南1条通整備事業が全国街路事業コンクールで優秀賞を受賞

事業概要

本事業を含む「南1条通」は、東札幌地区から都心部を経由し、円山地区に連結する重要な幹線道路であり、また、広域避難場所である円山公園への避難路として防災対策上も重要な路線に位置付けられています。本事業はおしゃれな通り通称「裏参道」と呼び親しまれている区間について、ワークショップや意見交換会など地域住民との意見交換を行いながら、道路景観に係る整備内容等を決定し、整備を行ったものです。

表彰理由

「本事業は、道路拡幅や電線共同溝整備を行ったことで、交通渋滞が緩和されただけではなく、車道に整備した停車帯を、夏期は自転車の利用に、冬期は堆雪スペースとして有効に活用するなど、地域の気候風土に対応した街路の有効利用方法を実現したことが高く評価された。また、本事業の整備の中で、車両の走行性を優先していた従前の線形を変更し、あえてクランク状に改良した箇所があり、歩行環境の改善や安全性の向上につながったことが、示唆に富む事例として好評を得た。併せて、隣接する三角の公園も拡大再整備したことで、明るく使いやすくなったと地元住民からも喜ばれ、人が集まる空間づくりに貢献したことも、表彰に値するものである。」（全国街路事業促進協議会）

現道の様子