」、こういうテーマでございます。この進化する住まいというものを体感することができる、そういうふうなシステムをつくって、皆さん方に新しい住環境といったもの、技術の進展といったものを実際に味わっていただこうというふうなことでございます。あるいはバリアフリーだとかリフォーム、これに資する、関連する製品だとか、あるいはエネルギーシステムなどを紹介するというようなことになっているようでございます。

また、来場者の皆様には住宅についての関心を高めてもらうために、これは人気作品でございますが、映画の「みんなのいえ」というのを上映することや、あるいは住環境に関するセミナーを開催させていただく、あるいはリフォームに関する相談コーナーといったものや、住宅の建設・建築等についてのご相談も受けるというようなコーナーも設けられているところでございます。

おまけに、ハワイ旅行が当たるという抽選会も行われるようでございますので、奮ってご参加をいただきたいということでございます。

コンベンションセンター全体を使いました最初の大型展示会でもございますし、入場も無料でございますので、多くの市民の方々にご参加いただきますように、皆様方の報道の方もよろしくお願い申し上げたいというふうに思います。
メディアの皆さんには、1日早い7月16日に事前公開を予定しておりますので、よろしくお願い申し上げたいというふうに思います。

「さっぽろ夏まつり50回記念事業について」

札幌の観光事業の振興ということを目的といたしまして昭和29年から始まりまして、今年で半世紀の節目を迎えるというのが、このさっぽろ夏まつりでございます。今月の22日から8月20日までの30日間開催されるところでございます。

このさっぽろ夏まつりというのは、これまで市内の各地でいろんなお祭りがされていたものを一つに統合いたしまして開催しようという企画が昭和29年に立てられまして、それ以降ずっと続けられてきたものでございます。全国的にも有名なビアガーデン、あるいは北海盆踊りなども、多くの市民の方々、あるいは観光客が楽しみにしておられるお祭りでございますので、ぜひ多くの方々が今回もご参加いただけるようにご案内を申し上げたいというふうに思います。

50回目ということになります今年は、『想い出半世紀』ということをキャッチフレーズに、これまでのまつりの歴史を振り返っていただこうと、パネル展だとか記念誌の発行を行うほかに、期間中の毎日、各会場におきまして、豪華賞品が当たりますクイズ形式の「ありがとうキャンペーン」を実施したいというふうに考えているところでございます。

また、8月16日に大通公園西5丁目から8丁目で行われます北海盆踊り、「ザ・パレード」というふうに言っておりますけれども、歌手の金沢明子さんをお迎えいたしまして、そして、金沢さんのあの透明感のある美しい歌を聞かせていただく、その歌声に合わせて市内の各企業や各区の町内会の皆さん方に盆踊りを踊っていただくこということを企画いたしております。当然のことながら、私もそこで札幌市役所の職員チームに参加をして踊るということにさせていただいておるところでございますので、皆さん方も各社ご参加いただければ大変ありがたいというふうに思うところでございます。
いつもとは一味違った夏まつりをということで、多くの市民や観光客の皆さんに楽しんでいただこうということだというふうに思っております。これが今回の夏まつりのポスターでございます。「さっぽろ夏まつりは、今年で50回」と、こういうことでございます。盆踊りは14日から20日までということになっておりますので、どうか皆さん方にご紹介いただきたいというふうに思います。よろしくお願い申し上げます。

資料でお渡ししたご報告については以上でございますけれども、私の方から追加的に若干お話を申し上げたいと思います。

「臨時議会のことについて」

4日に開会されます第3回の臨時市議会には特別職の人事案件を提案させていただきまして、そこでご議論をいただいた上でご了解いただくというふうに考えております。簡単にご説明申し上げますと、退任されます佐々木、高橋両助役の後任には、小澤正明北区長55歳と、田中賢龍都市局長56歳を充てるということ。それから、空席でありました収入役には牧野勝幸水道事業管理者58歳、同じく空席でありました教育長に松平英明教育次長55歳を、それぞれ充てるべくご提案をさせていただくということにさせていただいておるわけです。

私自身、就任直後の極めて短い期間でございまして、新しい体制をつくるということには、このふさわしい人材を求めるためには相当大変であったわけでありますけれども、私の今申し上げましたスタッフというのは信頼でき、かつ十分に仕事をやっていただける助役、あるいは収入役、教育長であるというふうに信じてご提案申し上げるところでございます。

