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更新日:2012年4月9日

スノーホッケーのルール

コート

コートは、縦30メートルから36メートル。横24メートルから28メートルの長方形。

縦3メートル、横6メートルのゴールエリアを両エンドラインに設ける。

コートの図面

用具

レッツ

プラスチック製のミニスキー。長さは41センチメートルから45センチメートル。

スティック

木製のスティック。長さは95センチメートルから98センチメートル。

ボール

オレンジ色の軟式プラスチックボール。直径6センチメートルから7センチメートル。

ゴール

縦1.5メートル、横2メートルの鉄製。

競技者の人数

競技者の数は7名によって編成する。

原則としてフォワード3名、ハーフ2名、バック2名にするがメンバーの配置は自由。

競技者の交替は何回でもできる。競技停止時、主審に交替の通告をし、合図でセンターラインのところからコートに入る。

審判

主審1名、副審1名の計2名で行う。

主審はゲーム中規則に従って判定を下し、ゲームの進行についての全責任を負う。副審は主審を補佐する。

競技者が乱暴な行為、著しく不正なプレーや口ぎたないまたは、侮辱的な発言を行ったと判断した場合には退場を命じることができる。

競技時間

前半15分、後半15分、ハーフタイム5分とする。

ただし事故その他の理由により、空費された時間があれば、前半、後半を問わず主審の判断で競技時間をそれぞれ延長する。

作戦のためのタイムアウトは前・後半それぞれ1回ずつで、時間は60秒とする。主審に要求できるのは監督とコーチだけで競技の停止中のときにとれる。

競技の開始

最初、トスによってコートを決定する。

ゲームは、センターマークの位置で両チームの競技者のフェースオフにより開始する(ブレードの先端を向かい合わせるように構えさせ、その間にボールを素早く落とす)。

フェースオフをする競技者以外は、3メートル以上離れなければならない。

得点

ボールがゴールラインを完全に通過し、ゴールに入ったら得点となり1点を与える。

時間内で得点の多いチームが勝ちとなる。

同点の場合は両チームゲーム終了時の7名により、ゴールマークからのヒット(ゴールを守るもの1名。ボールを打つものはゴールマークから3メートル離れたところから打つ)の得点数により決定する。

大会によっては、大会規定で5名によるゴールマークからのヒット合戦や抽選もあり得る。

得点後のゲームの再開

センターマークからのフェースオフによってゲームを再開する。

ハーフタイム後のゲームの再開

コートを交代し、センターマークからのフェースオフによって再開する。

ボールがコートの外に出たときのゲームの再開

サイドラインの外に出たとき

ボールが出た地点の線上にボールを置き、ボールを最後に触れた競技者の相手側のチームのサイドヒットによってゲームが再開される。

  • サイドヒットした者は続けてボールに触れてはならない。違反をした場合は触れた地点から相手チームのプレースヒットになる。相手チームの競技者は3メートル以上離れなければならない。
  • 審判のホイッスルの合図の後5秒以内にヒットしなかった場合(オーバータイム)は相手のプレースヒットになる。
  • 空振りをしても5秒以内であればスティックにボールが当たるまで打ち直してよい。
  • 空振りしたときに相手チームが3メートル以内に入ったときは、ゲームを止めてもう一度5秒の権利を与えてやり直す。

ゴールラインの外に出たとき

守備側が最後に触れた場合は攻撃側のコーナーヒットでゲームが再開される。

  • コーナーヒットした者は、続けてボールに触れてはならない。違反をした場合は、触れた地点から相手チームのプレースヒットになる。
  • 相手チームの競技者は3メートル以上離れなければならない。
  • 審判のホイッスルの合図の後5秒以内にヒットしなかった場合(オーバータイム)は相手のプレースヒットになる。
  • 空振りをしても5秒以内であればスティックにボールが当たるまで打ち直してよい。
  • 空振りしたときに相手チームが3メートル以内に入ったときは、ゲームを止めてもう一度5秒の権利を与えてやり直す。

攻撃側が最後に触れた場合は守備側のゴールヒットでゲームが再開される

  • ゴールヒットした者は、続けてボールに触れてはならない。違反をした場合は、相手チームのプレースヒットになる。ただし、ゴールエリア内で続けてボールに触れた場合は相手チームのゴールマークヒットとなる。
  • 相手チームの競技者は3メートル以上離れなければならない。
  • 審判のホイッスルの合図の後5秒以内にヒットしなかった場合(オーバータイム)はゴールマークでのフェイスオフになる。その場合、両チームともフェイスオフに参加しないプレーヤーは3メートル以上離れる。
  • 空振りをしても5秒以内であればスティックにボールが当たるまで打ち直してよい。
  • 空振りしたときに相手チームが3メートル以内に入ったときは、ゲームを止めてもう一度5秒の権利を与えてやり直す。

フェースオフになる場合

フェースオフとは両チーム1名ずつの競技者が向かい合いその間に主審がボールを落とすこと。

  • (a)ゲーム開始の時、及び、得点後のゲーム再開のとき。
  • (b)雪などのためにボールが不明になったとき。ゼッケンやレッツにボールが入ったときもこれに準ずる。
  • (c)両チームのプレーヤーが同時に不正・不法行為を犯したとき。ボールに密集しているところでプレーヤーが転ぶなど危険な状態になったとき。
  • (d)ゴールヒットのとき5秒以上保持したとき。
  • (e)ゴールエリア内でボールを5秒以上保持したとき。

