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令和5年中における札幌市内の特殊詐欺被害の発生件数は76件、被害金額は約2億1,200万円で、令和4年と比較しますと被害件数は112件(59.6%)、被害金額は約4億7,200万円(69.0%)減少しました。
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令和元年 |
令和2年 |
令和3年 |
令和4年 | 令和5年 |
件数 |
94件 |
85件 |
68件 |
188件 | 76件 |
被害金額 |
207,198,782円 |
290,063,046円 |
392,342,126円 |
684,023,965円 | 212,084,782円 |
令和6年7月末の札幌市における特殊詐欺を主な手口別でみてみますと、前年同期に比べ、架空請求詐欺件数が5件増加、金融詐欺件数が1件(4,599,000円)増加しています。
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令和6年7月末 |
令和5年7月末 |
増減数 |
増減率 |
オレオレ詐欺 (件数) |
6件 |
13件 |
-7件 |
-53.8% |
(被害金額) |
30,590,000円 |
30,005,000円 |
+585,000円 |
+1.9% |
預貯金詐欺 (件数) |
2件 |
4件 |
-2件 |
-50.0% |
(被害金額) |
249,000円 |
11,405,168円 |
-11,156,168円 |
-97.8% |
架空請求詐欺 (件数) |
13件 |
8件 |
+5件 |
+62.5% |
(被害金額) |
32,244,122円 |
63,085,000円 |
-30,840,878円 |
-48.9% |
交際あっせん詐欺 (件数) |
0件 | 0件 | ±0件 | - |
(被害金額) | 0円 | 0円 | ±0円 | - |
融資保証金詐欺 (件数) |
1件 | 1件 | ±0件 | 0.0% |
(被害金額) | 153,000円 | 525,000円 | ‐372,000円 | -70.9% |
金融商品詐欺 (件数) |
2件 | 1件 | +1件 | +100.0% |
(被害金額) | 4,999,000円 | 400,000円 | +4,599,000円 | +1149.8% |
ギャンブル詐欺 (件数) |
0件 | 0件 | 0件 | - |
(被害金額) | 0円 | 0円 | 0円 | - |
還付金詐欺 (件数) |
4件 |
11件 |
-7件 |
-63.6% |
(被害金額) |
6,295,183円 |
11,586,141円 |
-5,290,958円 |
-45.7% |
キャッシュカード 詐欺盗(件数) |
1件 |
6件 |
-5件 |
-83.3% |
(被害金額) |
0円 |
8,276,000円 |
‐8,276,000円 |
-100.0% |
その他の特殊詐欺 (件数) |
1件 | 0件 | +1件 | - |
(被害金額) | 200,000円 | 0円 | 200,000円 | - |
合計件数 |
30件 |
44件 |
-14件 |
-31.8% |
合計被害金額 |
74,730,305円 |
125,282,309円 |
-50,552,004円 |
-40.4% |
息子や孫を装って電話で助けを求め、金銭等を要求する手口です。
(例)
「会社のお金が入ったカバンを盗まれた。今日中に取引先に支払いをしないといけない」
「不倫相手を妊娠させてしまい、示談金が必要」
などと話します。時間がないことを強調して焦りを誘い、正常な判断力を奪います。
役所の職員などを装って電話をかけ、医療費や保険料の払い戻しがあると偽って口座に現金を振り込ませる手口です。
(例)
「医療費の還付金がある」
「書類を送っていたが、期日までに手続きがされなかったので電話をした」
「今日中に手続きをしないと還付金を受け取ることができない」
「最寄りのATMに行ってください」
などと、ATMへ行くよう誘導します。相手の指示どおりにATMを操作すると、犯人の口座にお金が振り込まれてしまいます。
!役所の職員がATMでの手続きを促すことはありません!
架空の話をあたかも真実であるかのように巧みに話し、金銭をだまし取る手口です。
(例)
「有料サイトの料金が未払いになっている」
「早急に支払わないと裁判になる」
「コンビニで電子マネーを購入してください」
その他、さまざまな嘘の話で金銭を要求します。
注意!「老人ホームの入居権が当たりました」 電話で、「老人ホームの入居権が当たったが、もし入居しないなら他の人に権利を譲ってほしい」などと持ち掛けられます。 承諾すると、「名義の本人から一時的に支払いを行う必要がある」という内容や、別の人物から「名義貸しは違法なので、裁判になる。避けるためには金銭が必要」という内容の連絡が来るなど、様々なパターンで金銭を要求されます。 |
警察官や金融機関の職員を装い、口座が悪用されているなどと偽って、言葉巧みにキャッシュカードをだまし取り、暗証番号を聞き出して預金を引き出す手口です。
(例)
「口座が不正に使用されている。口座の保護手続きのため、キャッシュカードを確認する必要がある」
「これから自宅に伺い、キャッシュカードを預かる」
などと話し、自宅を訪れます。
その後、
「口座の保護のため、キャッシュカードと一緒に暗証番号を書いた紙を封筒に入れてください」
「手続きが済むまでキャッシュカードを封印するので、封筒に割印が必要」
などと言い、印鑑を取りにその場を離れた隙を見て元から用意していた偽のカード入り封筒とすり替えます。
この時には既に犯人へ暗証番号を知らせてしまっているので、預金が引き出されてしまいます。
!警察官や金融機関の職員がキャッシュカードを預かることはありません!
パソコンやスマートフォンでインターネットを閲覧しているとき、突然「ウイルスに感染しています」などの偽のセキュリティ警告画面が表示され、「サポートセンター」などを称する電話番号に連絡するよう促されます。
電話をかけると、「ウイルス除去料」「サポート料」の名目で代金の支払いを求められ、クレジットカードや電子マネーでの決済を要求されます。
○「詐欺電話がきたら#9110(警察相談ダイヤル)」
突然の電話でお金に関する話が出る、身に覚えのない請求が来るなど、不審に思ったらすぐ警察や周囲に相談しましょう。
○家族と協力して対策しましょう
家族と別居していてもこまめに連絡を取っていると、家族を装った電話の不自然さに気づきやすくなります。
また、合言葉を決めておくことも有効です。
○固定電話の着信には注意
特殊詐欺の被害のほとんどが、固定電話への連絡から始まっています。
普段から留守番電話にしておいて相手のメッセージを聞いてから出る、迷惑電話防止機器を設置するなどの対策をしましょう。
※数値は北海道警察本部生活安全企画課提供
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