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昭和57年10月、札幌市豊平区において発生した食中毒は、患者数7,751名にのぼるわが国最大規模のものであった。この原因は、Sストアー開店当時、同店井戸ピットの構造不備により、付近を流れる真栄排水路の汚水または、埋立てられた旧排水路の浸出水のいずれかが、井戸原水に混入し、さらに塩素滅菌装置の一部故障により、井戸浄水までもが、病原大腸菌及びカンピロバクターに汚染されたことによるものであった。札幌市では、この食中毒を機に、飲料水の安全確保を図るため、不特定多数の市民が利用する施設に市水道水を使用させる一方、下水道、河川の環境整備に積極的に取組むなどの方針を打ち出した。その一環として、排水路及び河川の水環境下における水系病原菌などの汚染状況を把握するため、当所では、昭和58年4月から、排水路15地点、河川10地点で採水し、細菌検査及び化学検査を実施したので、ここに1年間の検査結果を報告する。(135-185ページ)
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