そして、この新体制の発足にあわせまして、私が公約で掲げさせていただいておりました、まだ仮称でございますけれども、「市役所改革推進室」を7月の7日から立ち上げていきたいというふうに考えているところでございます。
この推進室のスタッフというのは、局長職以下8人の体制で、行政改革、あるいは公約の進行管理、報道対応などを担当させていただくとともに、年内に発足させますところの第三者機関と連携を図りながら、新しい時代の市役所のあり方を検討することにしていきたいというふうに考えているところでございます。

「市長交際費の執行状況の公開について」

より開かれた市政の推進を図るという一環といたしまして、市長交際費の執行状況を、市政情報センターおよび市長のホームページにおいて公開するということにいたしましたのでお知らせをさせていただきたいと思います。

これは、交際費についての透明性を高めるということ、市政に対するご理解、そして信頼といったものを深めてまいりたいということで行うものでありまして、お祝いだとか、あるいは香典、生花、各種の懇談会の会費などに区分をいたしまして、支出をいたしました日付と金額、支出項目を掲載いたしたいというふうに考えているところでございます。

まずは、私が市長に就任いたしました日から6月30日までの交際費については、今月の中旬に公開できるように現在準備を進めているところでございます。

配布資料

質疑内容

「就任後約1カ月たっての感想について」

読売新聞

間もなく就任から1カ月ということなのですけれども、細かな作業もいろいろやっておられるかとは思うのですが、これまで上田さんが置かれた状況と一番違うというところは、弁護士をなされていまして、ある意味では個人的にいろいろやってこられたという部分が多いと思うのですけれども、実際にこういう大きな組織に入って、しかも長として入って、その違いといいましょうか、それを今まさに実感しているところではないかなと思うのですが、その辺のことをちょっとお聞きしたかったのですけれども。

市長

ご質問の趣旨はよく分かります。私が、大きな組織に、ぽつりと独りで入ってきて、非常に新しい経験をたくさんさせていただいているというのが率直な気持ちであります。何といっても組織でありまして、今まで、弁護士の場合には依頼者との関係で、法的なルールにのっとって一生懸命自分で調べて何でもやると、こういうふうな仕事であったわけでありますが、まさに市役所組織を十分に知り尽くした上で、それを使いこなすと言ったらおかしいですが、全員の力を集約して市民へのサービスに当たるという仕事でありますので、まずは全体を本当に知り尽くすという努力をしなければならないというのが今の率直な感想でありまして、たくさんの方々からいろんなレクチャーを受けながら、組織というのはこうやって動いているのだ、あるいはここの組織はこういうことをやっているのだというようなことを勉強するのが精いっぱいな状況でございます。

その中でも、私のこの選挙期間中に掲げましたいろいろな公約をスタッフの皆さん方が理解してくれていて、一生懸命いろいろな資料を集めて、どのようにすれば実現できるのかという視点で組織的に対応していただいているということを日々実感しながら、やはり大変なパワーがこの組織にはあるというふうに私は思いますし、本当に優秀な職員の方々が市民へのサービスのために頑張ろうとされているということを実感しながら、その職員の皆さん方のご期待、あるいは市民の皆さん方からいろいろなご期待をちょうだいしているその私がしっかり勉強しなければならないということを日々感じているというところでございます。

「市長交際費の公開について」

北海道新聞

市長の交際費のさっき市長が言われた件ですが、これまではどういうスタイルだったのですか。

市長

今までは情報公開の対象になっておりましたので、聞かれればお答えするということ、あるいは消極的な開示ということだったと思いますが、これからは積極的に情報をご提供するということでご理解いただきたいと思います。

北海道新聞

日付、金額、支出項目、要するに出席者とかそういうこれまで黒塗りになっていた部分、そういうのはこれまでどおりということですか。

市長

そうですね、特にお見舞いなどについては、病気をされていること自体、個人の情報ということになると思いますので、そこら辺は差し支えがあるということで、項目ということにさせていただいているところであります。

