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夏の時期における気温上昇(気温30度を超えるなど一定の気象条件が重なった場合)に伴い、自動火災報知設備の作動(非火災報)が多発する恐れがあります。
主な原因は木造の共同住宅の屋根裏(小屋裏)に熱がこもり温度が上昇することで自動火災報知設備が作動(非火災報)するものです。
気温上昇により屋根裏の感知器が作動しないよう、天井の点検口を開けて換気を行うなどの対応をお願いします。
「気温上昇に伴う自動火災報知設備の作動(非火災報)にご注意!」(PDF:252KB)
火災により発生する熱や煙を感知器が自動的に感知し、ベルなどの警報音を鳴らして建物内の人たちに知らせる設備をいいます。
「非火災報」とは、自動火災報知設備の感知器が火災以外の熱や煙等により作動し、ベルなどの警報音が鳴ることをいいます。
気温の上昇が続くと主に屋根裏(小屋裏)は熱がこもりやすく夏の強い日差しにより相当の高温となり感知器が作動すると考えられます。
特に積雪寒冷地である札幌市においては、無落雪型屋根が多く、雪が溶けやすいように黒色系に塗装されているため、屋根裏に熱がこもりやすくなっています。
小屋裏に設置された感知器の画像(真横から撮影)
小屋裏に設置された感知器の画像(真下から撮影)
対策1:気温上昇による屋根裏の感知器が作動しないよう天井に設置されている点検口を開けるなど換気を行ってください。
対策2:屋根裏の感知器の種別が、「差動式スポット型感知器2種防水型」または「定温式スポット型感知器1種防水型(公称作動温度70~75℃)」のいずれかになっていることを確認してください。(消防設備業者等に確認してもらってください。)
「建物内に煙が充満していないか」、「焦げ臭い匂いがないか」などを確認し、火災の発生のおそれのない場合は建物の管理会社もしくは消防設備業者に連絡し対応してください。
なお、火災かどうかわからない時は119番通報してください。
猛暑により屋根裏(小屋裏)の温度が上昇、一定温度に達して感知器が作動することは自動火災報知設備及び感知器の正常な働きとなり、機能上の誤作動ではありません。
所有者のみなさま、管理会社のみなさまにおいては、非火災報が発生した場合の対応方法等(消防設備業者への連絡体制など)について確認をお願いいたします。
また、火災の発生のおそれがない場合で、やむを得ずベルなどの警報音を停止する場合は、その機能が復旧されるまでの間、監視や巡回を行うとともに、居住者のみなさまへ周知をお願いいたします。
居住者のみなさまにおいては、非火災報でもベルなどの警報音が鳴りますが、うるさいなどを理由にベルの停止や自動火災報知設備の電源の遮断は行わないようにお願いいたします。これは、本当の火災の時、逃げ遅れる可能性があるためです。
なお、自動火災報知設備の受信機を操作する場合は、消防設備士など機能上の知識を有している人が行うことが必要です。
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