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更新日:2020年3月24日

今すぐできる!生ごみダイエット(テキスト版)前編

1.オープニング

 

〈スタジオにMCと3人の外国人ゲストがいます〉

(MC)
みなさんこんにちは!このDVDは、みなさんが生活していく中で必ず出る「生ごみ」の問題を、ゲストの方と、みなさんと一緒に考えていくDVDです。生ごみってどのくらい出ているの?減らし方は?減らすといいことあるの?など、知っているようで意外と知らないことも多くあるはずです。DVDを見て、一人ひとりが生ごみを減らすやり方を考えていきましょう。
では、生ごみの減らし方を一緒に考えてくれるゲストの方々をご紹介します。アメリカから来たデレイナさんです。

 

 

(デレイナ)
デレイナと申します。2人の子どもがいます。よろしくお願いいたします。

 

(MC)
続いて、マルタから来たダミアンさんです。

(ダミアン)
ダミアンです。よろしく。

(MC)
マルタという国は、どのあたりにあるんですか?

(ダミアン)
マルタはイタリアの南の位置する島国です。良い国ですよ。

(MC)
続いて、中国から来たセキさんです。

(セキ)
セキです。北海道大学に留学しています。よろしくお願いいたします。

(MC)
みなさん、よろしくお願いしますね。

 

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2.家から出るごみってどのくらいあるの?

 

〈スタジオにて〉

(MC)
さっそくですが、みなさんは札幌市の家庭から出るごみの量がどのくらいなのか知っていますか?

 

(セキ)
どのくらいだろう。かなり多そうですね。

(MC)
1年で約41万トン、これは札幌ドーム2.6杯分もの量なんです。次はこちらのグラフをご覧ください。ごみの中でも1番多いのは燃やせるごみなんです。みなさんは、燃やせるごみとしてどんなものを捨てていますか?

(ダミアン)
ティッシュとか汚れた紙とかかな。

(デレイナ)
うちは生ごみがすごく多いです。

(MC)
次は、このグラフをご覧ください。これは、燃やせるごみの中身を示したものなんですが、1番多いのが生ごみで、およそ半分を占めています。

(セキ)
紙よりも生ごみの方が多いなんて知らなかったです。

(MC)
ごみを減らすためには、この生ごみを減らすことがポイントなんです。

 

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3.どうして生ごみを減らさなければいけないの?

〈スタジオにて〉

(MC)
みなさんは、燃やせるごみがどうなるのか知っていますか?

(ダミアン)
朝、ごみ収集車が集めているのは見たことがあるけど、その後はどうなっているのかわからない。

(MC)
そこで今回、セキさんにごみ収集の様子を見て行ってもらいました。セキさん、行ってみてどうでしたか?

(セキ)
わたし、ごみ収集を体験してきました。とにかくすごかったんですよ。みなさんも一緒にご覧ください。ではVTRどうぞ。

〈VTR/朝のごみステーションにセキがやってきました〉

(セキ)
ごみステーションに来ました。ごみがたくさんありますね。見てください。みなさん。

(ナレーション)
ごみの日にはこんなにたくさんのごみが捨てられているんですね。
このごみは収集車によって回収されていきます。

(セキ)
すいません、ちょっとごみを持たせていただいてよろしいですか?
(セキが燃やせるごみが入った袋を持って)
結構重いですね、臭いもすごいですね。

(ナレーション)
みなさんはなぜ燃やせるごみが重たくて臭いもするのかわかりますか?

〈セキが西清掃事務所前田副所長にインタビュー〉

(セキ)
燃やせるごみって重たいし、臭いもずいぶんしますね?

(前田副所長)
燃やせるごみが重たいのは、生ごみの水分が原因なんです。生ごみはほとんどが水分ですので、生ごみの水分を減らすことで、ごみは軽くなりますし、臭いも少なくすることができます。

(ナレーション)
ごみを収集した後は水をまいて、生ごみの水分で汚れたごみステーションをきれいにします。

〈清掃工場にごみ収集車が入っていく場面に切り替わって〉

(ナレーション)
清掃工場にたくさんのごみ収集車が集まってきました。

(セキ)
はい、みなさん、清掃工場にやってきました。こちら見てください、すごく広い場所ですね。
ごみ収集車がたくさん来ています。

(ナレーション)
集まってきたごみ収集車の中はどうなっているのでしょうか?