「職員による議員の質問の代筆について」

北海道新聞

間もなく臨時議会、それから定例議会が始まるのですが、今、道議会でもいろいろ議会改革をしようという動きがありまして、市長の公約の中を見ますと、例えば職員の方の質問の代筆を禁止するとかというのがあったのですけれども、新しい議会との関係の中で市長はどうお考えなのか、この公約をどうされるのかを含めてお聞きしたいと思います。

市長

職員が質問者の質問を代筆するというようなことを公約にすること自体が不思議な感じがいたします。

施政方針のフレームのときにもそれはあえて挙げなかったのですけれども、それはあまりにも当たり前なことでありますので挙げなかっただけでありまして、当然、代筆などということは、職員にはそんな時間があるなら本当にしっかりほかの仕事をしていただきたいというふうに思うのが市民の感情だというふうに思いますし、議会の議員の方々にも失礼に当たるというふうに私は思いますので、職員には、そのようなことがもし仮に従前あったとすれば、それはおやめになった方がよろしいですよというふうに、私の方では申し上げているところであります。

「円山動物園のサルの譲渡について」

TVh

新聞でも最近報じられているのですが、円山動物園のサル問題なのですけれども、サルが過剰になったということで施設の方に譲渡するというのは行政の都合ではないかと指摘する一部の声もあるのですが、上田市長はどのように今後この問題をとらえていかれるのかというのをお願いします。

市長

サル山の管理の問題として、飼育をできる限界というものを超えたという状況をつくったこと自体には少し問題があろうかというふうに思います。適切な避妊とかそういう医療行為をすることによって、増え過ぎないといいますか、数を管理するというのが求められるべき管理の姿かなというふうに基本的には私は思います。これからはそのようにしていこうというふうなことも今検討させていただいているところであります。

譲渡の問題で、今いろいろ動物愛護団体からもご質問あるいは要望があるというようなことを私も承知をいたしておりますし、現に私あての要望書も検討させていただいているところであります。

しかしながら、この問題は、動物実験といいましても、そのこと自体非常に悩み深い問題はあります。ただ、誤解のないように申し上げておきますけれども、今、子供たちが見ているサルそのものが実験の対象になるというものではありません。母集団といいまして、そこで交配をされて出てくる子供たちが実験の対象になると、こういうふうなことでありますので、どれほどの差があるかと言われればつらいところがありますけれども、そういうことに用いたいということで、そういう目的で譲渡をするということにさせていただいているところであります。

そして、これまた、動物実験ということについては非常に、どうなのだというふうに言われれば、自分の飼っているペットをそれに使われて苦しい思いをするという気持ちはもちろんわかります。しかし、国際条約でヘルシンキ宣言というのがありまして、人間の薬をつくる際に動物実験をしなければならないと、こういうことが世界的な約束事でございます。そういう意味では、動物実験というものは人類のためにやむを得ない部分なのかという認識を一つ持つということと、それから、サルというものについては、特に霊長類にしか感染しないというような感染症だとか、あるいは脳神経についての薬品を開発するためには、ぜひとも霊長類、人間と近い関係にあるサルを用いなければ実験ができない、こういうようなこともあるというふうにお聞きいたしております。

その意味で、ヘルシンキ宣言というのがあるそうであります。人間に使用する新薬は事前に十分な動物実験による検討を行うべきであるということがヘルシンキ宣言というものでうたわれているというふうな趣旨もございますし、特に今SARSウイルスなどについても、その原因究明の過程で、そのウイルスがサルを用いていろいろ確定していくというようなこともされているということでもございます。

そういうような現況に基づいて、私は、非常にかわいそうだとかいうふうな気持ちはもちろん持ち合わせているつもりでありますけれども、残念ながらご要望にはお応えできないという立場をとらせていただいているところでございます。

TVh

今おっしゃったようなことというのはじゅうぶん分かるのですけれども、ただ、これが一般市民の感覚的にすごく残念な結果になってしまって、動物園の売り上げとか、今後、経営と言ったらオーバーかもしれないのですが、そこら辺まで影響することも含めて今回そういった決断をされているという形でしょうか。

市長

ええ。やむを得ないかなというふうに考えております。

「CO2削減に向けた今後の取り組みについて」

北海道新聞

市長が就任以来たびたび提言されているCO2削減の問題についてですけれども、この間行った自転車での登庁、今度の5日は週末に当たるのですが、それはどうされるのかというのが1点。あと、以前に市長公用車についてちょっと大き過ぎるなというお話をされていましたけれども、それをこの先どうするのかということをお聞きしたいと思います。

