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遠友夜学校は、国際人として世界で活躍した新渡戸稲造氏が、萬里子夫人とともに、社会に役立つためにと願って、札幌の地に創設した私立の夜学校です。
この学校は、明治27年(1894年)の開校から昭和19年(1944年)の閉校まで50年にわたって、家庭の事情などで勉強がしたくても学校に行けなかった青少年たちに、男女の別なく無料で開かれていました。
明治時代の中ごろに新渡戸稲造の崇高な精神に共鳴し、無給で先生をかって出た友人たちや今の北海道大学の学生たち、そして暖かな援助を惜しまなかった市民の人たちなどに支えられ運営されていました。
新渡戸稲造と遠友夜学校の偉業を広く伝えるため、写真、手紙、図書や遠友夜学校関係の資料を収蔵し記念室を設け展示してきましたが、資料の経年劣化や散逸等について懸念されていたため、北海道大学にて収蔵・展示していくことがもっとも相応しいとの結論に至り、寄贈いたしました。
このほど、北海道大学の協力のもと、遠友夜学校関係資料の一部をデジタル化しました。
デジタルデータ化した資料は、札幌市中央図書館デジタルライブラリーにて閲覧することができます。
遠友夜学校関係資料は、北海道大学大学文書館にて所蔵しており、閲覧も行えます。詳細は北海道大学大学文書館のホームページで御確認ください。
遠友夜学校関係資料(一部)
全66点の関係資料を公開しました。
写真:(左)遠友夜学校学期報「遠友」(昭和9年2月発行)
写真:(下)新渡戸稲造揮毫扁額「With malice to ward none,with charity for all.」(何人にも悪意を抱かず、すべての人に慈愛の心を持って(リンカーン))(昭和6年)
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遠友夜学校関係資料の一部をデジタルデータ化しました。
札幌市では、遠友夜学校の功績を記念室を設け顕彰してきました。
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