(セキ)
みなさん見てください、ごみと一緒に水がたくさん流れてきますね。
やっぱり生ごみって水分がすごく多いですね。

〈スタジオに戻って〉

(MC)
今、ごみ収集のVTRを見ていただきましたが、いかがでしたか?

(ダミアン)
思ったより生ごみの量が多くてびっくりです。

(デレイナ)
ほとんどが水分だなんてびっくりです。働いている方もすごく大変そうですね。

(セキ)
収集している人の話では、生ごみの中には食べ残しや、買ったまま開けていないものもずいぶん入っているそうですよ。

(ダミアン)
確かに、冷蔵庫に入ったままで気がついたら腐っていることもあるね。

(デレイナ)
それは、もったいないことですよね。

(MC)
家庭から出る生ごみは、ほんの少しの心がけで減らすことができそうですよね。

(ダミアン)
生ごみが減れば、臭いも減って、ごみステーションもきれいになるね。

(デレイナ)
そうですね、有料の指定ごみ袋の節約にもなって、お財布にもうれしいわ。

(MC)
でも、生ごみが減って良いことって、それだけじゃないんですよね?セキさん。

(セキ)
はい。ごみを燃やす清掃工場に行ってきたときに、良い話を聞いたんです。

〈VTR/セキが清掃工場で前田副所長にインタビュー〉

(セキ)
清掃工場って何をしているところなんですか?

(前田副所長)
清掃工場はみなさんの家から出されたごみを燃やして灰にする所です。埋め立てる前にごみの量を少なくするためです。でも、清掃工場の役目はごみを燃やすだけではありません。ごみを燃やす時の熱で電気も作っているんです。清掃工場は発電所でもあるんです。

(セキ)
初めて聞きました。

(ナレーション)
ごみを燃やした熱で水を蒸気に変えて電気を作っているんですね。

(前田副所長)
生ごみの水分が減ると、ごみが燃えやすくなるので、発電量も増えるんですよ。生ごみの水分が札幌市全体で10%減ると、みなさんが家で1年間に使う電気、約1,500軒分ほどの電気が生まれるんです。

(セキ)
そうなんですか。

〈スタジオに戻って〉

(ダミアン)
ごみを燃やしているときに発電しているなんて知らなかった。

(デレイナ)
1,500軒分もすごいですね。

(セキ)
水切りって、なかなか効果がわからないですけど、小さいことでもみんながやれば、大きな効果があるんですよね。

(MC)
そうですね。本当にちょっとしたことなんですが、一人ひとりが減らす努力をすれば、生ごみは必ず減ると思いますね。
ところで、ゲストのみなさんの国では、生ごみを減らすことについてどのように考えていますか?まず、デレイナさんはどうですか?

(デレイナ)
アメリカでもすごい生ごみの量は多いです。もっともっと減らしていく必要があると思います。

(MC)
続いてダミアンさんはいかがですか?

(ダミアン)
この写真を見てください。なんだかわかりますか?

(MC)
なんでしょう?山みたいですね。

(ダミアン)
実はこれはごみ捨て場です。

(MC)
これ全部ごみなんですか?

(ダミアン)
そうですね。前はこうでしたが、今はちょっとだけ減りました。でも、もっともっとごみを減らす努力が必要だと思います。

(MC)
そしてセキさんは?

(セキ)
中国では、日本より料理に使う食料をムダにしていないかもしれません。みなさん、スイカは皮まで食べられるのは知っていますか?

(MC)
あんまり食べないですね。

(セキ)
うちでは、皮の緑の部分をむいて、真ん中の白い部分だけ取って、ユリの根と一緒に炒めたり、サラダを作ったりして、さっぱりした味ですごく美味しいと思いますよ。

(MC)
食べてみたいですね。

 

 

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