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札幌市では、1,000平方メートル未満の狭小公園が密集して存在している地域が多くあります。さらに、これらの公園には似通った遊具が置かれており、公園の機能が重複している状態となっています。こうした公園は、地域住民の年齢構成の変化や、周囲の大きい公園へ利用が集中することなどにより、利用者も少ないのが現状です。
※身近な公園・・・市民の暮らしに密着した公園。主として、徒歩圏の住民を対象として配置される住区基幹公園(街区公園、近隣公園、地区公園)が該当します。公園の種類(街区公園、近隣公園、地区公園)については、札幌の公園緑地の種類について(内部リンク)をご参照ください。
近接する公園での機能重複
写真にある厚別東まめ公園と厚別東キツツキ公園は、20メートルほどしか離れていませんが、滑台と砂場が重複しています。
この課題に対して、札幌市では、公園の機能分担を進めています。これは、周辺の複数の公園を一体的に考え、機能をそれぞれの公園で分担するというものです。
一体的に考える公園のうち、面積の大きい公園を様々な機能を持つ地域の中心的な公園「地域の核となる公園」とし、一方、機能の重複が見られる小さい公園は、公園機能を絞った「機能特化公園」とします。例えば、ベンチやみどりを主体とした「やすらぎ」の機能に特化した公園や、広場を主体とし、地域コミュニティや遊具に頼らない子どもの遊びの場として利用できる「広場」の機能に特化した公園などです。
複数公園の機能分担による再整備にあたっては、基本的に地域ニーズを把握しながら検討を進めていきます。
街区公園の機能分担のイメージ
八軒ひかり公園および八軒さくらぎ公園(西区八軒)
円は街区公園の誘致距離(250メートル)の範囲を示しています。
面積の大きい八軒ひかり公園は、遊具などのレクリエーション機能を持つ、地域の中心的な公園として再整備を行いました。一方、狭小公園である八軒さくらぎ公園は、遊具を撤去して、子どもの遊び場としての利用を中心とする「広場」の機能に特化した公園へと再整備を行いました。
地域利用の中心となる公園として、地域ニーズに合った「多面的な機能」を確保しました。
再整備の事例(核となる公園:八軒ひかり公園)
遊戯施設(砂場)を撤去し「広場」の機能に特化した公園へ再整備しました。
再整備の事例(機能特化公園:八軒さくらぎ公園)
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