※b及びcは生じた地点で行う。d及びeはゴールマークで行う。

※フェースオフをするプレーヤー以外は、3メートル以上離れなければならない。

不正・不法行為

プレースヒットになるもの

  • スティックで相手をたたく、たたこうとする、引っ掛ける等危険な行為をしたとき(インターフェア)
  • ボールを手でつかむ、拾い上げる、投げることをしたとき。(ホールディング)
  • スティックを持たないでプレーしたとき。(ノースティック)
  • 相手を押す(プッシング)、つまずかせる(トリッピング)等乱暴なプレーをしたとき。
  • 転んだままプレーをしたとき。(フォールプレー)
  • レッツ(スキー)でボールをけったとき(キッキング)
  • 雪上のボールを手で止めたとき。(ハンド)
  • スティックを腰より高く上げたとき。(ハイスティック)
  • ヒット時に違反があったとき。
  • ゴールエリア内に攻撃側の競技者が入ってプレーしたとき。(インターフェア)
  • プレースヒットした者が続けてボールに触れたとき。
  • プレースヒット、サイドヒット、コーナーヒット、ゴールヒットのときボールを保持したチームが審判のホイッスルの合図のあと5秒以内にヒットしなかったとき。(オーバータイム)

プレースヒットの時、相手チームの競技者は3メートル以上離れなければならないが、ゴールポスト3メートル以内で守備側が不正・不法行為を犯した場合ゴールエリア内で守備するプレーヤーはゴールライン上に位置することができる。

ゴールエリア外からシュートを防ごうとしてスティックを投げる、またはハイスティックをした時、ゴールに入らないときはすべて、反則をした場所でプレースヒットとする。ただし、シュートが入ったときは得点を認める。

ゴールマークヒットになるもの

  • ゴールエリア内で、インターフェア、ホールディング、ノースティック、プッシング、トリッピング、フォールプレー、キッキング、ハンドの不正・不法行為を守備側が行った場合。
  • ゴールエリア内に守備側が2名以上入ってプレーをしたとき。(オーバープレーヤー)
  • ゴールヒットをした者が、ゴールエリア内で続けてボールに触れたとき。
  • 監督・コーチまたはプレーヤーが故意に競技の進行を妨げたり攻撃する意志がないと判断したとき。

ゴールマークヒットした者は続けてボールに触れてはならない。違反をした場合は触れた場所からのプレースヒットとなる。

守備側はゴールマークから3メートル以上離れなければならない。守備側の1名は、ゴールエリア内で守ることができる

コーナーヒットになるもの

  • 守備側がボールをゴールラインの外に出したとき。
  • ゴールエリア内で守備側がハイスティックの反則を犯したとき。

シュートを受けるときに、ハイスティックをした場合、ボールがゴールに入ったときは得点を認める。

ボールがゴールに入らなかったときはコーナーヒットとなる。

振り回しについて

  • 自然な構えで打ったときに、構えた体の胸のラインより背中側にブレードが出たと判断したとき、危険行為として反則となる。(バックスイングのみ)
  • フォロースルーは構わないが、相手に当たったときには危険行為として反則となる。
  • 体が静止している状態で体が静止している状態でボールを打とうとするときに、片足を雪面から上げてヒットしたときは、危険行為として反則となる。

空振りについて

  • 空振りは1打と見なさない。

空振りをしても5秒以内であればスティックにボールが当たるまで打ち直してよい。

空振りしたときに相手チームが3メートル以内に入ったときは、ゲームを止めてもう一度5秒の権利を与えてやり直す。

ゴールマークヒットのときに限り、空振りはノーゴールとして、ゴールマークからの相手によるプレースヒットで再開する。

リフティングについて

  • ハイスティックをしていなければ構わない。

ハイスティックについて

  • ボールに向かっている状態でこの違反が適用される。
  • 走っているときやボールに関係ない場所ではこの反則は適用されない。ただし相手にぶつかった場合はこの限りではない。

ゴールエリアのおさえ

  • ライン上はエリア内とおさえる。従ってラインにボールがかかっていればエリア内からしかボールに触れない。

その他

  • ゼッケンやレッツにボールが入ったときは、その時点でフェイスオフとする。
  • 故意にボールを踏みつけたり、両足ではさんでボールを隠してしまった時もボールが不明になったと考えフェイスオフとする。
  • 手を使うことは、空中のボールを止めることのみ認められるので、故意にたたき落としたり、方向を変えたと認められた場合は、ホールディングが適用される。
  • シュートを防ごうとして、守備側がゴールエリアのかどを飛び越したときはオーバープレーヤーとなる。
  • キッキングは故意であるかどうかに関わらず、つま先にボールが当たったときに適用される。

ヒットの用語

プレースヒット

競技場内(ゴールエリア内を除く)で反則を犯したときに与え、反則した位置にボールを置いて、反則された側がヒットする。

サイドヒット

ボールが完全にサイドラインを越えて出たとき、その地点の線上にボールを置き、ボールに最後に触れた相手側のチームがヒットする。

コーナーヒット

守備側がゴールエリア内でハイスティックの反則を犯したとき、守備側がボールをゴールラインの外に出したときは、攻撃側がコーナーエリア内にボールを置いてヒットする。

ゴールヒット

攻撃側がボールをゴールライン外に出したとき、守備側がゴールエリア内にボールを置いてヒットする。

ゴールマークヒット

ゴールエリア内で守備側が、インターフェア、ホールディング、ノースティック、プッシング、トリッピング、フォールプレー、キッキング、ハンドの不正・不法行為を犯したとき、攻撃側がゴールマークからヒットする。

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