市長

5日は土曜日ですので、登庁は原則的にしないということだと思いますけれども、私はその日もいろいろ日程がございまして、役所には来なければならないということでありますので、自分は役所に来るときにはちゃんと乗ってくると、自転車通勤をしたいというふうに考えております。その後は、時間の関係がありますので、どこかへ行ったり来たりするのは公用車を使わなければならないのですけれども、登庁は自転車でまいりたいというふうに考えているところであります。

それから、公用車でございますけれども、今3,990ccという大きな車に乗っておりますけれども、ハイブリッド車に替えるということを既に内部的には決定しておりまして、近々入れ替えをするというふうな予定にさせていただいているところでございます。CO2は半分ぐらいになる予定でございます。

それから、こういう格好をしてですね、エコスタイルでどんな効果が上がるのかというようなことも環境局の方に調べていただきましたけれども、大体ですね、灯油にいたしまして1万9,000リットルぐらいを消費したときに排出される二酸化炭素と同じぐらい節減できるというふうに言われているところであります。7月、8月の2カ月間で約13トンの二酸化炭素の排出を抑制できるという計算でございます。そういう意味では、こういう格好をさせていただくということでも二酸化炭素抑制に十分貢献できるというふうに考えているところであります。

「住基ネットについて」

NHK

多分途中経過になるかと思いますが、毎回聞かせていただいていますけれども、住基ネットの選択制の方はどんな状態になっていますか。

市長

前回の記者会見のときにもお話を申し上げましたけれども、その後、総務省の片山大臣とお目にかかった際に少しお話をさせていただきました。特にセキュリティーの問題について不安が残るという市民の方々の気持ち、そのことについて私は真摯(しんし)に受けとめて対応していかなければならない、そういう法律上の義務を負っている立場といたしましては、慎重にこの問題について、心配があるのかないのか、そういったことについてしっかり調査をさせていただくということについて、総務省の片山大臣の方からも、どうぞご検討くださいと、こういうふうなお話をちょうだいいたしているところであります。

現在、長野県の審議会が調査報告書を出しましたけれども、その調査報告書に基づいて、指摘をされていることについて長野県の審議会の委員の理事者の方々と総務省で住基ネットのセキュリティーについて担当されている技術者の方々と討論会をやられるというふうにお聞きいたしております。「今月中に」というふうにおっしゃっておられましたので、6月末までにそういうことが行われるというふうにお聞きしておりましたけれども、公開でやるというふうにお聞きしていたのですが、まだその情報が入ってきておりませんので、そこで得られた討論の結果等も踏まえて私どもも慎重に議論を重ねていきたいというふうに考えているところであります。

共同通信

そこまでにどうこうというふうな時間的なことはまだ何も決まっていないですか。

市長

はい。時間的なことは何も。そんなに慌てて考えるべきことでもなくて、じっくり市民の方々の意見も聞きたいし、私どももセキュリティーの問題を中心に検討していきたいというふうに思っております。

「肉付予算について」

毎日新聞

政策予算の関係なのですけれども、今現在の状況についてお聞かせください。

市長

大体固まりつつありますけれども、7日にその点については発表させていただきますので、そのときまでお待ちいただきたいというふうに思います。

「懲戒処分などの公表基準について」

共同通信

懲戒処分についての公開というか、マスコミなどに出す基準というのは、今回、市教委の問題もありましたけれども、見直すとかそういうことはお考えですか。

市長

教育委員会の場合はいろいろなことを考えて、言われておりますように、被害者の方のプライバシーの問題等を理由に具体的なことはあまり公表しないというような方針をとっていたようでございますけれども、それに対してもいろいろな市民の方々からのご批判等もあるようであります。どういうことが一番いいのか、これは、結論は出ておりませんけれども、検討していかなければならないのかなということはございます。

共同通信

ほかの市町村は、原則懲戒処分は公開というところが多いようですが、それに比べて札幌は遅れているというふうなことはありませんか。

市長

それも含めて検討させていただきたいと思います。

(以上)

この内容については、重複した言葉遣いや、明らかな言い直しがあったものなどを整理した上で作成しています。

(作成:札幌市広報課報道係)

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